モナコの動物切手

モナコ公国は面積2平方キロメートルで皇居の約2倍、人口約3万人の小さな国です。1297年イタリアから流れてきたグリマルディ家がモナコの要塞を占拠したのが現王室の始まりで、1919年のベルサイユ条約により独立国として国際的に認められました。
モナコ公国が現在のような人々に愛される美しい国になるには、シャルル3世、アルベール1世、そして現レニエ3世の功績が大きいと言われています。 カジノを誕生させ大人のための贅沢なリゾートを作る計画を立てたシャルル3世。海洋学を極め地中海の保護と現在の無公害システムの基礎を築き、憲法を制定して立憲君主国としたアルベール1世。レニエ3世は、最高級リゾートを守りながら、新しい産業の導入にも努めてきました。レニエ公を助け、世界にモナコを知らしめた美しいグレース王妃の存在も大きかったでしょう。
このモナコから1970年に哺乳類5種を描いた切手が発行されました。

Monaco モナコ
1970.5.4 野生動物保護切手
バスクウマ
Equus caballus
(ウマ科)
ゴマフアザラシ
Phoca largha
(アザラシ科)

シャモア
Rupicapra rupicapra
(ウシ科)
オジロワシ
Haliaeetus albicilla
(タカ科)
ユーラシアカワウソ
Lutra lutra
(イタチ科)


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