ニジェールの昆虫切手

ニジェールはアフリカの内陸国で、陸地面積の対する耕地面積の割合が3%で、国土の大半が砂漠です。そのため、ヨーロッパ人の来訪も遅く、本格化したのは19世紀です。1922年にフランス領西アフリカとなり、以来フランスの支配が30年以上に及び、1958年にフランス共同体内の共和国となり、1960年になって独立しました。独立後は1974年を皮切りに数次に亘って軍事クーデターが繰り返され、1989年に民政に移管され1993年に初の民主選挙でウスマヌ大統領が誕生しました。しかし1996年に再び軍事クーデターが起きました。1996年、選挙によりメナサーラ大統領が誕生以降は、落ち着きを取り戻しています。
1985年にニジェール共和国から発行された切手5種の中に昆虫を描いた2種が含まれています。
1987年には昆虫切手3種が発行されました。
目打ちの部分にまで図案が描かれ通常の切手とは感じが異なりますが、図案はトックリバチが巣と共に描かれ、カマキリも葉の上の巣と共に描かれており、それなりの味わいがあります。
2000年には昆虫切手6種が発行されました。

Republic of Niger ニジェール
1985 動物切手
バッタの一種
Oedaleus oedaleus
(バッタ科)
ホシカメムシの一種
Dysdercus volkeri
(ホシカメムシ科)


1987.3.26 昆虫切手
カマキリの一種
Sphodromantis sphodromantis
(カマキリ科)
トックリバチの一種
Eumenes eumenes
(スズメバチ科)
ハンミョウの一種
Cicindela cicindela
(ハンミョウ科)


2000.10.27 昆虫切手
ゴミムシダマシの一種
Stenocara eburnea
(ゴミムシダマシ科)
カメムシの一種
Chalcocoris anchorago
(カメムシ科)
オオタマオシコガネの一種
Scarabaeus aeratus
(コガネムシ科)
ヒトツメカマキリ
Pseudocreobotra wahlbergi
(カマキリ科)
サバクトビバッタ
Schistocera gregaria
(バッタ科)
ハマダラカの一種
Anopheles gambiae
(カ科)


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