12/7(日) ホーチミン行きベトナム航空951便の機中にて。 日本時間で現在11時20分。いま四国近辺の上空を飛んでいるらしい。今日の集合時間(と言っても個人旅行なのでチケットを受け取るだけ)は8時だったが、渋滞で、空港に着いたのが8時30分をまわってしまった。でも特に問題なく、カウンターも空いており、座席のリクエストもOkでした。むかしは窓側をリクエストしてたが、最近は通路側。テロを警戒してイミグレーションは混んでいるかと思ったけど、ほどほどの混み具合で10分ぐらい待って出国手続きを済ます。 なんと機体はボーイング777。ベトナム航空なのでおふるの機体を使っているかと思っていたが、最新(でもないか?)の飛行機でちょっと安心。しかもJALとの協同運行でした。 10:00出発が10分早まり、すぐに搭乗手続きとなった。機内は意外に空いていて、50%に満たない稼働率。真ん中3列の左端だったけど、一人で三人分占有できてとても快適。いつものようにジントニックを飲んでほろ酔い気分。あと約6時間でホーチミンだ。 14:30、定刻より早くホーチミン市のタンソンニャット空港に到着。入国手続きも問題なくそのまま外に。まずは両替ということで日本円一万円を両替。するとベトナム通貨はドンだが、1円=135ドンなので、135万ドン!もの大金(?)を手にすることに。 最も高額な5万ドンが22枚、2万ドンが10枚、1万ドンが5枚の計135万ドン。 (日本円100円が13,500ドンだが、大体1万ドン=100円で考えるといいかも。しばらく旅すればどれくらいの価値があるか判り、大体1万ドンは500円ぐらい?) 空港を出たところで、タクシーの運ちゃんにつかまる。「15ドル(米ドルです)のホテルを紹介する、市内まで6ドル」と言うので、交渉するのも面倒くさいし、ホテル代は当初考えていた金額より安いので、案内してもらう。6ドルと言ったためメーターはたおさないと思ったが、律儀にたおしている。こちらとしてはたおさずに走ってくれたほうが、後で文句を言う必要(?)もなくて気が楽なのに。案の定、ホテルまで45,000ドンでドル換算すると3ドルぐらい? ホテルの方はなかなか良いホテルだったが、20ドルの部屋しかない、とのこと。運ちゃんに文句を言ったが、部屋を見てエアコン、テレビが自社製品だったこともあったので、このホテルにチェックインすることにした。 タクシー料金もそのまま6ドル払うのはしゃくだったけど、約束どおり6ドルを「よかったな、今日は設けることが出来て」と言って渡したら、うれしそうな顔してたので、よしとしよう。 部屋で一休みして、散歩。市内はバイクの数が多く、歩いている人はほとんどいない。そのため旅行者は一目瞭然。歩いているとすぐバイクが寄って来て、「どこ行くんだ?」とかいろいろ話しかけてくるので、かなりうざったい。 まずはファングーラオ周辺を歩き回る。他の東南アジアの国と同様、ゴミゴミしている。ファングーラオ通り周辺は旅行者の街と化していて、カフェやホテル、旅行代理店が軒を連ねている。それにしてもバイクが多い。通りにはほとんど信号がないので、なれないと横断できない。ミネラルウォーターを5,000ドンで購入。ボトルの口のところに取っ手がついていて、持ち歩くのにはちょうどいい。 続いてベンタイン市場へ。路上で果物を並べて商売している女性は東南アジアいたるところで見かけるが、ここも例外ではない。バナナ、竜眼、ライチやドラゴンフルーツというのも売っている。ライチを5,000ドン分と、試しにドラゴンフルーツも買ってみる(なんと言い値で1ドル!値切ればよかったけどまだ慣れていなかったので。。。)。 ホテルに戻る途中、市場内の食堂で声を掛けられ、汁なしのフォー(?)を食べる。一杯8,000ドンだった。味はまあまあ。チクワみたいのが入っていた。腹ごしらえも済ませいったんホテルに戻ってドラゴンフルーツを冷蔵庫に入れ、また外出。今度はサイゴン河を目指す。17時過ぎてもまだ明るかったが、サイゴン河に着くころは薄暗くなってきた。河沿いにはボートレストランが停泊しているが、いくらぐらいなのかは不明。夕涼みなのか、河沿いの公園にはアベックや親子連れが多い。 なぜか暗くなるにつれ、バイクの数が多くなってきている。道ばたでベトナムの国旗(大小あり)やハチマキを売っている人も多いし。 今来た道の途中に、歩行者道にビールケースに板を敷いただけのテーブルを出して、カセットコンロで鍋を食べていた人を思い出し、夕食は鍋にすることにした。ベトコンバンク裏の方まで引き返して、屋台(というか、路上)のテーブルに座る。お店の人は英語は全くだめ、別の客が食べているものを指して、値段を紙に書いてもらって注文。鍋にはヤギの肉、黄色いトーフ、厚揚げみたいなもの、湯葉が入っていて、その他、青菜や黄色いヌードル等も加えながら食べる。つけダレがなんとも不思議な味。ヤギ肉はクセがなく、美味しかった。が、一人で食べきれる量ではなく(通常3、4人で食べるのかな?)、半分は残す羽目に。他ビールを2本頼んで66,000ドン(鍋は50,000ドン)。とても安い。お店の少年が親切に’鍋奉行’をやってくれるのはありがたいんだけど、次から次へと取ってくれて、さあ、食べろ、と言わんばかりなのは参った。でも楽しかったけど(笑)。あと、氷でビール瓶を冷やしてくれるのはいいんだけど、グラスにまで氷を入れないでね。せっかく入れてくれたのを捨てるわけにもいかず、そのままビールをついで飲んだけど。。。おなかをこわさないか、ちょっと心配。 ほろ酔い気分で、また散歩継続。するとすごい数のバイクが走り回っている!!!なんだ、これは!? 暴走族か!? と一瞬思ったが、よく見ると親子3名乗車とか、中には4人、5人でバイクに乗っていたりする人もいる。またベトナム国旗を振り回している人も多い。 聞けば、ベトナム対ラオスのサッカーの試合があって、1−0でベトナムが勝ったため、みんな嬉しくて走り回っているとのこと。それにしてもすごい数。街中のバイクが集まっているんじゃないかといった感じ。これは実際に見てみないとすごさがわからないかも。 しばらく呆然と立ち尽くしていたが、コーヒーが飲みたくなったところでシクロの運ちゃんが寄って来て、1時間1ドルで、コーヒー屋にいってホテルまで送る、というので乗ってみる。このシクロというのは、自転車の前に人が座る荷台をつけた形(想像出来るかな?)の人力車で、眺めが良くて意外と気持ちがいい。コーヒーはシンカフェがうまい、というのでファングーラオに行くのかと思ったら、橋を渡って4区と呼ばれる地区へ。まあ、いいや、変なところに連れて行ったら文句言ってやろうと思ったが、とりあえずカフェらしいところに着いたので、そこでベトナム風のコーヒーを飲む。ミルク(コンデンスミルク)入りは甘ったるいが、疲れた体にはちょうどいい、運ちゃんから一杯2,000ドンと聞いていたが、10,000ドンだって。騙された気分だが、最初に店の人に値段を確認しなかったのが悪いと思い直し、払う。どうやら運ちゃんの分も含んでいるらしく、5,000ドン、運ちゃんが俺の分だ(と言ったと思う)と返してくれた。 で、しばらく街中を回り、ホテルに向かっているのかと思ったら、ファングーラオに向かっていくので、ホテルはあっちだ!って方向転換。どうもホテルの場所がわからないらしい。しょうがないので道案内するが、どの道もバイクでごった返している。なんとかホテルに近い裏道まで来たところで、「疲れたからここまで」と言われ、こっちとしてもバイクで混んでいる道を通ってホテルに帰るより歩いたほうが早いので降りることにしたが、支払いの段になって、100,000ドン払えだって! 最初は1時間1ドルって言ったじゃないか、と怒鳴り返したが、ずっと自転車こいで疲れた、足も痛いし、尻も痛い、だとかうだうだ言い続け、そのうち払わなければ警察に行こうだなどと言い出す始末。こっちはベトナム語が話せるわけでもないし、警察に行って厄介ごとに巻き込まれ無意味な労力を使いたくないので、半分の50,000ドンを叩きつけたが、それでも引き下がらない。もうあほらしくなって、最初に出していた1ドルを押し付けて、ぶつぶつ言っている運ちゃんを置いて足早にホテルに戻る。 それにしても最悪な気分。ベトナム人のほとんどが旅行者を騙そうとしているんじゃないかと、勘ぐってしまう。 明日はいい日になりますように。 ホテルに戻ってテレビをつけたが、2チャンネルしか映らない。ハリーポッターをやっていて、(終わりの30分ぐらいだけど)見てしまった。それから冷蔵庫に入れておいたドラゴンフルーツを食べた。白い果肉に黒いタネが入っていて、食感はサクサクしたキウイフルーツ? もう、12時15分前。明日は何しよう? 今日の支出  空港から市内まで 6ドル  ミネラルウォーター 5,000ドン  ライチ 5,000ドン ヌードル 8,000ドン  ドラゴンフルーツ 1ドル  鍋+ビール 66,000ドン+チップ2,000ドン  コーヒー 5,000ドン シクロ代 50,000ドン+1ドル  ガム 2,000ドン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  計         144,000ドン+8ドル ドンの残金 1,206,000ドン