◇はじめに◇


 「ウサギは鼻でウインクする」。欧米ではこう言うそうです。確かにウサギは何か言いたげに鼻をいつもピクピクさせていますね。立ち上がって背伸びをしながら、あたりを見回すしぐさ等、どうしてこんなにチャーミングなのでしょうか?
 そんなウサギの虜となった私達が作った、飼育書です。

 この飼育書の主旨は、しあわせなウサギを増やしたいという事です。ウサギを飼う人が増えるのはとてもうれしいのですが、ウサギの本当の姿=習性や性質を理解した上で飼わないと、世話を途中で放り出したくなったり、病気や事故で、悲しい結末を迎える事が多いようです。正しい知識は、ウサギだけでなくペットとして動物を飼う為に必要不可欠ですよね。そこで、ウサギと飼い主のしあわせな共同生活を実現させる為の、心構えや飼育の基礎、最新情報を、実際に飼っている方が提供し合って一つにまとめました。
 あなたのウサギライフが 楽しいものになりますように。

【どうやって作ったか】

 この飼育書は NIFTY−SERVE ペット総合テーマフォーラム(以下FP ETM)、ペット種類別テーマフォーラム(以下FPETMAM)のメンバー有志が 協力して作りました。ウサギだけの独立した飼育書は、当時日本にはまだ皆無の状態 でした。それなら自分達の欲しい情報を盛り込んだものを作ろう、同じフォーラムで 前年(1994年)に作られた「シマリスの飼い方」(リス研)のような、「ウサギ の飼い方」(ウサ研)を作ろうという事になりました。すばらしい内容の「シマリス の飼い方」の作り方をちゃっかり真似して、会議室を期間限定で借り、広くウサギに 関する質問を寄せて頂き、次にその質問に対する回答を書いて頂きました。そしてそ れを元に内容を検討しつつ編集しました。

【注意】

 獣医学や飼育の専門家ではない、「ウサギの飼い主」が作った飼育書です。現時点 で考えられる最善の事を書いていますが、これを全て鵜呑みにしないで下さい。あな たのウサギには当てはまらない事も多いはずです。自分のウサギにはどうするのがベ ストか考えながら読んで下さい。
 特に、病気やケガなどの対応には、病院へ連れて行くに越した事はありません。心 配な時は迷わず獣医師に相談して下さい。

【改訂の予定】

 今後内容についての改訂を、随時行っていきたいと考えています。お読みになって お気づきの点やご意見ご感想など、FPETMAM6番会議室「草食の木陰」に発言 して下さるか、いくえ(ID:VFE15363)までメールをお送り下さい。よりよいもの にしていきたいと思います。ご協力をよろしくお願いいたします。


  最後になりましたが、
 快く会議室を貸して下さったFPETグループの統括SYSOPみんた様、
 ノウハウを伝授し、ずっと励まして下さったFPETMAM SUBSYSりすこのはは様、
 編集に智恵と場所を提供して下さったFPETMAM SYSOPかるびぃ様、
 専門的立場から貴重なご指摘を下さったFPETMAM B−Opねず美様、

  本当に有り難うございました。

  1996年 3月

「ウサ研」編集ティーム・リーダー

VFE15363 いくえ

 一部の情報を更新し誤字脱字を改め、Ver.1.2を作りました。

   1997年 6月

 誤字を改め、Ver.1.2.1を作りました。

   1998年 2月1日


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