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 高尾山登山 (1999/11/06更新)
本日休魚


日本一の急勾配のケーブルカー
[ケーブルカー]

今日は高尾山に行ってきました.登山といってもいたって軽装.普段着のままで靴も普通の靴.寒さに備えてちょっと厚着で出かけたのがいつもとの違いです.

調布駅から高尾山口駅までは急行で約30分程度.ケーブルカーとセットの往復乗車券を買ってから出発です.東京都内といっても窓から見える風景はすっかり山奥.途中の駅でぱらぱらと登山姿の人たちが乗ってきましたが,思ったよりも少ないです.今年の紅葉は遅いと天気予報などで言っているので,登山客の出足もまだ鈍いようです.

高尾山口駅で京王線からケーブルカーに乗り換え.日本一の急勾配を誇るケーブルカーに乗ること約10分で中腹の高尾山駅に到着します.天候はやや曇りながらも上々,気温も思ったよりも寒くはありませんでした.


高尾山といえば天狗
[天狗]

ケーブルカーの高尾山駅からは登山コースです.高尾山薬王院までは参道が整備されているため歩きやすいです.参道に生えている木々を見ながら歩いたのですが,紅葉にはまだまだ早いようです,ほとんどの葉は緑のままで,なかには赤くならないうちに枯れているものもありました.

さて,高尾山薬王院の山門の両側には仁王像ならぬ天狗の像が安置されています.さすがは天狗の山.神無月には武蔵の国の神々がみんな出雲に行ってしまい,天狗たちが山を降りるといわれますが,今日は旧暦の何月だろうか?

参道がきちんと整備されているのは薬王院まで.この先から山道になります.


[もみじ] [富士山]

山頂の茶店にて
[茶店のお品書き]

薬王院から山頂までの道のりは思ったよりも短く,気がついたら到着していました・・・という感じです.山頂ではお弁当を食べる人,写真を取る人などなど.一眼レフのカメラを持つ人の装備はまたすごい.いったいどれだけの荷物を持って山を上ったのだろうというような巨大なレンズ,三脚を持ってきています.普通の35mmでない中判のカメラを持っている人もかなりいました.

山頂についたところで一休み.山頂の茶店でお昼ご飯を食べました.きれいなもみじの葉をはさんだお品書きと生けてある花が気に入って写真に収めました.

時間もまだ余裕があるので,もう少し先まで行ってから下山することにしました.


つり橋
[つり橋]

帰りは行きとは違う道での下山です.行きは薬王院への参道が整備されている道でしたが,今度はいわゆる普通の山道です.場所によってはすれ違うのもやっと,アップダウンがたくさん,つり橋もありとちょっとした登山気分を満喫できます(^_^;)

つり橋はもう少しスリルのある橋を期待したのですが,思ったよりも短い橋でちょっとがっかり.それでも何人か歩くと大きくゆれるので本格的なつり橋ははるかに怖い思いをするのでしょう.


[さる山] [さる山]

世間を騒がせた麻布のさる
麻美(アザミ)
[有名な麻布のさる・あざみ]

下山途中に高尾山の名物のさる山に立ち寄りました.ここのさる山は普通の動物園のさる山と違って,さるのいるところに人間が入ることができます.入る前に係員からさるに荷物やかばんを取られないように説明を受けていざ入場です.

中はさる・さる・さる.大きなさるがどかっと座っているかと思うと,こざるがちょこまか走りまわる.油断をしていると後ろから手を伸ばしてきて何でも持っていってしまう.小さな子供と同じ位の大きさのさるが動き回っているので,子供にとってはかなり怖いかもしれないです.

さて,さる山から離れたところにある別の檻にはあの世間を騒がせた麻布のさる「麻美(アザミ)」がいました.人間でいうと20歳くらいのメスのさるで,大変よく人間になれていて恐らく飼われていたものだろうと飼育係の人が言っていました.この年齢になってしまうと,違う群れに放すと殺されてしまうので別の檻に入れているとのことでした.


なが〜〜いリフト
[とっても長いリフト]

さる山を後にしてお土産を買ったところで京王線の駅に戻ります.高尾山駅からの帰路はケーブルカーではなくてリフトを使うことにしました.やめておけばよかった下りのリフト.それも12分間も乗るということで十分に恐怖を堪能させていただきました(^_^;) これで風でもあったら怖いでは済まされないな・・・.

駅の近くの高尾自然科学博物館に立ち寄って高尾山の生き物の生態を勉強して(巨大な木の切り株や機械仕掛けのももんがなどなど),高尾山口の駅に戻りました.

電車に乗るころには足もかなり疲れていましたが,時間も早かったので座って帰れました.何年か振りの登山でしたが,そんなに高い山でもなく,気軽に行って帰れました.またどこか近くの自然の豊かなところを探して遊びに行こう(^o^)

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