ネパール王国は、中国とインドに挟まれ、ヒマラヤ山系のエベレスト、ダウラギリ、マナスル、アンナプルナなど8000mを超える山々を抱え、釈迦生誕地にしてヒンズー教国家です。ネパール王国のルーツは、1769年にグルカ族がシャー王朝として国を統一したことに拠ります。1814年から1816年に翔けての英国との戦争に敗北し、現在の国境まで後退しました。19世紀中頃から約100年間は、英国の支援を得たラナ家一族による先生政治下に入り、王政復古は1951年です。1955年に国王に即位したマヘンドラ国王は、1960年に政党活動を許していた憲法を廃止し、新憲法を1962年に制定し、1972年にビレンドラ国王に引き継ぎました。1990年に民主化要求が強まり1991年に約30年ぶりに総選挙が実施され、1998年にはコイララ首相が誕生しました。
このネパール王国から、2002年に昆虫切手2種が発行されました。
2006年に生物多様性切手として5種発行された中に昆虫切手が2種含まれています。同じ年にクワガタクシを描いた通常切手1種も発行されました。
2008年に生物多様性切手として昆虫を描いたものが1種発行されました。
Nepal ネパール王国
2002.9.6 昆虫切手
ハムシの一種 Ambrostoma mahesa (ハムシ科) |
バッタの一種 Poocllocerus pictus (バッタ科) |
2006.6.12 生物多様性切手
テングアゲハ Teinopalpus imperialis (アゲハチョウ科) |
オペルチュールオオツノカナブン Dicranocephalus wallichi (コガネムシ科) |
2006.9.19 昆虫切手
ギラファノコギリクワガタ Cladognathus giraffa (クワガタムシ科) |
2008.12.24 生物多様性切手
トゲヒゲトラカミキリの一種 Demonax bicincta (カミキリムシ科) |