赤道ギニアは、カメルーンとガボンに挟まれた赤道直下の大陸部分とギニア湾に浮かぶビオコ島からなる国です。15世紀にポルトガル人がビオコ島に上陸し以降ポルトガルの占領を受け、18世紀からはスペインの植民地となり、19世紀の一時期はイギリス領となった後再びスペインに支配下に入り、海外州への移行を経て1968年に独立を達成しました。独立以後は独裁体制下、政治的混乱が続きました。90年代に入り旧宗主国であるスペインなどの海外圧力を受け、複数政党制を導入し総選挙も実施し、政治難民の帰還問題を抱えるが比較的安定政権を保っています。
この赤道ギニアから1978年に16種の昆虫切手から成る小型シートが発行されました。クリイロミヤマクワガタ、ワモンゴキブリ、マルハナバチの一種など初めて昆虫切手として描かれた種類が多く、また生態的な図案で、お気に入りの切手の一つです。
Republic of Equatorial Guinea 赤道ギニア
1978 昆虫切手
ムラサキハンミョウ Cicindela purpurea (ハンミョウ科) |
ココノホシテントウ Coccinella novemnotata (テントウムシ科) | ||
ゲンゴロウの一種 Dytiscus dytiscus (ゲンゴロウ科) |
ヒゲコガネの一種 Polyphylla polyphylla (コガネムシ科) |
ムツボシハンミョウ Cicindela sexguttatus (ハンミョウ科) |
サカハチテントウ Hippodamia convergens (テントウムシ科) |
バッタの一種 Brachystola magna (バッタ科) |
ムネアカオオアリの一種 Camponotus pennsylvanicus (アリ科) |
オオヨコバイの一種 Graphocephara coccinea (オオヨコバイ科) |
マエモンシデムシの一種 Nicrophorus americanus (シデムシ科) |
ホタルの一種 Photinus scintillans (ホタル科) |
ミドリメクラガメの一種 Lygus lineolaris (メクラカメムシ科) |
ヒラアシキバチの一種 Tremex columba (キバチ科) |
エゾゼミの一種 Tibicen tibicen (セミ科) |
マルハナバチの一種 Megabombus americanus (コシブトハナバチ科) |
ワモンゴキブリ Periplaneta americana (ゴキブリ科) |
アカカミアリ Solenopsis geminata (アリ科) |
クリイロミヤマクワガタ Lucanus capreolus (クワガタムシ科) |