ヘビトンボ科

ベリーズ 1995シリア 1982
オオアゴヘビトンボ
Corydalis cornutus
(ヘビトンボ科)
ヘビトンボの一種
Sp. indet.
(ヘビトンボ科)


ヘビトンボは、大型の昆虫で昼間は水辺に近い木の幹や大きな石などに止まっていますが、夜行性で燈火に集まることが多いです。大きな羽も体も柔らかいが頭部だけは硬く、短いが強い大顎を持っています。うっかり手で体を捕まえると顎を曲げて噛みつきます。大顎の力が強いので、簡単に皮膚を噛み切ってしまいます。まさに蛇トンボです。腹部は非常に柔らかいので、乾燥すると見る影もなく縮んでしまいます。
ヘビトンボの幼虫は水中に棲む大きな細長い虫で、腹部の第1−8節の両側にそれぞれ一対の糸のような、節のある気管鰓があります。石の下などに隠れていて、強大な大顎で他の水棲昆虫等を補食しています。成熟すると水から出て近くの石の下などに入り、そこに部屋をつくって蛹化しますが、繭はつくりません。蛹も大顎が自由に動くので噛みつきます。

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