晴耕庵の談話室

NO.70



標題:英連邦について(2)

REPORT

2002/2/28

ロンドン憶良さま

  
 私が赴任した頃マレーシアではCommonwealth のスポーツ大会の
開催で騒いでいました。Commonwealthって何だろうと思ったものです。
マレーシアはこれを梃子にオリンピックを開催しようと目論んでいた位
大規模なものでした。その後の経済危機などで実現しませんでしたが。

 その後英連邦について知れば知るほど大英帝国は生きていると思う
ようになりました。旧植民地の電話とか電力のような会社の株は英国
がちゃんと持っています。また、英国人はコモンウェルスのどこへ行っ
ても就労ビザなしで働けるので、英国の若者は働きながら半年から1年
世界中を旅行することができ、良い経験を積むことができます。

 仏教国のミャンマーがなぜ同じ仏教国のタイではなく、イスラム国家
のマレーシアと友好関係にあるのか、も英連邦の存在を知らなければ
わかりません。

                        K.I.


REGARDS

2002/2/28

K.I.さん

コモンウェルス・スポーツ大会やミャンマー(旧ビルマ)にまで触れて
いただきありがとうございます。
旧英領ビルマは第二次大戦後の1948年に独立し共和国となりました
が、それまでは英国の圧政がひどく、反英感情が強かったようですね。
アジアの旧植民地は、英国からの独立という思想と体験で共感性を持
つのでしょう。

貴重なご経験談と情報ありがとうございました。

                      ロンドン憶良


黄昏でない英連邦の絆

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