管歯目

モザンビーク 1981ガボン 1996
ツチブタ
Orycteropus afer
(ツチブタ科)
ツチブタ
Orycteropus afer
(ツチブタ科)


ツチブタ
Orycteropus afer
(ツチブタ科)
(管歯目)


管歯目は、歯が貧弱でシロアリを主食とします。門歯と犬歯がなく臼歯は中央に穴のあいた筒状の6角柱の集合からなったもので、エナメル質がなく歯根もなく歯は一生伸び続けます。前足に4指、後足に」5指があり、足底をなかば地面につける半蹠行性で蹄状の爪があります。一科一属一種のみでアフリカに分布します。
ツチブタは頭胴長100〜150cm、尾長45〜63cmで、頭はアリクイの様に細長いが、鼻の先端は円盤状でブタに似ています。夜行性で極度に臆病な性質から、生態はまだよく判かっていません。草原や開けた林に穴を掘って単独で住みます。頑丈な脚爪を持ち、穴掘りが得意です。蟻塚を壊し、粘液に濡れた30cm近くもある長い舌を差し込んでアリをなめとって食べます。シロアリや他の昆虫も食べます。

NEXT 切手へ ホームページへ