カタールは、アラビア半島にありペルシャ湾に突き出た広さ1万km2の小国で国土の大半は砂漠です。カタールの歴史は比較的新しく、18世紀半ばに現首長国が成立。1868年に現首長のルーツであるサーニ族が支配を確立し現在に至っています。ただし、19世紀にはオスマン・トルコ、第一次大戦後はイギリスの支配下に置かれました。独立を達成したのは1971年で、翌72年には無血クーデターでハリファ首長が誕生し、95年には息子であるハマド皇太子が首長に就任し実権を握りました。国家収入の大半は石油で、世界最大級の天然ガス油田をも抱え、国民一人当たりの国民総生産が高く教育の無料化なども実現されています。
このカタール国から1998年に昆虫20種を描いた美しい連刷切手が発行されました。
State of Qatar カタール国
1998.7.20 昆虫切手
コシブトハナバチの一種 Amegilla nubica (コシブトハナバチ科) |
オサモドキゴミムシの一種 Anthia duodecimguttata (ゴミムシ科) |
ナナホシテントウ Coccinella septempunctata (テントウムシ科) |
クロオオアリの一種 Camponotus xerxes (アリ科) |
メンガタスズメ Acherontia styx (スズメガ科) |
ヨロイゴミムシダマシの一種 Pimelia arabica (ゴミムシダマシ科) |
キアシハナダカバチモドキの一種 Stizus marnonis (ドロバチモドキ科) |
ケラの一種 Gryllotalpa gryllotalpa (ケラ科) |
トノサマバッタ Locusta migratoria (バッタ科) |
サイカブトの一種 Oryctes elegans (コガネムシ科) |
キョウチクトウスズメ Daphnis nerii (スズメガ科) |
ワモンゴキブリ Periplaneta americana (ゴキブリ科) |
シオカラトンボの一種 Orthetrum chrysostigma (トンボ科) |
オサムシの一種 Scarites guineensis (オサムシ科) |
アラブゼミ Platypleura arabica (セミ科) |
ゾウムシの一種 Ammocleonus aschabadensis (ゾウムシ科) |
ウスバカマキリ Mantis religiosa (カマキリ科) |
オサムシの一種 Brachinus nobilis (オサムシ科) |
メスアカムラサキ Hypolimnas misippus ♀ (タテハチョウ科) |
オオハサミムシ Labidura riparia (オオハサミムシ科) |