マラウイの昆虫切手

マラウイは、茶やタバコなどの農業を中心としアフリカ大陸で3番目に大きいマラウイ湖を抱える内陸国です。バンツー系の諸族が住み、独立以前はニアサランドと呼ばれ周囲に勢力を誇って居ましたが、1891年以降イギリスの保護領として支配下に入りました。1953年には南ローデシア(現ジンバブエ)、北ローデシア(現ザンビア)と連邦を形成。1963年に連邦から離脱し翌1964年に英連邦の自治国として独立しました。1966年には共和制に移行し、1971年には初代大統領であるバンダ大統領が終身大統領となり、以後独裁色を強めました。90年代に入り民主化を求める声が高まり、1993年には終身大統領制を廃止し、1994年には独立以来初めての複数政党制による大統領選と議会選挙が実施され、ムルジ大統領が誕生しました。
1970年にマラウイから昆虫切手4種が発行されました。
9dのツチハンミョウ、1.6lのマダラテントウなどエチオピア区特産の甲虫が描かれており、甲虫の良い選定がされています。
1991年にも昆虫切手4種が発行されました。
2012年にアフリカ眠り病対策切手としてツェツェバエを描いた切手3種が発行されました。

Malawi マラウイ
1970.2.4 昆虫切手
エレガンスミヤビイナゴ
Zonocerus elegans
(オンブバッタ科)
オビゲンセイの一種
Mylabris dicincta
(ツチハンミョウ科)
マダラテントウの一種
Henosepilachna elaterii
(テントウムシ科)
カマキリの一種
Sphodromantis speculabunda
(カマキリ科)


1991.9.21 昆虫切手
アカトビバッタ
Nomadacris septemfasciata
(バッタ科)
シギゾウの一種
Curculio curculio
(ゾウムシ科)
アカホシカメムシの一種
Dysdercus dysdercus
(ホシカメムシ科)
オビゲンセイの一種
Mylabris mylabris
(ツチハンミョウ科)


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