ここでは、「土曜ワイド」の出演者の特色を簡単にまとめてみました。
永らくラジオ・テレビの世界で活躍されているのは周知の通り。特にラジオに強い愛着を抱いておられ、「誰かとどこかで」は遠藤泰子アナとの30年近くに亘る名コンビで現在も続くTBSラジオ長寿番組の代表格。この番組から生まれた本もある(永六輔氏主要著書を参照)。民俗学者・宮本常一氏の薫陶を受け、現在に至るまで日本各地を探訪する旅暮らしを実践しておられる。テレビ代表作は、「夢であいましょう」「遠くへ行きたい」「2・3が六輔」など。ラジオ代表作は、初代(?)の「土曜ワイド」「六輔七転八倒」「パックインミュージック」など。作詞家としての功績については永六輔氏主要作詞作品を参照。TBSラジオ長寿番組のパーソナリティー各氏とも密度の濃い交流をされている。氏の関心領域も、教育・芸能・福祉・医療・職人論から、郵便局論(?)、えいの研究まで極めて広範囲に亘る。作詞家、放送作家、タレント、歌手(?)、舞台監督、日本人学校の校長、サーカスの演出助手など、職域も多彩。
TBSアナウンサー。同期は宮澤祐介アナ、初田啓介アナ。「TBS週末の顔」といわれ、担当番組のほとんどは週末。土曜日は本番組に加え、「どうぶつ奇想天外」「チューボーですよ」でも雨宮アナの魅力を堪能出来た。大学ではアメリカ文学(小説)を学び、Truman Capoteで論文を書いたとのこと。女優・鶴田真由さんとは同じ大学出身で仲が良い。残念ながら、本年2月をもってTBS退職。フランスに美術留学。
TBSアナウンサー。本年3月から3代目のアシスタントとなる。同期は女性のみで、小川知子アナ、小島慶子アナ。若くして2歳のお子さんを持つ主婦アナでもあるが、かつては「ミスコン荒らし」の異名をとったことも・・・
毒蝮三太夫氏のお弟子さん。文京区在住(本ホームページ制作責任者の近所)。毎回辞書と格闘する手間を惜しまない努力家。高い調査能力が番組を強力にサポート。以前はテレビ東京の「くらしのワンポイント」にも出演され、好評を博したが、現在はニュース番組に様変わりしてしまい遺憾である。「明解三ちゃん」は大変参考になる。
振付師。ビデオカメラ「ブレンビー」のCM出演及び振付で大いに話題を集めた。ルー大柴氏とコンビを組んだ番組でも人気を博した。関谷浩至氏とのコンビによる中継「東京看板批評」は傑作であった。現在は「粗雑な疑問」のコーナーで活躍されている。最近は執筆も。
最近は「おひょいさんになりたい」など著書多数。雑誌などでもよくお見掛けする。相撲好き、浦和レッズのファンとして知られる。また迷作俳句でファンを魅了。毎回職人の方々に熱心にインタビューされる姿勢は素晴らしい。
アナウンサーとしてのみならず、ある時期にはナレーターとして、また「ロッテ歌のアルバム」の制作にも携わったことがある。「ベルベットボイス」の美声で知られ、「歌舞伎史朗」という愛称(?)もある。大沢悠里氏の指導にもあたられた。かつては土曜日ニュースの顔であった。特に「スポーツ&ニュース」では毎回、終わりにハイセンスな駄洒落を披露されていたこともある。また、長時間に亘りクイズをおこなう特別番組「オールスター感謝祭」の際のニュースコーナーでの登場の仕方も面白いと人気を呼んだ。故・逸見政孝氏を彷彿とさせる。現在は「さんまのスーパーからくりTV」の「ご長寿早押しクイズ」の名司会でファンを魅了。昨年3月にTBSを定年退職。日本テレビ「スーパージョッキー」ではあのビートたけしさんらと絶妙なやりとりを展開(冒頭の「北野生活総合研究所」コーナーでは氏の白衣姿を楽しめる)。フジテレビ「新ボキャブラ天国」「FNS番組アカデミー」、テレビ東京「クイズ赤恥青恥」にも時折出演されている。火曜日「笑っていいとも」のレギュラーにも抜擢された。また、昨年7月にはついに日本テレビ「THE夜もヒッパレ」にも出演を果たし、何といまをときめくLUNA SEAの曲を、モト冬樹氏・グッチ裕三氏の助けを得て熱唱された。「銀座カンカン娘」から最新のヒット曲まで、レパートリーの広さには感心させられる(これは、「TBSカラオケ道場」会員としての絶えざる御研鑚によるところ大であろう)。この他、ナショナルなどのCMにも出演。2月は日本テレビ「いつみても波瀾万丈」とテレビ朝日「徹子の部屋」で半生を語ったり、あちこちの番組でゲストとなるなど、まさにフル稼動。何とCDデビュー!の予定もある。いやはや本当に面白く味わい深いお方である。
高林さんは番組開始当初から担当。福田さんは「森本毅郎・スタンバイ」の「現場にアタック」コーナーも担当されている。両氏ともキャスタードライバーとしての的確な場面描写・取材の能力を高く評価されている。運転能力の高さは勿論のことである。
ニュース担当。数多くのラジオ番組のニュースを長年に亘り担当。TBSラジオのニュース部門発展上のキーパースンでもある。ニュースの合間のコメントにも独特の味がある。また「森本毅郎・スタンバイ」のピンチヒッターとしての活躍も見逃せない。