9/7(木)

トラック一杯のほしぶどう

朝8時に待ち合わせてブドウ市場へ。まわり中ほしブドウだらけ。一袋30kgでkg当たり6〜10元とのこと。農家の人達が自分で作ったほしブドウを売りに来ている。中には袋の中から不良品を選り分ける人達もいて、一袋当たり5元でやっているとのこと。とても大変だ。1日当たり7〜8袋がやっとかな。

朝食を食べて交河故城に行く。市内から30分くらい。入場料は30元。
交河故城は岩を掘って作った街だそうで、午後に行く高昌故城より状態はいい。故城から畑が見渡せ、コーリャンや綿花を栽培していた。もちろんブドウも。故城は南北5km(2.5km?)あり、かなり広い。東西には川が流れていて、その川が交わるところから交河と言うらしい。(?)

交河故城。高台の上にあり、川は20〜30m下に流れている。カレーズ。観光地化されており、水路に沿って歩道が作られている。

その後カレーズに向かうが途中市場に寄り道したら、エンジンがかからなくなってしまった。イグニションの接触不良らしいが、結局セルに直結してエンジンをかけることに。
カレーズはすごく観光地化されていた。20元払って中に入ると概説コーナーがあって歩道も整備され、見終わったあとウィグルの踊りも見ることができる。
交河故城もそうだけど、ここ1〜2年の間にかなり急ピッチで観光化が進んでいるようだ。

1時にアイちゃんの家に行き、昼食をご馳走になる。ラグメンを2杯食べ腹いっぱい。アイちゃんのブドウ畑を見に行ったがもう収穫した後でブドウは残っていなかった。

宿に戻り一休み。

道端で修理(?) アイちゃん宅の内部 風通しよくした、ほしぶどうを作るための建物 こうやってほしぶどうとなっていく

夕方5時(と言っても全然明るいけど)に砂漠に向かう。途中、前日時間がなくて寄れなかった高昌故城に寄る。ここでは遺跡の半分近くが畑にされてしまっていて、悲惨な感じがする。
レンガで造られているため燃料となるので、かなり取り壊されたと聞いていたが、思っていたよりは残っている。
それでも交河故城も高昌故城もあまり感動しなかった。どちらかと言うとギリシャ・ローマ時代の遺跡のほうが心を動かされるものがある。

18時半頃、高昌故城を発って砂漠に向かう。後にガイドブックで確認したが、ピチャン(?善)の市の南にある砂漠だった。約2hで到着。
スイカを持って砂山を登る。だんだん暗くなってきて、夜空には満天の星、のはずだったが雲があってそういう訳にはいかなかった。
横になっていると、トカゲが近づいてきて運転手が大騒ぎしてたりしたが、風が心地よくて体調が良ければこのまま寝てしまってもいいかも・・・(もっと寒くなってくると思うけど・・)。
高昌故城で出会った少女。自転車に乗って鈴を売りっていた。ちょっと伊達公子似。 砂漠に行く途中、羊飼いの少年とすれ違う。 砂漠。きれいな砂丘でごろんと横になる。あいにく満天の星は見れなかった、残念。

空が晴れる気配もないので、23時前に戻ることに。それにしてもひどい道で、今にも車が壊れそう。ちゃんとした道なら1時間もかからない道を、ゆっくりとガタゴト揺られながら戻る。それにしても真っ暗の中で人が歩いていたり、ライトのないトラクターが懐中電灯片手に走っていたりするのにはびっくりした。
案の定、我がミニバンもライトが壊れて片目走行となってしまった。
もう40万km近く走っているらしく、しょっちゅうオーバーヒートしてラジエターに水を補給しているし、きっと来年は別の車になっているでしょう。

宿には1時50分にやっと到着。カゼをひいたみたいで、薬を飲んで寝る。


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