UKを知ろう


エリザベス女王の千年紀アピール(Millennium Appeal)


全労働者よ!時給相当額を21世紀の子供たちに寄付しよう!




1999年10月31日のBBC NEWSでは、エリザベス女王がパトロンに
なって、21世紀の子供の基金『Childrens Promise』に、全勤労者は
収入の時給相当額を寄付しようと呼びかけています。
女王の推定時給は4000ポンド(約70万円)になるそうです。
年末までに集められた資金は、七つの基金に配分されるそうです。
(配分される基金の明細は知りませんが、多分身体障害児や遺児育英
資金などでしょう)



どのくらい寄付が集まるのか分かりませんが、女王が21世紀の子供たち
のために率先してこのような基金を募集するのは流石と感心します。

今日本では少子化が問題となり、21世紀の発展が懸念されています。
また学級崩壊や児童虐待なども問題となっております。
結婚適齢期の若い人達の間に、21世紀の社会不安を案じて、「結婚し
ない」「子供を作らない」という風潮も見られます。

日本の為政者やビジネスのリーダーたちは、はたして国家百年いや、千
年の大計を見据えているのでしょうか。
21世紀の子供達に、壮大な千年紀のツケ(Millennium Debt)を残し
てはいないでしょうか。

日本でもどなたか高い身分と収入の方が、このような子供たちのための
千年紀アピールをしてほしいものです。

UKでは王室の存在意義がまだまだ評価されているだろうと感じました。
王室の側近が優れているのでしょう。
皆さんはどう受け取りましたか。


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