カマドウマ科

フォークランド諸島 1984インドネシア 2003シンガポール 1985
カマドウマの一種
Parudenus falklandicus
(カマドウマ科)
カマドウマの一種
Sia ferox
(カマドウマ科)
ヤマトヒバリ
Homoeoxipha lycoldes
(クサヒバリ科)
ニュージーランド 2009パラオ共和国 1999ニュージーランド 1993
巨大カマドウマの一種
Deinacrida sp.
(カマドウマ科)
巨大カマドウマの一種
Deinacrida heteracantha
(カマドウマ科)
巨大カマドウマの一種
Motuweta sp.
(カマドウマ科)


巨大カマドウマの一種
Hemideina crassidens
(カマドウマ科)
(バッタ目)


カマドウマの多くは背中が丸く、ずんぐりした形をしており、翅がありません。後脚と触角は非常に長く、この触角を後ろから前へ振り動かす事により、暗黒の中でまわりの様子や外敵の存在を感知します。体色は灰色や褐色で、洞窟に適応したものは眼が退化し、体は柔らかいです。洞窟の中などのじめじめした場所、石や倒木の下に好んで棲みます。
ニュージーランドに生息する巨大カマドウマ(ウェタ)は、体長が100mmから150mmの非常に大きな飛べない昆虫で、マウスが担当することの多い重要な仕事をこなしている様です。巨大カマドウマは多肉果を食べますが種子は消化器官をそのまま通過して排出されます。巨大カマドウマにより摂取・排出された種子は高い発芽率を持つことから種子が巨大カマドウマに食べられることにより他の種子より選択的優位性を得ている可能性が示唆されました。ニュージーランドは世界で最も孤立した島の1つであり19〜20世紀に人が入植してくるまで、この島にマウスは存在していませんでした。現在マウスにより巨大カマドウマは絶滅の危機に瀕しています。

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