モーリタニアの昆虫切手

モーリタニアは日本の約3倍の国土を持つが大半はサハラ砂漠で陸地面積に占める耕地面積の割合は1%です。北アフリカの先住民ベルベル人が10世紀頃から遊牧を始め、17世紀以降はヨーロッパ人の進出が本格化し、1903年にはフランスの保護領が確定しました。1958年にフランス共同体内の自治国となり、1960年に独立しました。ただし、1978年にクーデターが発生してから90年代まで軍政下にありました。1992年に複数政党制による大統領選挙が行われ、以降民主化が定着しつつあります。
このモーリタニアの最初の昆虫切手として、1969年にテントウムシを描いたココヤシ保護記念切手が発行されました。
その後1970年にモーリタニアの通常切手として、甲虫が描かれたものが発行されました。
1989年にバッタ、アブラムシ、テントウムシ、蛾を描いた切手12枚が発行されました。その中の5枚を紹介します。

Mauritania モーリタニア
1969.5.26 ココヤシ保護記念切手
ヨツホシテントウ
Anisolemnia tetrasticta
(テントウムシ科)


1970.3.16 通常切手
ホソミゾフトタマムシ
Sternocera interrupta
(タマムシ科)
ヘリカメムシの一種
Anoplocnemis curvipes
(ヘリカメムシ科)
ダンゴタマムシの一種
Julodis aequinoctialis
(タマムシ科)
オサモドキゴミムシの一種
Anthia sexmaculata
(ゴミムシ科)
カミキリムシの一種
Plocaederus denticornis
(カミキリムシ科)


1989.12.29 通常切手
トノサマバッタ
Locusta migratoria
(バッタ科)
ワタアブラムシ
Aphis gossypii
(アブラムシ科)
トノサマバッタ
Locusta migratoria
(バッタ科)
トノサマバッタ
Locusta migratoria
(バッタ科)
マダラテントウの一種
Henosepilacna elaterii
(テントウムシ科)


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