そこで様々な出力管の特性を比べてみたのですが、ARITOさんの新型OPTと組み合わせる事が前提
なので、大型出力管では視覚的にも容量的にもバランスが悪く、現在も入手可能なMT管か小型GT管の中
から探してみたら、旧東欧諸国製などの流通がある7591の三結動作が良さそうでした。
この7591は特性的には6BQ5に近く、大きさは6F6や6V6GTとほぼ同じ大きさの小型GT管
ですが、最大定格はこれらの球より一回り大きくて、PP動作にすると倍以上の出力が得られるようです。
ただデータシートを見ると、三結のプレート特性図は載っているのに動作例は記述が無く、その所為か過去
の作例でも三結シングルアンプの製作例は見当たりませんでした。それでも試しにロードラインを引いてみ
たら、出力3W程度なら無理なく得られそうです。
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