東京小さな旅 東京富士見坂&富士見
東京から富士山
東京富士見&富士見坂
羽田空港より 貿易センタービルより
東京に住んでいると、日常、色々なところで富士山を拝める機会がありますね。
高層ビルだったり、高架の電車だったり、なんとなく、心が洗われる一瞬です。
「景観から歴史を読む」(故 京都大学足利健亮教授 著)の中で、『徳川家康は、江戸を不死身(=富士見)を目指す場所として位置づけ、
都市景観に富士山の大自然を取り入れようとした。』というような説を立ています。
また、江戸町民は富士山を当然信仰の山として見ていました。江戸の町を造るときに富士山が良く見える方向に道を開き、
また、富士山が見れる坂に富士見坂という名前を付けました。また、寺社や庭園にミニの富士山が造られました。
今でも、東京にはには富士見坂のように冨士が見える場所が地名として残っています。
駅名でも、西武線富士見台、丸ノ内線中野富士見町などご存じのとおりです。
このように、東京(江戸)と富士とは切っても切れない密接な関係にあるのです。
文京シビックセンターより 若洲海浜公園より
さて、2005年に、国土交通省関東地方整備局が主催して、関東富士見百景が選定されました。
富士山への良好な眺望が得られる128景233地点となっています。
そのうち東京都関係では、以下の地点となっています。
@東京富士見坂 (文京区 目黒区、世田谷区、大田区 杉並区、荒川区)
A文京シビックセンターラウンジ( 文京区)
B東京都立高尾陣場自然公園からの富士 、高尾山山頂、陣馬山山頂、八王子市立栃谷戸公園 (以上八王子市)
C多摩川緑地 (立川市)
D今寺天皇塚水田(青梅市)
E都立浅間山公園からの富士(府中市)
F都立小山田緑地本園見晴らし広場 (町田市)
G国分寺市からの富士、光町もみじ公園、東京都立武蔵国分寺公園(以上国分寺市)
H円形公園 (国立市)
I富士見テラス (東久留米市)
J多摩市からの富士、パルテノン多摩、鶴牧西公園(以上多摩市)
K馬頭刈山 (あきる野市)
L瑞穂町からの富士、瑞穂ビューパーク・スカイホール、文化の森 六道山公園展望台(以上瑞穂町)
M大島町岡田「港のみえる丘」(大島町)
これ以外でも、当然皆さんお住まいのお宅、マンション、いつもの通勤電車、東京タワー、東京スカイツリー、どれも素晴らしい展望台ですね。
さて、この中で冒頭の、「東京富士見坂」は、特定の一つの坂の名称ではなく、128景のうちの第53番として選定された7つの坂・地点を示すものです。
富士見坂の詳細は以下へ。