ポルトガルの昆虫切手

ポルトガルは、スペインと国境を接するイベリア半島の西端を本土に、大西洋上のマデイラ諸島、アゾレス諸島からなる国です。紀元前にはローマ帝国、紀元後はイスラム教徒などに支配された歴史を持ち、王国として誕生したのは12世紀です。15世紀から16世紀にかけては海洋王国として海外に進出しスペインと覇を競いましたが、1822年に最大の植民地であるブラジルが独立しました。20世紀に入りギニアビサウ、モザンビークなどアフリカ諸国もポルトガルの支配から離れ、海外領土であるマカオも1999年に中国に返還されました。1910年に王制から共和国に移行しました。
このポルトガルから2013年にミツバチを描いた昆虫切手4種と小型シート2種が発行されました。
2020年に植物と昆虫の成虫と幼虫を描いた国際植物防疫年記念切手4種が発行されました。

Portugal ポルトガル
2013.9.23 蜂切手
働きバチと木箱型巣箱働きバチと木箱型巣箱
働きバチ働きバチ(受粉)
働きバチ(受粉)働きバチと採蜜
セイヨウミツバチApis mellifera
(ミツバチ科)


2020.10.30 国際植物防疫年記念切手
ブドウネアブラムシ
Daktulosphaira vitifoliae
(ネアブラムシ科)
マツノマダラカミキリ
Monochamus galloprovincialis
(カミキリムシ科)
チチュウカイミバエ
Ceraticis capitata
(ミバエ科)
ヤシオオオサゾウムシ
Rhynchophorus ferrugineus
(ゾウムシ科)


ポルトガル領アゾレスは、ポルトガルの西方1500キロメートルの、大西洋に浮かぶ諸島で、大航海時代に旧大陸と新大陸を結ぶ中継地として重要な役割を果たして来ました。
このアゾレスから1984年,1985年に各々昆虫切手4種が発行されました。

Portugal Azores ポルトガル領アゾレス
1984.9.3 昆虫切手
マルハナバチの一種
Megabombus ruderatus
(コシブトハナバチ科)
オオモンシロチョウ
Pieris brassicae
(シロチョウ科)
ドロノキハムシの一種
Chrysomela banksi
(ハムシ科)
ヤガの一種
Phlogophora interrupta
(ヤガ科)


1985.2.13 昆虫切手
ハムシの一種
Polyspilla polyspilla
(ハムシ科)
クロマメヒラタアブ
Sphaerophoria nigra
(ハナアブ科)
クロケアモンキチョウ
Colias crocea
(シロチョウ科)
アゾレスタカネジャノメ
Hipparchia azorina
(ジャノメチョウ科)


ポルトガル領マデイラは、リスボン西南1000キロメートルの、北大西洋上のマカロネシアに位置する諸島です。
このマデイラから2013年にミツバチを描いた昆虫切手4種と小型シート2種が発行されました。

Portugal Madeira ポルトガル領マデイラ
2013.5.17 蜂切手
働きバチ働きバチ(採蜜)働きバチ(受粉)働きバチとハウス型巣箱
働きバチ(受粉)働きバチとハウス型巣箱
セイヨウミツバチApis mellifera
(ミツバチ科)


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