ベナン 1996 | ポーランド 1965 | オーストラリア 1997 |
ペロネウステス Peloneustes (プリオサウルス科) |
クリプトクリデュス Cryptocleidus (プレシオサウルス科) |
ウーロンガサウルス Woolungasaurus glendowerensis (エラスモサウルス科) |
リオプレウロドン Liopleurodon (プリオサウルス科) (鰭竜目) |
エラスモサウルス Elasmosaurus (エラスモサウルス科) (鰭竜目) |
クリプトクリデュスは、中生代における首の長い海生爬虫類プレシオサウルス(リボントカゲの意味)の仲間です。イクティオサウルス類ほどはっきりと魚類と似てはいませんが、それでもやはり彼らは海での生存によく適応しています。比較的短い尾と長い首を持っています。胴体は幅が広く非常に引き締まっていて、強力な肋骨が密に並び、よく発達した腹肋が腹部に並んでいます。四肢も非常に大きく、よく発達したひれ足を備えていて、これが主要な推進手段であったことは疑いありません。このひれ足は、ボートのオールの様に前後に漕ぐのではなく、ペンギンの翼やカメのひれ足と同様に、上下に羽ばたく様に動かされた事が明らかになっています。鋭く尖った歯を備えた比較的小さな頭を持っていました。まず確実にその首を投石器のように使い、頭を獲物に向かって非常に素早く矢の様に投げて、魚を捕って食べていたと思われます。