Vine LinuxやRed Hat Linuxで、 VFATのHDDからインストールできる方法がありますので紹介します。 (RHLのほうはまだ検証していませんが^^;原因は同じなのでとおるはず) この不具合の原因は、 Linux vfatモジュールの参照方法(仕様?)にあるので、 Vine Linuxに限らず、今後ほかのディストリビューションでも 同じような不具合があったときには、この手が使えると思います。 ●やり方 まず、インストールドキュメントなどにあるように Windows上でVine Linuxのイメージを、 C:\Vine |-- base | |-- …… | `-- …… `-- RPMS |-- …… `-- …… のようにコピーします。 このあと、C:\Vineディレクトリに移動し、 attrib -r RPMS(CD-ROMからコピーしていれば必要ですね) rename RPMS rpms rename rpms RPMS (小文字に変更して、大文字に戻す) とします。 あとは普通にHDDインストールを行えばOKです。 (Vineではinstall3.trのエラーが出ますが無視してください) 注意点としては、 Windowsが起動している(VFATが有効)状態でコピーしてください。 なお、FAT16上のVFATでは確認していません。 (FAT32orFAT32xとFAT16の違いはこの件に関係ないはずですか……) ちなみに、 JolietのCD-ROM、ネットワーク経由(FTP、Sambaなど)から Windows 95/98(VFAT)にコピーしたときに、 ファイル名が変更されるようなことは普通ないです。 (設定をきちんとしていれば;-b) また、この作業のバッチやひととおりのやり方を詳しく解説したものを 5月8日売りのUNIX USER 6月号にVine Linux 1.0のリリース版&Updateと いっしょに収録します。CD-ROMブートしますし、 JolietにもRock Ridge Extensionsにも対応していますので、 みなさんぜひ買ってくださいね^^ (ついでにフロッピーレスのHDDインストールを行う方法も書いています) --- ソフトバンク パブリッシング株式会社 UNIX USER編集部 渡辺 真次 shwatana@softbank.co.jp 〒103-8501 中央区日本橋箱崎町24-1 Tel03-5642-8134 Fax03-5642-7838