くだらな日記(2005年4月)


最新日記へ


4月29日(金)
 そういえばむかし、「時をかける少女」をもじって「腕を欠ける少女」という鬼畜な漫画を描いたことがあったなあ。あの原稿、どこいったのかなあ。たしか歌詞は

あなた 私の子供を
突然産んだりしないでね
ふためと見れない姿の
子供を産まないと誓って 私は 私は
サリドマイドを飲む
腕を欠ける少女 愛はガラスの中
褪せた体色の あなたのかたわらに 置いていて

 くやしいのでこっちで作ってしまおう。2004年度アニメアカデミー。
○変態審査員変態特別賞:超ぽじてぃぶ!ファイターズ
fighters
 日曜日夕方5時15分という、これ以上ない過酷な時間帯で健闘していた作品。あと、過酷な現実とも奮闘していたのには涙を禁じ得ない。まいどの復活はいつか。小笠原は小学生と戯れるのをやめていつタイムリーを打つ気になってくれるのか。それよりどっかからパクってきたような小学生どものキャラはなんとかならんのか。ファイターズで新庄がトップスターでないのはこの番組だけというのも評価できる。(このイラストでは重要人物風に描いているがじつは客寄せのインチキで、私が見た10回ほどの中ではチャンスで三振したのとその他大勢で祝勝会で笑ってたのしかない。基本的に試合中は小笠原の引き立て役、試合後は他の黒髪選手にアクセントをつけるだけの役)

 サリドマイドは、「されど、まいど」に似ている。


4月28日(木)
「あ、あのごついミセリは……」
「ぐへへへ、久保田智之!」
 きょうの中日阪神は異様に濃いゲームでした。けっきょく9対8で中日が逆転勝ちしたわけですが、阪神の桧山と中日の福留、このふたりがいなければ20対15くらいで阪神が勝っていたでしょう。ま、ごついミセリがいなければ8対5で勝ってたわけだが。

「いやん、特別天然記念物が逃げちゃう! つかまえなきゃ!」
「朱鷺追っかける少女か……」
「五郎ちゃん、疲れてるんじゃない? あたしが気効で癒してあげる」
「と、気を掛ける少女か……」
「だいたいアンタ、ソフトバンクで浮いてるわ! 投げりゃ打たれる、イケメンじゃない、年こいてる、もう生きてる資格ないわね、エイ、キック」
「竹岡蹴る少女か……」
「あ、ラベンダーの香り……」
「これをかいだらウッズの本塁打もなかったことにならないかなあ、はぁぁぁぁうぅぅぅわぁぁぁぁぁふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
「五郎ちゃん、それケシの香り……」
 はんじろうさんに感謝。はぁぁぁふぅぅぅぅぅ。

 そういえば前からエキサイトの中国語翻訳がヘンだという評判はあったのですが、たとえば、「独島はもともと韓国の領土です」というのを入力して中→日翻訳すると、
「黄?バック・ハンドは手は正午に正午に〓弊害と〓アシの匹は許可する」
 黄? やっぱり桧山? これも桧山が悪いのか? たしかにバックハンドで打っているとしか思えない打撃成績だし、弊害だし。「アシの匹は許可する」ってのはアシ=悪し、匹=統率=監督で、ダメ監督岡田が許可したからスタメンで出られる、ってことなのかな。正午ってのは、きっと野球選手の寝ている時間=どうでもいい時にしか打たない、っていう桧山の生態を表しているのだと思う。
 これをしばらく軒ビームしてみると、
「黄?脊椎の背中?手の正午に〓弊害は病気作品?〓アシ?〓」
 へいへい、確かに桧山は脊椎の背中がどうかなっているとしか思えないバッティングですよね。弊害で病気作品ですよね。手の正午ですよね。疑問符なしで悪しです。しかし独島はどこへいったのだ。ひょっとしてあれも桧山が悪いのか。


4月26日(火)
 ローズ「ジャイアンツ下手くそ、大嫌い。東京へ帰る」。このセリフ、どこかで聞いたことがあると思ったら……どっかの漫画家が連載打ち切り時に書いた「痛みを知らない子供が嫌い。心をなくした大人が嫌い。優しい漫画が好き。バイバイ」ってのになんとなく似てるんだわ。いや、なんとなく。


4月25日(月)
 そうか、「ものかは」って言葉をなぜ知っていたかというと、加藤隼戦闘隊長をいつも歌っていたからであった。しかし土佐酷使藤川球児がいつのまにか佐藤読売連投隊(佐藤、シコースキー)と同じ登板数になっていてびっくり。ま、こちらの監督も中継ぎを消耗品としか思っていないからな。去年リガンが負傷したときなんか、買ってもらったばかりの高価なオモチャが壊れたときのスネ夫みたいなことをほざいてやがったし。


4月24日(日)
 パリーグに異変が起こっているらしい。まずは次の表を見てほしい。(4月24日現在)
打率
 西岡 .373
 セギノール .363
 石井 .351
 フランコ .347
 楽天 .208(勝率).219(打率)

本塁打
 小笠原 11
 楽天 10
 ズレータ 9
 カブレラ 8

盗塁
 西岡 10
 楽天 10
 大村  8
 赤田  5
 小坂  5

勝利
 楽天 5
 星野 4
 渡辺他 3

 どうやらこの楽天という新人選手は、打率がかなり物足らないものの、一発のある俊足打者で、しかもエースとして最多勝も狙えるという、まさに藤村富美男の再来のようなどえらい選手らしい。こんな選手がまだ隠れていたなんて、あなどれないぜ日本プロ野球。


4月23日(土)
 くずです2。かなり参加に乗り気なのですが、さすがに寄る年波で徹夜はつらいので、パセラに本拠地をこしらえてそこから顔を出す形にしたいのです。そんなわけでパセラ一部屋をオールナイトで借りておきたいのですが、だれか賛同してくれないかしら。6人くらいいれば一部屋借りられると思うのですが。どうですか若林さん。参加しなくてもとりあえず一晩カラオケを絶唱できますよ。いかがですかkasumi様。あとハラ君はデフォルトね。しかし私の世代だと厳窟王は「待て、そして希望を持て」だよなあ。

 酔いがさめたら乗り気も若干後退したので、ちょっと様子を見ることにしよう。

 くいものトリビア。
 リシュリューソースはただのマヨネーズという説もある。まあ、マヨネーズ自体、工業化される前はさまざまな製法があったのだが。似たようなベシャメルソースも人名由来。
 シャリアピンステーキは、歯が悪くて分厚いステーキが食えないシャリアピンのために、リッツホテルの筒井シェフが考案した。
 サンドイッチ伯爵はカードゲームと汚職に熱中して、イギリス人からは「史上最低の海軍大臣」と呼ばれている。たしか腐った缶詰を納入させたりしたはず。
 蘇東坡は東坡肉に名を残しているが、彼もとんでもない悪徳政治家だった。宋の政治を改革した王安石らの新法党に反対する旧法党、つまり抵抗勢力の一員だったが、治績にまったくみるべきものがないだけでなく、「お前賄賂取りすぎ」と上司から叱られるほどで、それでも足りずに金持にタカって詩文など書いて謝礼金をせしめるという人間性最悪野郎だった。
 日本人で食い物にいちばん多く名前を残しているのは坊主。沢庵、空也、利休などなど。他にも茶を伝えた栄西とか椎茸を食って悟った道元とか柿があまりに美味いので植えてしまった天海とかありとあらゆるものを創造した空海とかいる。やっぱ色気を封じると食い気が高まるのだろうか。
 メジャーリーグのスタジアムでは「イチロール」「トルネードロール」「ダイマジンロール」という海苔巻きが売られていたが、今はどうなっているのか。ちなみにどれもなぜか飯で海苔を巻く韓国風。ゴジラロールというのも登場したが、カズオ焼きはなぜかお好み焼き。ノリタコ焼き、ヤブバーニングチキン、タダノ鯨カツの登場も近いか。
 アフリカ戦線に赴いたロンメルは、イタリア軍の糧食が将校用、下士官用、兵士用に分かれているのを見て激怒した。
 帝国海軍も将校と下士官以下はメシの差がはなはだしく、坂井三郎を激怒させた。海軍はお高いからな。
 日本で最初に乾パンを製作したのは江川太郎左衛門。これを受けて松本順は戦闘中の料理の簡素化と栄養学の観点からパン食を推奨した。こういう意見を封殺して軍隊に脚気患者を蔓延させた責任者が森鴎外。
 ま、バイキンが怖くて外食できないくせに、饅頭で茶漬けするような人間に何を言っても無駄だが。
 夏目漱石は「吾輩は猫である」で「ローマ人は孔雀の舌を珍重し」とあったがこれは間違い。正しくはフラミンゴの舌で、これは肉厚でうまいらしい。もっともヘリオバルガスはフェニックスの舌を食おうと八方手を尽くしたがついに見つからず、孔雀の舌で代用したらしい。
 ルイ14世時代のコンデ公おかかえ料理人のヴァテルは、晩餐のメインディッシュの時間までに注文していた魚が届かなかったので自殺した。これを美食に殉じた偉人とほめたたえる人がいるが、どうやら単に段取りの悪い奴だったらしい。この晩餐会では、人数を間違えたのか肉料理も一皿足りなかった。
 「将軍らーめん」とか「太閤巻」ってのは人名にならないかな。
 動物性蛋白質の中で、いかなる宗教からも禁じられていないのはイナゴだけ。
 中国では「モンゴル焼き肉」がブームなのだが、それには抗議しないのだろうか。
 ダウン症を意味する「モンゴリズム」はもう使われないか。昔読んだ本に「モンゴロイドの子供」というとんでもない誤訳があった。
 仮面ライダーに「ジンギスカンコンドル」というチャチな悪役がいたり(しかも世界悪人怪人と呼ばれていたりする)、宇宙刑事シャイダーには「クビライ皇帝」というとんでもない悪役がいたりするんだけどね。

 最近、むーちょをアニメ化するのが流行しているのでしょうか。そんなわけでひとつ


4月22日(金)
 読売新聞というものを絶えて読んでいないので、引用ですがひとつ。日本人はジンギスカン鍋と並んで義経鍋、弁慶鍋という呼び方をしていますがどうですかお客さん。福神漬なんか神様さえ料理の名ですがどうですかお客さん。日本の偏向した例ではアレというのなら、フランスではルイ14世時代の名宰相リシュリューはソースに名前を残しているがいかがですかお客さん。変なのに名前を冠されるのが侮辱だったらツツイチビゴミムシとか命名された筒井康隆のお父さんはどうなるんですかお客さん。


4月21日(木)
「ばかものどもよ! ミセリを追放したところで、ミセリの心まで征服はできん!」
「ミセリの偉大さは、もちろんその炎上の凄さにある。しかし、ほんとうの偉大さは、その神にも近いかぎりない(相手チームへの)愛だ!」
「悪口をほざき追放しようが、ミセリの心はみえん! つかむことはできん! きさまらのけがれた手では、どうしようもないのだ!」
「なによりの証拠に、ミセリの愛の心は、まるで玉が砕けて無数の星となるように、あとつぎを生んだ!」
「炎上は終わらぬ! 死からも地獄からも、マウンドは同じ心をいだく者たちによって炎上し続ける!」
「ゆ、夢か……ミ、ミセリが、まるで忍法の分身術みたいに……のっぽのミセリやごついミセリ、二枚目のミセリやグヘヘのミセリ、ベテランのミセリやルーキーのミセリや舶来のミセリやハマのミセリが、ひい、ふう、みい……12人も!」
「ふふふ……巨人軍に対する正式の宣戦布告の意味からも、われわれの正体をあきらかにしよう」
「佐々木主浩!」

 佐々木とはあまり関係ないですが、つい爆笑してしまったので貼っておきます

 「なんでフォークやねん」。わたくし、子供のころから日本プロ野球を30年ほど見てきましたが、そんな暗黙のマナーなんて見たことも聞いたこともございません。その「暗黙のマナー」とは、大差で満塁にしてはならないということなのでしょうか、それともツースリーが悪いのでしょうか、はたまた二死にするのは罪悪なのでしょうか? それとも点差がついたらフォークを投げるなという、罰ゲームのような別のルールのスポーツをご提唱なさっているのでしょうか? 日刊スポーツ新聞社の記者様は、気がおふれにでもなったのでしょうか、それとも天性頭の悪い可哀想な人を優先して雇う貴社の寛大なるご方針なのでしょうか? わたくし、だいぶ昔に野崎さんにはお世話になったこともあり、悪口は言いたくございませんが、それにしても、こういう無能有害な記者でなく、後進をもうちょっと育成なさったらと思い、残念でなりません。
 ……と思ったら、スポニチにもおなじ内容の記事がございました。どうやら、智恵遅れ痴呆気違い記者は、速報記事請負のどこやらの三流下司取材社のほうにおられるようですね。共同通信かな? 日刊スポーツ新聞社とその記者がたには、つつしんでお詫び申しあげます。でも、新聞記事はあなたがたの誇り、あなたがたの看板なのですから、もっと注意して、クズ記事はボツに、ゲス取材者は契約解除にする勇気を持った方がいいと思いますよ。毎日新聞朝日新聞はさすがに腐っても大新聞、清原や桑田のみっともない言動を冷静に報道することに専念していますよ。


4月20日(水)
 中国人が日本の軍国主義復活を生理的に怖れるように、日本人はおそらく、中国の暴徒に生理的な恐怖を感じているに違いない。たぶん、あの反日デモの暴徒の中には、かつて文化大革命のとき、彭徳懐を殴打したり、劉少奇の歯をへし折ったりした人間が混じっているに違いないのだ。
 中国政府を過大評価しているのかもしれないが、私は、ただデモ隊を暴徒化させて放置しているだけではないように思うのだ。なにしろ毛沢東、周恩来、ケ小平など、世界史上の政治家(残念ながら日本史では比べられる政治家はいない)の、ほんの次の世代だ。ああいうことが発生したのなら、それはなにかに利用するためじゃないのか、と。
 ……ただ、ああいうやり口はまったく好きじゃない。私だったら、文化大革命で群衆の中で三角帽かぶらされて殴られたり蹴られたり唾かけられたりしながら殺されるよりは、シベリアか北朝鮮の収容所でひっそりと餓死する方を選びたい。


4月19日(火)
 ああ、ダン・ミセリは本当にウルトラの星へ帰ってしまった……。2ちゃんの野球鯖も飛んでいってしまった……。「さよならミセリ! ひとつ、スペンサーが太ったままシーズンに入らないこと。ひとつ、大勝できる試合くらい久保田を干すこと。ひとつ、リリーフを出すときは選手の調子に気をつけること。ひとつ、鳥谷の力をあてにしないこと。ひとつ、土の上で試合ができることをありがたいと思い、試合中はもうちょっと楽しそうにすること!」「次郎くん、それは、ウルトラ馬鹿監督五つの誓いだよ」

 ふと思うのだが、中国はただケンカしたい年頃なだけではないのかと。相手は誰でもいいのではないかと。
 なにしろ中国は広い国です。あんな広い国で政府が求心力を保っていくのは容易なことではありません。だからここで仮想敵国の登場です。つねに敵を作っておくことにより緊張をこしらえ、逆説的に政府への信頼感を持たせるのです。
 かつて建国時から60年代まではソ連といっしょになってアメリカ帝国主義と日本帝国主義の亡霊をぼろくそにこきおろしていました。60年代もなかごろになるとソ連との仲が微妙になり、ユーゴスラビアを裏切り者呼ばわりしてヨーロッパをひっかきまわしにかかりました、70年代になるとソ連を修正主義者だの資本家のイヌだのけなし、逆にアメリカや日本と仲直りにかかりました。80年代はベトナムやインドに喧嘩を売ってすごしました。90年になってソ連がなくなると、またアメリカを敵に回しました。そしてそろそろ、アメリカも新鮮味がなくなったなあ、ブッシュもアホなだけでいまいち迫力に欠けるしなあ、という今日このごろ。そこで日本帝国主義の再登場ですよ。
 日本が相手になってやらなかったら、中国はまた溜まっちゃって、そのうちネパールに軍事介入とかするかもしれません。そう考えると日本政府だって、二個師団くらいの働きはしているのかも。


4月18日(月)
 もうお姉さんは知りません。勝手にやってなさい。
 と言いたいくらいアホらしい現状ですな。中国では反日デモが暴徒化すると、こんどは日本で日中友好協会などに銃弾打ち込み、中国領事館にカミソリ入り手紙などのイヤガラセですか。いかにも日本らしい陰湿行為ですな。そのうちチャイナドレスを着た娘を斬ったりするんでしょうな。kasumiさん危うし。
 そもそも扶桑社の教科書などは欠陥商品だと思っているし、変だと思えば日本領事館にデモするなどの行動は正当だと思うのだが、調子に乗って投石や暴力行為はいかんでしょ。こういうことは冷静に意志を伝えればいいことなので、石を送って解決する問題じゃない。だいたい中国や韓国の教科書が正しいことをちゃんと書いているのかどうかも怪しいもんだし。中国政府も暴徒を利用して、かつての文化大革命みたいなことをやらかそうと企んでいるふしもあるし。韓国はいい気味だとか発言してておとなげないし。
 日本の政治家も、こっそり靖国参拝してごまかそうとしたり、内輪の講演会でしか景気のいいことが言えなかったり、陰湿なごまかしを繰り返しているからいかんのだよなあ。はっきり中国政府や韓国政府に「侵略やった。あんたとこの国民殺した。よくないことした。でも補償した。昔の話だ。もうやらない。やりたくてもできない。騒いだり変なこと言っているのはあんたらの国と同じで、頭が悪くて勘違いしてる一部の輩だけだ。日本を代表してるわけじゃない。というわけで、さっさとこれからの話しませんか。ぐちぐち蒸し返したいなら、もう結構です」とでも言えればいいのに。


4月16日(土)
 一時はチーズクラッカーと野菜クラッカーで露命を繋ぎ止めていると豪語された私ですが、さすがに通販はやめました。40箱頼んだらさすがに消費に数ヶ月かかったし、賞味期限を超えたクラッカーは油が劣化してまずくなると悟ったものですから。そんな私のイチオシは当たり前田のクラッカー。ソーダの香りとぼってりした小麦粉臭とアミノ酸の味付けが秀逸なのです。秋葉原のドンキホーテでしか売っているところを知らないので、頼むから買い占めはしないでください。

 最近の野球板で輝いているのが「ダン、行かないで」「ジャイアンツがピンチなんだよ!」というネタスレ。ウルトラセブンは秀逸なパロディが作りやすいのですかね。ふぁんろーどの滝季山影一も「スーダラマン」「人造横綱キタオダー」に続く「ウルトラ黄門」を描いていた。ええと、たしか黄門様が日本の平和を守るため助さん格さん弥七のカプセル家来とともに漫遊する話だったかと。むろんかげろうのアンヌの入浴シーンもあり。借財に悩む下級武士の破滅願望を描いた「勤番が来た」、異国の女巾着切りに印籠を奪われてピンチになる「盗まれた葵の御紋」、阿片をもちいて幕府役人を骨抜きにしようとする恐るべき陰謀をあばく「狙われた町奉行」、佐渡の金山で黄門様そっくりの水替え人足と出逢う「闇に光る金」、幕府が嫌になって日本脱出を夢見る平賀源内とそれを利用する南蛮人の「ひとりぼっちの日本人」、刀狩りをしないと血を吐きながら続ける哀しいマラソンになりますよという名台詞を残した「超兵器ブリキトース」、泡を吹く代官が登場するというただそれだけの「天領都市」、水戸家は御三家ではない、徳川本家と紀伊尾張でご三家なのだと主張する新井白石をいましめる「あなたは御三家?」、地球の裏側にある日本そっくりの第四列島で朝鮮人をいじめる豊臣政権と戦う「第四列島の悪夢」、そして、日本はもともと天○のものだったのに、徳川家が政権を横取りしちゃったんだと叫ぶ少年の「天○との使者」などがあった。そして最終回は「史上最大の維新」。九十度の熱を出して寝込む黄門様に、夢枕に立つ江戸表の将軍様が「こんなに旅を続けていたら、死んでしまうぞ」と告げる。しかし大久保西郷の両頭怪獣との闘いに挑む黄門様だが、ついに力つきて倒れる。その間にも長州星人は幕府壊滅計画を進め、大政奉還を呼びかける。よろめきながらも最後の闘いに出ようとする黄門様は、かげろうのアンヌに告げる。「実はわしは、越後のちりめん問屋なんかじゃないんだ。幕府を守るためやってきた、御三家水戸藩の前藩主、徳川光圀なんじゃよ!」百万人が泣いたという劇的なフィナーレ。うろ覚えだけど。


4月15日(金)
 吾妻ひでお関連の文献を読み返していて気になったのが、「奇想天外臨時増刊・吾妻ひでお大全集」のインタビュー。「(カレーは)好きですよ。でも、こっちでは北海道風のカレーが食べられない」というのがあって、むかし読んだときは「あー。北海道だからなー、ジャガイモとかいっぱいはいった田舎風なんだろうなー」と読み過ごしていたのですが、ひょっとするとこれは、いわゆる、おきかげさんやつぼかわさんが絶賛してやまない、札幌スープカレーを指していたのかもしれない。いや、浦幌スープカレーと呼ぶべきか。


4月14日(木)
 うごつーるって2月に発表されたときブームになったそうですね。ちーとも知らなかった。そんなわけで、完全に時期はずれのうごつーる推進企画。妖怪ぶるぶる

 スペンサーから一言。
 今日も4タコ3三振と本領発揮で、一時は2ちゃんねるで「スペンサーは駄目だと言った奴は出てこい!」などと強気だったスペ厨もすっかりどこかに「かくれる」してしまった。ギルバートかおまえら。
 がんばれスペンサー。打率はクルーズの4月末現在の数字に近づきつつあるが、本塁打はまだ4本、打点は9足りないぞ。あと2週間、死んだ気になってがんばらないとクルーズは超えられないぞ。


4月12日(火)
 悪魔くんのキメ台詞って、アレでしたっけ。
「エロイムエンザイム、我は求め分泌したり!」
「おお、蛋白質が嘘のように溶けてゆく! ああ、私の髪の毛も溶けていく!」
「これぞ忍法、髪斬丸! どうだ智恵伊豆よ、拷問のストレスで禿げていった数万キリシタン女性の怨みを知れ!」
 ちょっと違う番組が混じりました。

 あのころの吾妻ひでおの話になると、あのころの少年チャンピオンの話になってしまうジジイの回顧なのですが、しかしあのころのチャンピオンは凄かった。「がきデカ」「マカロニほうれん荘」「ブラックジャック」「ドカベン」の四大ビッグヒットが看板で、さらに「エコエコアザラク」「チョッキン」「750ライダー」「レース鳩0777」「ゆうひヶ丘の総理大臣」「花のよたろう」「マーズ」あたりの中堅が脇を固め、さらにとりみき、小山田いく、えんどコイチ、佐藤宏之、どおくまんあたりの若手を育てながらも、あすなひろし「青い空を白い雲がかけていった」のような地味な文芸漫画を連作させる余裕もあったのだから。そして月刊では光瀬龍原作の哲学的SF「百億の昼と千億の夜」やら、早すぎた水滸伝ネタ破滅もの「60億のシラミ」やら、吾妻ひでおの「やどりぎくん」などの問題作を連載していたわけだ。
 ちなみにそのころのチャンピオンを読んでいてショッキングだった出来事といえば、「花のよたろう」はギャグマンガだとばかり思っていたらどんどんと重苦しい展開になっていったこと(同時期の「ダメおやじ」も同じような展開でしたが、時代の病だったのでしょうか?)、「マーズ」のとーとつな最終回、「エコエコアザラク」がしばらく休んでいて再開したらむちゃくちゃデッサンが狂っていたこと、「マカロニ2」を読んでもうこの人ダメだと思ったこと、しばらくチャンピオンを離れていて十年ぶりくらいに読み返したら、ダチ公ブームの中で「750ライダー」だけはまだひっそりと連載していたこと、などでした。

 奈良で逮捕された騒音キチガイおばちゃん、河原美代子ってのは実に楽しいな。隣に住んでなければの話だが。せっかく逮捕したのだから竹島にしばらく留置したらどうだろうか。いくら韓国人でもあれを聞けば逃げていくだろう。


4月10日(日)
 うごつーるとかいう画像ソフトを使ってみた。何故kasumi。
ugougokasumi
 こういうぷるぷるチワワのように震えるキャラは、一時日本に密入国かと騒がれた、貞淑で甲斐甲斐しい新妻、くたさんのほうが向いているかもしれない。字が汚いけど、となりにういろうさんとぽいうさんがいるという設定ね。
uirou san kohai ne
 でも、この動きにいちばん合っているのは、大腸菌だとかバクテリアの運動だよなあ。
brown undou

 「超!ぽじてぃぶファイターズ」は終了したのかと思ったらボボボーボの如く新たな敵を求めてまた始まっていた。それにしても小笠原、山賊少年を打ち込むよりは、ちっとはパリーグの投手を打ち込む工夫でもしろ。

 「チョッキン」は好きですが、「やどりぎくん」はもっと好きです。あああんな大家さんどこかにいないかな。大家さんにタカって一生働かず暮らしたいのに。「やどりぎくん」は早すぎた「めぞん一刻」です。チェーホフは言っている。怠惰のないところに幸福はない、と。(本当だよ、本当だよ)


4月9日(土)
 しかしアレだな、去年の代打葛城とか吉野安藤リレーとか、今年のスペンサーに代えて桧山とか吉野藤川ウィル久保田リレーとか、岡田監督が左右にこだわって選手を代えると、ことごとく失敗するな。これはもうヘタクソとかそんなレベルでない、暗黒パワーとかそっちのオカルト方面が関与しているとしか思えない。ふつう左右にこだわって失敗するのって、広島の山本監督程度の、理解できる失敗だよな。そういえばたまにバントのサインを出すと失敗するのもオカルトっぽいが、これは監督が有事に備えた練習をまったくやっていないってことで説明はつく。


4月8日(金)
 やっぱり今岡は確実に最悪化しつつある。9回のあのゴロは、まっとうなサードなら捕らなかった。捕って投げてもセーフだし、見送ればほぼ間違いなくファールになるからだ。まあ、最初から最悪な桧山とか、今岡よりも急速に最悪と化した鳥谷なんてのもいるが。それにしても岡田は、投手を出す順番を変えるとか、桧山にバントでもさせてみるとか、鳥谷にエンドランやらせてみるとか、なんか頭を使った行動をやってみる気はないのか。相手が困るようなことをやるという、高度な知的能力が欠如してるんだよな。やっぱり、岡田に監督やらせるなんて46億年早いよ。たぶん46億年たってやっとふつうの監督不適格者に進化する程度だとは思うが。


4月7日(木)
 きょうの阪神の試合は「井川みたいなふざけた野郎に勝ち星なんてつけさせてたまるか」というはっきりした意志が感じられて、それなりにいい試合でした。「シーツをお立ち台に立たせてたまるか」という意志も感じられたような気もしたのですが、こちらは気のせいかもしれません。それより、今岡が守備から最悪化しつつあることが心配です。内部からなにかが孵化しようとする胎動を、今岡自身でも抑えきれない、というような感じの。


4月6日(水)
 長部日出雄「桜桃とキリスト」(新潮文庫)を読む。
 小林信彦は長部について「書く対象に惚れ込み、骨がらみになってぬきさしならない状況に陥ったとき、彼はいい文章を書く」と書いていたことがあったが、太宰治にはそこまでいっていなかったのかな、という印象。太宰の酒癖について書いているところを読んで、ふと、これはまがりなりにも天下の大酒乱として有名だった人の書くことではないな、と思ったり。ぶっとい本を二冊も書きながら、坂口安吾の、文庫本二十ページそこそこの「不良少年とキリスト」に及ばない、いや近づきさえしていないよ、という感じ。安吾が「フツカヨイ」の五文字で表現していることを、何百ページも費やして解明しようとして、それでも結局どうにもできなかったな、という感じ。まあなんだな、太宰治の評伝ってのはいろいろ読んだが、やはり安吾や壇一雄のような同じ匂いのする者がいいものを書いているわけだが、これからは全然関係のない人のほうがかえっていいものが書けるかもしれない。吉村昭とか。でも司馬遼太郎が「街道をゆく」の青森編で書いていたのはヒドかったなあ。


4月5日(火)
 うちへ帰り、目玉をくり抜かんばかりに洗い、象のように鼻に水を吸い込んでは噴射し、喉も裂けよとうがいし、シャワーで全身洗浄し、さて、と新聞を開くと紙面から花粉がたんまりと沸き起こって苦しむ。怖くて二週間ほど新聞が読めません。ああ、三月と四月だけでも、雨の日のように新聞を毎日袋にくるんで配達してくれないものか。
 おかげでニュースにすっかりうとくなりました。法王が死んだそうですね。で、オリーブの栄光って人はいったい誰だったの?


4月4日(月)
 スペンサーまさかの大活躍に浮かれている人のために、ここにクルーズとの対比成績貼っておきますね。
       クルーズ                
第1戦    4打数ノーヒット
第2戦    5打数1安打1本塁打2打点
第3戦    4打数1安打
第4戦    4打数ノーヒット
第5戦    3打数ノーヒット
第6戦    5打数3安打2本塁打3打点
3、4月成績 95打数24安打(.253)6本塁打13打点
5月以降成績 144打数32安打(.222)8本塁打21打点
通算成績   239打数56安打(.234)14本塁打34打点

       スペンサー
第1戦    3打数1安打
第2戦    2打数2安打2打点
第3戦    4打数1安打1本塁打1打点
第4戦    4打数1安打
第5戦    4打数1安打
第6戦    ?
4月成績   ?
5月以降成績 ?
通算成績   ?

 ノーヒットの日がまだないぶん、スペンサーの方が打率は上のような気がしてきました。うまくすると2割5分打つかも。


最新日記へ