ニュージーランドの昆虫切手

先住民のポリネシア系マリオ族が移入して住むニュージーランドに、1642年にオランダ人タスマンが1769年にイギリス人クックが来訪し1840年にイギリスの植民地となりました。以後、英人の入植が本格化するやマリオ族との対立が激化し1870年ごろまでマリオ戦争が続きました。19世紀末には、世界で最初に婦人参政権・無償義務教育制度などを確立しました。1907年に英国自治領となり、英連邦の立憲君主国として1947年に独立しました。土地の一部を返還するなどして先住民マリオ族との和解に合意しています。
このニュージーランドから1993年に昆虫が描かれた1種が10枚セットのブックレットとして発行されました。
2009年に発行された巨大動物を描いた切手5種の中に昆虫を描いたものが含まれています。

NewZealand ニュージーランド
1993.6.9 通常切手
巨大カマドウマの一種
Motuweta sp.
(カマドウマ科)


2009.3.4 巨大動物切手
巨大カマドウマの一種
Deinacrida sp.
(カマドウマ科)


トケラウ諸島は、フォカオフォ、ヌクノノ、アタフの3つの環礁で構成されています。「トケラウ」とはポリネシア語で「北」の意味です。ちなみに「南」は「トンガ」です。 
このトケラウ諸島の通常切手として、甲虫を描いたものが1998年に発行されています。

Tokelau Islands ニュージーランド領トケラウ諸島
1998.8.24 甲虫切手
タイワンカブトムシ
Oryctes rhinoceros ♂
(コガネムシ科)
ゴミムシダマシの一種
Tribolium castaneum
(ゴミムシダマシ科)
テントウムシの一種
Coccinella repanda
(テントウムシ科)
ゴミムシダマシの一種
Amarygmas hydrophiloides
(ゴミムシダマシ科)


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