東京ON AIR EAST


いよいよステレオ・ツアー97の千秋楽である東京・渋谷での"On Air East"でのライヴです。
今回はミラクル・ツアーの時とは逆の上手側で友人達と立ち見です。最初は前回と同様、下手側に安住の地を求めたのですが、諸般の都合で上手側となりました。詳しくは97年7月13日の日記を読んで下さい(^^;。
定刻19:00に会場が暗転し、Queen風のSEが会場に流れる。"STEREO...STEREO...STEREO...STEREO TOUR...STEREO TOUR '97"に打ち込みのバス・ドラがリズムを打ち出すと同時にメンバー3人が下手側から登場し、いよいよ幕開けです。
そして古屋さんの"We're HUMMING BIRD. ツアー・ファイナルだぜ。盛り上がっていくぞ」の掛け声ではじまったその曲は・・・

セットリスト
No.曲名収録アルバムメイン・ボーカルコメント
M-1.永遠の扉A Piece Of Cake古屋氏&福山氏オープニングの麻生氏のドラムにまとわり付くベースにギター。CDもカッコヨカッタがこうしてライヴを見ると、古屋氏と福山氏のボーカルは強力だということを今更のように認識させられる。でも最高なのは麻生氏のドラミングです。
M-2.Ride On The NightA Piece Of Cake2曲目にニュー・シングルのこの曲か(^^)という感じです。この曲は最初にシングルCDで聴き、テレビで流れ、アルバムの1曲として聴き、そしてライヴで観たわけだけど、聴けば聴くほどパワーを増していく。オープニングは新譜の2曲であるが全国を廻ってきた成果が十分に感じられた良い演奏であった(^^)。
あえて苦言を申すならば二人によるコーラスがやはりスタジオよりも薄く感じましたね(^^;。
(M.C.)古屋氏による軽い挨拶。
M-3.Oh Yeah!1.2.396年の曲。オープニングの新譜2曲よりもこなれた演奏は当たり前であるが、昨年末のミラクル・ツアーよりもパワー・アップしている。もちろん新譜と全く違和感なく楽しめるのは全国を廻った成果であろう。
この曲を観ている時、昨年の秋にハミング・バードのCDを初体験した時のことを思い出してしまった。
M-4.突き進め My Life1.2.3もう言うことない選曲である。この曲を観ながら今日の最後の最後にもう一度観られるであろうと予測している私は"いけない子"なのでしょうか(^^;
(M.C.)古屋氏による軽い挨拶。
M-5.夢の道1.2.3古屋氏がM.C.を終えキーボードに向かう時、福山氏のギターを鳴らすコードが素敵であった。そして流れてきたその曲は"夢の道"。スタジオ・テイクもそうであるが、エレキ・ギターによるコード弾きは良い音である。
福山氏のボーカルが揺れていたかな?(^^;。特にAメロは不安定だった。多分、キーを半音下げていたのが、その原因であろう。
この曲で古屋氏はキーボードに向かう。今回はキーボードの配置はステージ下手側であるのは変わりないが、向きが観客席を向いているので、キーボードに向かう古屋氏も背中ではなく顔を見ることが出来た。ベースを肩にかけたままキーボードを演奏するというのはいつも通りである(^^)。
(M.C.)古屋氏によるステレオ・ツアーの模様紹介。大阪での流血事件、クーラー無しの麻生号での移動など。
今回は全体的に古屋さんのM.C.に福山氏、麻生氏が絡みほのぼのM.C.であった。
M-6.Good MorningA Piece Of Cakeをー、Bメロの展開から始まるイントロがカッコイイ。福山氏のボーカルが妙に揺れる時がある。
M-7.判断基準ハミングバード古屋氏"Good Moning"のエンディングから徐々にリズム・テンポをアップしていき、突入したこの曲。福山氏と古屋氏のバトルしそうでバトルしない姿が少々中途半端(^^;である。
(M.C.)レコーディングで訪問したアメリカでの話。
M-8.Miracle Sky1.2.3ハミングの調子が正直に出る曲の一つである。最後の「ダン・ダン・デュ・ダ」のハーモニーは残念だけどミラクル・ツアーの時の方が出来が良い。PAのバランスのせいかもしれないけれど。古屋氏と麻生氏のボーカル・マイクの音が最初から小さめだと思っていたが、このような曲を演奏するとそれが目立つかな(^^;。ただバンドとしての演奏の出来はミラクルよりも今回の方がずっと良い。
M-9.ハッピー・バースデイハミングバードバンド演奏で聴くのははじめてというかCDも聴いたことがないが、ミラクルの時、アコギ1本で演奏したこの曲。バンド演奏も素敵ではないですか!
M-10.しあわせの涙A Piece Of Cakeかなりアップ・テンポで攻めてきて曲の魅力は倍増である。何がどう変わったかはよくわからなかったがミラクルで感じたあのカユサが無かったのが印象的であった。
(M.C.)〜キーボード・セット〜軽いお話。
M-11.月のささやきA Piece Of Cakeをー、キーボードに向かう古屋さんがベースを脇に置いている(@@)。
(M.C.)軽い曲紹介。「東京から鎌倉へ帰る高速から見えたオレンジ色の月がね・・・」
M-12.オレンジの月の下でA Piece Of Cake古屋これも名曲ですね。キーボードに向かう古屋氏が妙に(^^;カッコヨク感じてしまった曲。福山氏のスライドも良かったが(時々、音を外していた(^^;))、CDのまろやかな感じを得られなかったのは、ストラト+VOXの組み合わせのせいなのだろうか?。なんか違うな?って感じでした。もう粗捜ししているんじゃないってば(笑)。
(M.C.)CDを聴いた時にすぐにピピっと感じてしまい強烈な曲を贈るな福山夫妻って思ったけど、こうして古屋氏からあらためて曲の由来を説明されると複雑な気分になるファンも沢山いたことだろう。
M-13.陽だまりの天使A Piece Of Cake
(M.C.)〜キーボード・セットおわり〜近日にある追加公演などの告知タイム(^^)。紙に書かれていた内容を読み上げる古屋氏であったが、最初、手にする紙が震えているのが妙に古屋氏のカワイサを感じた(笑)。でも緊張するよね。私なら心臓が破裂していることだろう。
M-14.ガラスの街A Piece Of Cakeコード・ストロークからはじまるこの曲はライヴでも充分に映えていた。CDを聴いてどうライヴで演奏するのか興味深かったが全く問題が無かった。
ただ「ガラスの街〜」の部分を古屋氏と麻生氏でコーラスしたのにはビックリした。でもその結果、「一人きりでは生きられない」の福山氏の歌の良さが引き立てられたから良かったかも。
それにしても福山氏は何を"つぶやいて"いたのだろう・・・「またひとり、またひとり、どこへゆく」ですね。
M-15.ロング・ロング・タイムハミングバード
M-16.〜ギター・ソロトーキング・モジュレーターを観られるなんて感動してしまいます(^^)。
M-17.〜ドラム・ソロ麻生氏あんたって人は・・・カッコイイな〜、麻生氏。その一言で充分である。
M-18.ロング・ロング・タイムハミングバード福山氏のヴォーカルが炸裂していた(^^)。
(M.C.)ベース・ソロ〜Whole Lotta Love〜森のくまさん古屋氏の「なんでオレだけソロがないんだ〜」(爆笑)でベース・ソロで"Whole Lotta Love"を演じれば、お決まりでドラムとギターが絡むというパターン。古屋氏のおとぼけの顔は最高である(^^)。それにしてもZepのコピーを売りにしているバンドは少なくないが、ハミングのこの余興は凄すぎる。ハミングのリズム隊に福山氏のヴォーカルですからね(^^)。凄くないわけがない!
M-19ステレオ天国A Piece Of Cake古屋氏&福山氏この当たりからPAから流れる音が徐々に大きくなっていった。もう止まらないよね、こうなったら。古屋氏と福山氏のツイン・ボーカルが凄くカッコイイ(^^)。で「ス〜テレオ」のフレーズで右に左に交互に手を向けるのであるが、PAから流れる音がそのポーズにリンクして右に左にパンするのかと期待したが、それは無かったような気がする。
M-20.夏の日1.2.3古屋氏CDにある古屋氏の雄叫びは無かったけれど、ギターのリフで突入するパターンは気に入った。別段、古屋氏の雄叫びが嫌いなわけではない(^^;。
2コーラス目でギターの弦を切る福山氏!。ライヴだね〜。ギター・チェンジして間奏に突入し事無きを得る。でもギター・チェンジしてライン・セレクターを右足で踏むがなかなか切り替わらない姿も福山氏ファンにはたまらないでしょう(^^)。
M-21.君は来ないタイムレス間奏のギターとベースのバトルが最高であった。
M-22.魚釣りのうた未発表未発表であるが古屋氏は歌詞を間違えたに違いない(^^;。ライヴだね〜(^^)。をー、リッチーがのりうつったような福山氏だぞ(^^)。
(M.C.)息もたえたえの古屋氏(^^;。ガンバレ!。
M-23.Fly Away1.2.3最高のエンディングである。
〜アンコール〜何故かレモンが飛び交う会場であった。ま〜ラジオでしょう(笑)。
M-24.ねここしゃんハミングバード
M-25.Make A Mapタイムレス古屋エンディング近くに2度目の福山氏のギターの弦切れである(^^;。
(M.C.)「本当に最後だ」という古屋氏に対し私は心の中で「もう1回アンコールあるだろう」って思うのでした(^^;
M-26.まだまにあうさ1.2.3
〜アンコール〜客電がつき出口も開き退場しはじめる観客もいたが、さらにアンコールを求めればでてくる彼等であった(^^)。
M-27.突き進め My Life1.2.3本編で演奏した時は福山氏のボーカルは揺れていたが、このアンコールでは本当に最後のせいか完璧に決めてくれた。このボーカルを知らないハード・ロック / ヘビメタ野郎は不幸だぜ。もっと不幸なのはハミングを知らないロック音楽評論家である。「売れない音楽は悪い」と言うロック音楽評論家がいるが売れない音楽しか扱うことが出来ない・見つけることしか出来ない自分のセンスが一番悪いことに気づくべきである。そんなロック音楽評論家は廃業するべきである。もっと宣伝せい、ビクター。売れるわけがないだろ、そんなプロモーションで、アホちゃうか。・・・失礼しました。文章書いてたら、ついつい熱くなってしまいました(^^;。
暴走(^^;する福山氏は間奏で古屋氏のボーカル・マイクのスタンドを吹っ飛ばし、ステージ上で遊び歩いた古屋氏が歌おうと立ち位置に戻るがマイクは明後日の方向を向いており慌てる古屋氏であった(笑)。慌ててマイク・スタンドを戻そうとするが勢い余ってマイク・ホルダーからマイクが外れ古屋氏の顔を直撃するのであった(爆笑)。
最後に福山氏は3回目のギターの弦切れでハミング・バードは炸裂し燃え尽きるのでした(=^^=)。

[Comments]
終わって時計を見たら21:40だったような気がします。2時間40分のライヴ(^^)。凄すぎます。
観客数は600名といった処か。ギターなどチューニングを半音下げた演奏で高音部も安定したボーカルを聴かせてくれた。

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