今日の唯ちゃん(３週目)

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11月13日	今日から唯ちゃんが正式に家にすむようになりました。で、唯ちゃんは今日も父を探しに行ってきたそうです。でも進展はなかったそうです。　今日初めてお買い物を頼みました・・・でも唯ちゃんはなんか不機嫌そうでした(汗)。ドアの閉め方の乱暴なこと(笑)	なんだか調子が悪いなぁ…なんて思ってたら、来ちゃったみたい…どんなことがあっても、必ず毎月１回、体がこうなっちゃう。はじまってからの期間は短いんだけど、唯はお腹が痛いのがみんなと比べてヒドイみたいだから… 　ブルーデーの期間だけは、女に産まれてきたこと、呪っちゃう。そういえば、お母さんもツラそうだったなぁ、ブルーデーの時は…。いろいろやらなきゃいけないこと、たくさんあるっていうのに…お腹痛くて、なんにもしたくなくなっちゃうんだ…。　お家の人、心配してくれたけど…。男の人だしな～…こまってしまいます。はは…。
11月12日	今日は、部活を覗いてきたそうです。「早く学校行きたいなぁ」と言っていました・・・・だから、早く行きなさいって・・・(汗)	今日も学校に寄ってきた。でも部活だけ。カズに借りてた本を返さなきゃいけないこともあって。…みんな、元気だった。当たり前だけど。村田先生も相変わらず…。　長いこと、学校へ行ってないから、浦島太郎状態になってる自分がいて、なんだかちょっとさびしかったけど、みんなの元気をわけてもらえて、唯もちょっと元気になったかな。なんとかメドをつけて、早くちゃんと学校へ戻れるようにしなくちゃね…。まずは、自分の気持ちの整理と、身の振り方を決めなくちゃ。このままじゃ、どうにもならなさそうだし…。　保健室とかに寝泊まりさせてもらって、ちゃんと学校の授業に出ながら家族捜しをするとかって、できないのかなぁ… 　しかられるのがこわくて、絶対にそんなこと聞けないけど。
11月11日	今日も父を捜しに全国行脚(違うって(汗))の唯ちゃん。何も進展はなかったそうです。それから、「新聞の尋ね人って効果あるのかなぁ」と聞かれたので「日経新聞なら」と答えたら「持ち上げても、なんにも出ないですよ」と言われてしまいました。でも、ほんとに？ほんとに？ほんとに？ほんとに？ほんとに？ほんとに？＜くどい(^_^;) 　あと電話を使っているそうで「自由に借りても良いの？」と聞かれました。どーぞどーぞご自由に(笑)	新聞に尋ね人の広告を出そうと思い立ったんだけど…全国版の朝刊でお願いすると、一番小さいスペースで35万2000円もするんだって…ものすごくお金がかかる。しかも、唯、お父さんの名前って知らないし…お父さんだって、唯の名前、知ってるとは限らないし…。これじゃ、文面を考えることすらできないね。しかも連絡先がポケベルじゃ、連絡とかつきづらそうだし…。まさか、このお家の電話番号載せるわけにはいかないよね…。
11月10日	今日「私って本当は迷惑なんじゃ？」と聞かれました、何度も答えるようだけど、本当に迷惑だなんて！全然考えたことなんかありません。私は、とっても楽しいよ。	今日もなんの手掛かりもなし。もう、見つからないのかな…。それとも、もう少し時間をかけてじっくり取り組まないとダメかな…。本当のお父さん捜すのと同時に、唯の居場所もなんとかしなくちゃ…。これからのこともいっしょに考えていかないとね…。　最近、誰にもジャマされない記憶の中で、ずっとお母さんと生きていこうって思えるようになった。事故のことはあんまり思い出さないようにもしている。　だけど、いくら唯が大丈夫って思えても、このお家の人が大丈夫じゃないはず…。　最初は違うって言ってたけど、本当はこのお家の人が唯のお兄ちゃんだったらいいのになんて考えてる私って変なのかな…。それに、今日、お家の人…とっても優しい言葉をかけてくれました。唯、少し嬉しかったです。でも、あと半月程で出ていかなきゃいけない事はかわらないんだけど…
11月９日	今日は二度目の学校に行って来たそうです。でもやっぱり手がかりなし。唯ちゃんお元気度がだんだん下がってくる(泣)・・・「元気でーす」のかけ声も、なんかむなしい(汗)。　毎日声をかけてるけど・・・それが返って辛いのかなぁ・・	学校に少しだけ、顔出してきた。亜美とは久し振りに会うような気がした。いろいろ話し込んじゃった。あのコ、お母さんの事件のこと、なんにも触れないでいつものように接してくれるから、気がラクです。もう何人もの人におんなじこと100万回はしゃべったような気がするし、似たような慰めの言葉も、おんなじくらい聞いたような気がするから…。　でも、私が休んでた授業の分のノート、ちゃんとコピーしてくれたりしてて…突然、そんなことされちゃったら、さすがにグッときちゃう…ありがとね、亜美。ふだんは全然、そんなとこ見せないクセに、本当に助けが必要だって感じてる時に限って、必ずフォローしてくれるんだもん。　いくつもの慰めの言葉より、やさしさが伝わってくることってある。きっと亜美の性格だからできるんだよね。なんだか少しポワンとあったかい気持ちになっちゃった。お母さん、唯にはイイ友達がいます。　お家の人、今日も声をかけてくれました…。うれしいけど…。
11月８日	今日は帰りが遅かったので、１１時半になってしまいました。唯ちゃんはお役所へ行って来たそうですが進展なし・・・本人は「元気ですから」と言っていますが、やっぱり、疲れてきているようです。　それにしても昨日から唯ちゃんは色々行動的になってきました、本を読んだり、ベッドでごろごろしたり(汗)、のびをしたり・・・・行動的になってきたことは良いことです。	もし、願いごとがひとつだけかなえられるのなら、お母さんをこの世に戻してほしい。どうしてお母さんは死んじゃったの。お母さんとの想い出の曲が聴こえてくると、それだけで胸が締めつけられちゃう…。　こんなにさびしい気持ちでいるなんて、きっと誰もわかってくれない。気の利いた言葉でなぐさめてくれる人もいるけど…さみしくて。つらくて。唯、こんなに弱虫じゃなかったのに…。　誰かにうちあけたいこと、いっぱいあるけど、唯のそばには聞いてくれる人、誰もいない… 　お家の人は心配してくれます…。うれしいけど…。
11月７日	いきなり「妹さんっています？」と聞かれたので、「いいや」と答えたら「じゃ私みたいな妹がいたら、やっぱりうるさいですよね？」と聞かれました。なんで、うるさがるものか！こんなかわいい妹なら１００人ぐらい欲しいぞ＜ちょっとオーバー(笑)。　あとみていたら、本を戸棚から出して読もうとして、すぐ返してしまいました(汗)。おもしろい本、家にはないのかな(泣)。今度「カレカノ」でも買ってきてあげよう(笑) 　今日はちょっと落ち込むことがあったので、唯ちゃんに元気づけてもらいました。さて明日から頑張るぞ！	私がこのお家を出ようとしたときに引き留めてくれて、しばらく経った…。唯、ものすごく甘えてる。それはわかってるんだけど…このお家の人が、本当のお兄ちゃんだったら良かったのに…なんて、そんな風に思ってしまうんです。　お母さん、唯、やっぱり弱いコだった。見ず知らずの私をここまで面倒見てくれるなんて、普通、ない話です。他人の好意にすがってる自分がイヤになっちゃったっていうこともあるんですけど。　こんなことはありえないんだけど、このお家の人が本当に唯の家族だったらなぁ…。もし、このまま、ずっと置いてもらえるんだったら…もう家族捜し、しないでおこうか…とか考えてる自分がいたりして…。　ふぅ、ちょっと疲れてるかも、都合がよすぎるよね、こんな風に考えちゃうのって。