東京小さな旅・東京ミステリーゾーン 秋葉原・ちょっと怪しい散策ガイド
秋葉原・ちょっと怪しい散策ガイド
地図・秋葉原マップはこちら(40KB)
ちょっと前までは、日本一の電気街といわれた秋葉原、その名は海外にまで轟き、
一時は停滞といわれていましたが、現在ではパソコンシテイとして華麗な復活を遂げ、
国際電脳都市とまでいわれています。
そのパソコンも現在では、製造・販売双方とも熾烈な競争を続けており、
この通称アキバの各社も決して安閑としていられないのが現状です。
人は世に連れ、世は歌に連れといいますが、ここアキバも
時代の移り変わりとともに、店舗・商品構成はどんどんかわっています。
そんな中にあって、いつまでもかわらないアキバのもう一つの側面、
それが通称ジャンク屋と言われるお店の数々です。
junk・・・辞書によれば、屑ということになりますが、ある人にとっては屑でも
ある人によっては宝の山、と言うお店の数々が並んでいます。
そこで売っているものといえば、写らないと書いたモニター、怪しい受信機、
ビデオのモザイク除去機、鳴らないオーデイオ、動かないパソコンなどですが、
こんな超マニア向けのものから、製造元不明の格安の新品まで、
ゲームも多数・・・
とにかく見るだけはただ、あなたもこんな宝の山を掘り当ててください。
また、ジャンク屋のゴミ捨て場をあさる超超超マニアもいるとか・・・
そこで、アキバに通って30年の私が、ご案内する素人向け・アキバ散策ガイド、
これはと思うお宝を求めて、徘徊いたしましょう。
「電子部品なんて興味ないさ」と言うあなた、フツーの人でも十分楽しめますよ。
子供連れでざっと2時間、お楽しみください。
尚、ご紹介するお店は、あくまで通称ジャンク品と言われているものを、
販売しているだけで、お店がどうこうと言うわけではありませんので、
ご了解ください。またお店、内容が変わっていたらごめんなさい。
またアキバのプロの皆さん、いろいろなネタをよろしければ教えてくださいまし。
皆様の情報をお待ちしています。ご紹介させていただきます。
こちらでお待ちしています。
さて、JR秋葉原駅に降り立つと、休日であれば駅構内のイベントが見に入ります。
またそれ以前に、時間帯によっては、降り口の階段も大混雑していますので、
総武線利用であれは、秋葉原デパート口から降りた方が賢明です。
お帰りの乗車券の購入をお忘れなく。
さて、駅を左側に出ると、アキバ名物、実演販売の登場です。
ここの包丁などの実演販売はもうかなり長いことやっているようで、
この日も3商品をそれぞれやっていました。
包丁・掃除道具・健康ジュースの3点です。
口上を聞いていてもなかなかおもしろいですよ。もう芸術、といった感じです。
営業マンのあなた、セールストークの参考にどうぞ。
さて、この実演販売の先、右側一帯がラジオセンタ−・ラジオストアです。マップ@
ここには、電線から始まり、抵抗、種々の受信機などがありますが、
あくまでパーツ屋さんで、今回の趣旨とはちょっと違いますが、細々と便利な一帯です。
さて今回の本題は、まず、その秋葉原駅を背に、左手にJR秋葉原ビルを見て、
(1Fはハンバーガーショップなど)進み、通りを左に曲がると、JRガード先左手に丸善無線・
マルゼンムセンがあります。マップA、ここは、一見量販店ですが、階上には、ぐっとかわった雰囲気の
東南アジア輸入物中心の、宝物ショップがあります。とにかく、下の売場と大違い、
秋葉原ここにありと言った、自信のなんだかよく訳の分からない格安品の嵐です。
さてお次は、今回の前半のクライマックス、ニュー秋葉原センターです。マップB
何でもニューがつくとちょっと怪しい臭いがしますが、ここはもうぴったり、
まさにジャンク屋の結晶です。丸善無線向かいJRガード下という環境と言い、
切れたネオンと言い、また入り口の数店を覗くと、汚れた黒電話・新品とは思えない
充電電池・うーんとうなるよくわからないものまで、とにかく値段を付けて売っていることそれ自体が、
この世の使い捨て文明に対する警鐘といった哲学的すさまじさがあります。
ちなみに、次に紹介する萬世ビルのマルマン家電でたまに売っていたという、
あのなつかしの、たまごっちの類似品も、ニューたまごウオッチという名前だそうです。
さて、ニュー秋葉原センターから万世橋警察署に向かって歩くこと1分、交差点際に
マルマン家電があります。マップC、ここも有名な宝物ショップで、前述のように、
諸々の類似品もあります。
スタンガン・19,800円・・こーゆーとこで売ってたんですね。・・
その手のビデオのモザイクキラー(ほんとに消えるんでしょうか教えてください。)
19,800円、日本刀等々所狭しとおいてあります。
その他、ミニゲームも各種安い、300円くらいからあります。
ここはジャンクではなく製品販売で、子供連れですと、買わされポイントその1です。
さて、交差点を渡り、石丸電気、ラオックスと左に見て、JRをくぐって、セガゲームランドを左折、
右手にそびえ立つビルが、ラジオデパートです。マップD、このラジオ・・・がアキバの歴史を、
語っていますが、ここはまたすごい、デパートと言っても、問題のSや東急や三越ではありません。
駅前のラジオセンターがセンターならここはデパートだい!と言った品揃えのお店が
立体的に所狭しと並んでいます。台湾の秋葉原と言われている一帯、光華商場も
こんな感じでした。ここは地下1階から3階まであり、全部丹念に見るとそれだけで、
ルーブル美術館並みと言ったところでしょうか、・・かなり大げさ・・
ただここは、抵抗・メモリー・半導体が中心ですので関係ない人には
全く関係ありません。中にはいろいろあるけどね・・・
さておもしろいのは、このラジオデパートの裏口にあるゴミ捨て場、
ここをよく見るとあさっている人がいます。ジャンクからゴミに変身した物を拾う、
そうその差は、本当に紙一重なのです。その姿はまたまた哲学的でさえあります。
またこの裏口横に、ニューサクラヤという、これもまたニューの、あのカメラのさくらやとは、
無関係のジャンクショップも、目が離せません。
この日は、安全だけど24時間以上充電してはいけないとかいてある、車用充電器、
2,000円、何故か棒状のラジオ500円などがありました。
さて、このラジオデパートの向かいに、あるグッドマン、ビデオソフトやら、家電品やら、
玩具やら、いろいろと売っているのですが、以前はレジのおばさんが、「いいものあるよ」と、
何やら、怪しい呼び込みのごとく低い声をかけていました。
さてこのへんから、このツアーもクライマックスです。
この裏手、石丸電気の通りに面しているのが、アキバ名物、日米商事、マップE、です。
ここは正統ジャンク屋で、とにかく、なにが何やら、どうもこうも・・・と言う感じでかなりキテます。
この日は、PC98・3,000円 マック・5,000円でした。
近くの2号店(弁当屋横地下では、何と!成人雑誌いわゆるエロ本を、
グラム単位で、計り売りしています。100g60円です。(うーこれはいったい・・・)
ちなみにこのエロ本、中古品のようで、ここまでジャンクかとなかなか納得した私でした。
しかし、エロ本の中古というのもちょっとねえ・・ページが張り付いていたりして・・、
この2号店、パソコンもあり、10日間保証!のPC98は20,000円です。
10日間保証のない商品は「万一不良でも交換しません」と丁寧に但し書きがしてあります。
また「店内でチェックはしないでください」ともあります。つまり長年のカンが重要なのでしょうか。
ちなみに私が今でも所有している定価50万のEPSON PC386LSは、4,000円でした。
このあたり、クライマックスにふさわしく、コスプレショップもあったりします。念のため・・
さて気を取り直して、(何で?)次へと参りましょう。
いよいよこのツアー、やたら疲れてフイナーレも近くなってきました。
またこの辺で、路上で変なものを売っていたりしますが、覗くのは結構ですが、
法に触れるようなものは、お互いのため、買わないようにしましょう。
おじさんが、訳のわからないソフトや基盤を路上でよく売っています。
またアキバの路上には、繁華街の交差点によくいる、寄付金の押し売りの人がたくさんいます。
あれはいったいどうなっているんでしょうか・・・
アキバで超有名なラオックスのザコンの裏手の通りがアキバ部品・ジャンクストリートと
私が勝手に命名した、路地があります。マップF、
時間のない人はここだけでもOK!、
ここには、あのソフマップのジャンク・中古ショップである5号店・7号店、
また、秋月電子通商・千石電商といういつも混雑している部品の
超有名店も揃っています。ラオックスの裏手という利便性・シスペックという
パソコン店もあり、近くにツクモもあり、一通り何でも揃う便利ストリートです。
ここのソフマップ、店頭のケーブル販売箱は便利で、SCSI・プリンタ・CRTなどの主要なケーブルは
だいたい500円程度で買える便利なお店です。
また、写りません・動きませんと書いてあるものが多いのもこのお店の特徴です。
中近東系の人が、20,000円のノートPCを前にいろいろと質問をしていました。
またこの向かい、湘南通商・クロスオーバーといったジャンク屋etcが、入ったビルがありますが
階段が急で、薄暗く、人がすれ違えないため、ビルの外で必ず人が待っています。
このビルの2Fにこの2店があります。クロスオーバーでは、
何かのCDROM200円、もしかしたら動く・・・、謎の・・・、この商品いっさい質問お断り、
などの、値札が並んでいる様は壮観です。
またこの3Fには、同人誌ショップもあり、皆さん、なにが入っているのか知りませんが、
大きなショルダーバック・リックをお持ちで、よけい通れませんね。
あれ、電車の中でも気をつけてくださいね。・・・
さて、もう疲れました。この辺でこのツアーも終わりにして食事をしましょう。
ここから、ザコンの正面側にまわりマップG、超級電脳というすごい看板を見ながら、マップH
(ここもPC中古屋さん)、じゃんがらラーメンを食べに行きましょう。マップIかなりおいしい
豚骨ラーメンです。といっても、ここもいつも並んで大混雑、ここで子供がぐずったら、つかさず、
ソフマップで街頭ゲームを体験させましょう。マップJ
いつも並んでいますが、順番をなかなかかわっらない少年には、
あなたの父親としての威厳で一発ぶちかませば、子供の尊敬を集めること請け合いです。
ここで中古のゲームでも買ってやって、ごまかして早く家路につきましょう。
でもそんな勇気のないおとーさん、駅近くにラオックスのゲーム館もあります。マップL
ちなみに、駐車場はここ、マップKにありますが土日ともなると長蛇の列、
電車で行きましょう。
さてぐるっとアキバめぐりの旅、如何でしたでしょうか。何か宝物はありましたか、
お疲れさまでした。では、皆様の果敢な成果を、期待いたしております。
またとっておき情報・ご意見・ご感想をお待ちしています。
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