ハンガリーの動物切手

ハンガリーは9世紀末にアジア系のマジャール人が王国を建設しました。16世紀に入りオスマン・トルコの支配を受け、18世紀以降はオーストリア・ハプスブルグ家の支配下に入ることになりました。1867年にハプスブルグ家とオーストリア・ハンガリー帝国を形成し事実上の独立を達成しました。しかし、第1次大戦後に帝国は崩壊し、第2次大戦を契機にソ連に占領され、1949年に人民共和国として社会主義国家になりました。1956年にハンガリー動乱が発生し、ソ連が軍事介入しました。30年後の1989年に急進改革派が実験を握り共産主義体制は崩壊し、西欧型社会民主主義に生まれ変わると共に、国名がハンガリー共和国となりました。
ハンガリーは、旧共産圏のポーランド、チェコスロバキア、ルーマニアなどと共にかつては大量の切手を発行していました。とくに動物、絵画、乗り物などいわゆるトピカルと言われるあるテーマの図案を描いた切手を同時に何種類もセットで発行していました。ここでは1962年に発行された魚類切手10種セット、1997年に発行された魚類切手4種セットを紹介します。

Hungary ハンガリー
1962.5.5 魚類切手
ソードテール
Xiphophorus hellerii
(カダヤシ科)
タイワンキンギョ
Macropodus opercularis
(トウギョ科)
グッピー
Poecilia reticulatus
(カダヤシ科)
ショー・ベタ
Betta splendens
(トウギョ科)
グリーン・スマトラ
Puntius tetrazona
(コイ科)
マーブル・エンゼル
Pterophyllum scalare
(カワスズメ科)
クロオビサンフィッシュ
Mesogonistius chaetodon
(サンフィッシュ科)
ライヤテール
Aphyosemion australe
(メダカ科)
ネオン・テトラ
Paracheirodon innesi
(カラシン科)
ディスカス
Symphysodon aequifasciata
(カワスズメ科)


1997.6.6 魚類切手
カムルチーの一種
Cymnocephalus schraetzer
(タイワンドジョウ科)
カジカの一種
Cottus gobio
(カジカ科)
フナの一種
Alburnoides bipunctatus
(コイ科)
シマドジョウ
Cobitis taenia
(ドジョウ科)


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