仮免の赤いLマークを車につけて、免許のある人が同乗すれば、高速
道路に乗らないかぎり、ど素人の憶良氏でも車に乗って郊外へドライブ
できる。
町や村を出ると、たちまちに広々とした畑や牧場や森や林のある丘が
多いのに圧倒される。
「フトンは〇〇」とか「テレビはXXX」といったような看板広告がないから、
自然の景色が素晴らしい。
道路に出てくるのは「馬」「鹿」「牛」の警告サインや、地名、スピードなど
を示した交通標識だけである。
さあ、注意して、注意して。法規も体で覚えよう。
憶良氏が紹介したハイウェイ・コードは、その後改定されているかもしれ
ない。
しかし、人間や動物を車よりも優先させる基本的な姿勢は不変であろう。
ヒューマニズムやユーモア、あるいは「ユトリ」を感じる交通法規と思いま
せんか?
運転をしない方にも、一読をお勧めします。
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