42週目(8月7日〜8月13日)

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「浴衣の〜君〜は、ススキのかんざし♪」

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日付 PaPaの日記 唯ちゃんの日記
8月13日  いつまで続くんだろう・・・・こんな生活(笑)  今日、カズに、明後日の氷川神社の夏祭りにクラスの女子で集まって行こうと誘われちゃった。うーん、困ったなぁ。とりあえず返事はしなかったけど、バイトしてるからダメって言えないからなぁ。でも、お祭りも楽しそうだし…15日はバイト1時間だけ早引きさせてもらって、ちょっとだけ参加しようかな。それだったら、なんとかなるかもね。
 明日、反町クンのお父さんに相談してみよう。
8月12日  今日も唯ちゃんの帰りは10時半・・・・本当に遅いなぁ・・・・心配だよ。  業務用の洗剤って油汚れとかもキレイに落ちるんだけど、肌にはちょっとキツイみたい。手の皮がむけてきちゃって、ちょっとカッコ悪いことになってきちゃった。あんまりお兄ちゃんに手を見られないようにしなくちゃ、すぐにバレちゃうよ。ちゃんとクリーム塗ってたのになぁ。
 でも、前にやった新聞配達のバイトといい、唯、からだを動かす仕事って向いてるかもしれない。なんだか“働いてる”って、ものすごく実感できるから。この分だと、OLみたいに机に座ってやる仕事なんて、できないかもしれないなぁ。
8月11日  今日は帰りが11時前でした、あんまり遅いのでポケベルを鳴らしたら、唯ちゃんは走って帰ってきたそうです・・・疲れているのに・・・ゴメン。  今日はバイトの先輩の千晶さんにお茶おごってもらいました。いろいろしゃべりこんで、ちょっと帰りが遅くなっちゃった。これからは気をつけなくっちゃね。
 でも、仲良しになれそう。千晶さん、大学生なんだけど、唯のこと、実家にいる妹みたいっていってくれて、なにかと世話してくれる。一緒にお家まで帰ってくれたりもするし、仕事のやりかたとかも教えてくれるし。…唯にも、あんなお姉さんがいたらイイのになぁ。でも、それじゃ、欲張りすぎか。
 唯には、お兄ちゃんひとりで充分。これ以上幸せなことってないよね。
8月10日  最近唯ちゃんの帰りが遅いので、寝るのがいつも午前様です・・・からだ壊さないようにね。  部活にバイトに宿題と、なんだか普段よりも忙しくなっちゃいました。でも、気持ちは充実してる。働くっていうことが、そうさせてるのかもしれない。学校とは違う世界だから、唯も緊張してるし、お給料をもらうことで責任も感じて%nるし。
 なんかエラそうなこと言ってるけど、仕事は簡単なものだから、誰にでもできるんだよね。だけど、ちょっとだけ大人になった気分。自分で生活してるって実感できるようになりました。
 そうはいっても、やっぱりお兄ちゃんがいてくれたからこそなんだけどね。
8月9日  今日も唯ちゃんは、10時過ぎ帰り。その割にヘトヘトでもないようだな(汗)。夜の方が涼しいのかな?<練習  クラブが終わって5時から夜の10時まで、1日5時間のアルバイトがはじまった。夕食時の忙しい時間帯は洗っても洗ってもお皿がなくならないって感じで、ちょっと大変だけど、お皿洗いもなかなか楽しい。他のバイトの人たちは、みんな大学生とか唯より年上の人ばっかり。変な人とかいたらどうしようって思ってたけど、最初に挨拶したときの感じでは、みなさん気をつかってくれてるみたいで、よかった。とりあえず、みんなの足を引っ張るようなことだけはしないようにガンバらなくっちゃ。
8月8日  明日から唯ちゃんは、クラブの夜間練習で遅くなるそうです。夏だから、変なおぢさんにおそわれないようにね(汗)  今日、反町クンのところへ電話して、反町クンのお家がやってるファミリーレストランで夏休みの間15日間だけアルバイトさせてもらうように決めてきた。反町クンのお父さん、最初は唯が働くことに反対してたんだけど、一生懸命説明したら、なんとかわかってくれたみたい。反町クンも私の家の事情、カズとかから聞いてなんとなく知ってたみたいで、フォローしてくれたから助かった。ありがとね、反町クン。
 でも、中学生が働いてるってことがバレたら迷惑がかかっちゃうから、唯は厨房でお皿洗いの仕事を任されることに。反町クンもたまに手伝うらしくって、一緒にバイトすることもあるかも。お兄ちゃんに内緒にしておくの、ちょっと心苦しいけど…。
 お兄ちゃんに一言も相談しなかったこと…お母さんは、どう思う? 唯、やっぱりイケないことしちゃったのかなぁ…
8月7日  今日は・・・何話したっけ?(汗)  昨日、TV観てたら、「働く若者」っていう番組やってて、ちょっと反省してしまいました。いろんな人がでてきたんだけど、中に1人、中学生の男の子が出てきて、といっても年齢は唯より上なんだけど、そのコは家庭の事情で昼間働きながら夜間中学で勉強していたんです。他にも、みんな、唯なんかよりものすごい状況の中、一生懸命、働いて自分の力で生活していて…。唯、今の状態をあまりにも普通のことのように受け止めてたのかもしれない。もし、あの時、お兄ちゃんが引き取ってくれなかったら、今の生活はなかったんだってこと、忘れてた。
 唯を養うお金はなんとかなってるかもしれないけど、手間はかかるんだ。そう思ったら、急に自分のことが恥ずかしくなってきて…。なんとかしようと思う。お母さんも、きっとわかってくれるよね、こんな唯の気持ち。

        

2001/08/01 03:49:34;109812;bx9n-ymmr;RETR;ok;/homepage/yui/41to50/yui42.htm