くだらな日記(2003年12月)


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12月31日(水)
 ちょっと考えることあれこれ。

 大相撲の幕内力士からプロレス入りした人間はけっこう多いが、そのほとんどは力道山、豊登、天龍、維新力、力皇などのように相撲時代の四股名をそのままリングネームにしている。例外は北尾(双羽黒)、田上(玉麒麟)、石川(大ノ海)、安田(孝ノ富士)くらいか。このうち、北尾は引退時の相撲協会とのゴタゴタが原因で四股名を使えないのは当然として、安田はやはり借金が問題で四股名を使用停止されているのだろうか。そして田上と石川はどういう原因なのだろうか。このふたり、当時は全日本プロレスの力士引き抜きが多すぎるということで、田上はジャパンプロレスに入団、石川はフリーという形式でダミー入団しているくらいだったから、やはりそれが原因で四股名を使えなかったのだろうか。
 そして四股名を使用しているレスラーにも疑問がある。力道山や維新力などはあまり大きな名前ではない。ほとんど本人限りのようなものだからいいとしても、天龍は大きな名前だ。先代の天龍はたしか、相撲協会から脱退して革新相撲団とかいう団体を興したはずだ。そんな大きな名前をプロレスに貸してしまってもいいのだろうか。プロレスの天龍が廃業するまで、相撲協会では天龍の名前は使えないのだろうか。

 ヤドカリは巻き貝の殻に体をもぐりこませるため、生まれつき尻尾が右曲がりにカールしている。ごくまれな例外を除き、巻き貝はすべて右巻きだからだ。
 ところで、ごくまれな例外である左巻きの貝殻には、ヤドカリは入ることができないのだろうか。それとも、無理をすれば入ることができるのだろうか。たとえば、左巻きの貝殻の模型を作って水槽にばらまき、そこへ裸のヤドカリを放り込んだら、どういう行動をとるのだろうか。どこかの動物学研究室で実験してはくれないだろうか。それとも、もう結論は出ているのだろうか。

 なんで格闘技番組は大同団結できないのだろうか。そしてまた、猪木ボムバイエの「花田参戦」とは、いったいどういう意味なのだろうか。若乃花も不祥事を起こして四股名の使用差し止めなのだろうか。いや待て、猪木は「橋本参戦!」と大々的に宣伝しておいて、実は破壊王・橋本慎也ではなくマイナー団体DDTの橋本友彦だったりするからな、実は花田も朝花田とか花田少年とか花田清輝かもしれないぞ。

 夕方は少林サッカーを見た。さすが伝説の「少林寺ミアそスうめん」を生みだした少林寺だけのことはある。できればハリウッドで作ってほしかった。その方が「ばかげたことに莫大な金を投じる」というコンセプトが明確になっただろうから。できれば主演をキアヌ・リーブスとキャリーアンモス、CG監督をスピルバーグにやらせたかった。準決勝で出た、なぜかヒゲを生やした姉妹ツートップは、叶姉妹の出番かな。逆にマトリックスはこの監督に作らせれば、えんえんとスミスが増えつづける映画になって名作になったかもしれない。しかしこの映画を見て泣いたのは私くらいなものだろうな。すいませんただの情動失禁です。

 夜は格闘技番組を見ながらカニスキ。きのう送られてきた冷凍カニの脚を二本ほど戻してそのまま三杯酢で食ったらとろりと甘くてうまかったのだが、せっかくカニスキの割り下がついてきているので、きょうは素直にカニスキ。カニもいいが、一緒に豆腐を、すが立ちすぎるくらいグダグダに煮込むと、味を吸い込んでいい感じに美味。もう白菜やネギやシイタケなんかどうでもいい。カニと豆腐、シンプルにこれだけでいいね。

 格闘技番組は、メンバーのせこい猪木ボムバイエがいちばん面白かった。猪木は「かませ犬」の効用を心得ているからだ。
 そもそもプロ格闘技の興行にとって、かませ犬は必要かつ不可欠である。プロレスではアンドレやハンセンは、シリーズ最終戦の猪木との対決まで、ひたすら木戸やクロネコなどのかませ犬相手に秒殺の圧勝で強さを見せつける。プロボクシングでは白人の有望選手が出てくると、ロートルの有色人種と闘わせ、KOの連続でチャンピオンシップを盛り上げる。
 今回の猪木ボムバイエでは、安田、村上、永田、この三人の日本人レスラーが見事なかませ犬を演じてくれた。三人合わせてファイトタイムが三分ちょっとってどうよ。しかも永田の試合は、かつての高田の試合に匹敵するぶざまさだったし。
 K−1ではせっかく曙という屈指のかませ犬を用意したのに、それをメインにしたのは失敗だった。しかし試合前の君が代は誰のためだったんだ。しかも歌っているのはどこの売女かと思ったら小柳ゆきだったし。あの扮装はアメリカ映画の勘違いしたオイランか、梅毒が頭に来た吉原の遊女にしか見えないぞ。

 その後もえんえん、闘龍門やら全日本やらウルトラQやら複合競技やらを見ておりました。それにしてもカニの味のしみた豆腐はうまい。カニそのものよりうまいかもしれない。「随園食単」に贅沢な手順で鶏や海老の味をしみこませた豆腐の料理が出てきたが、豆腐というのはそういう宿命かもしれないな。


12月30日(火)
 CSのJスポーツはラグビーのメインを3チャンネルに置く方針らしい。ワールドカップの決勝も全国高校ラグビーの決勝もJスポーツ3で放映する。うちの埼玉ケーブルテレビはJスポーツ1と2はあるのだが3を入れていないので困る。まあ決勝は地上波でも放送するのでなんとかなるが、好カードが集まっている花園第一グラウンドの試合が見れないのは困る。
 そんなわけで埼玉代表の正智深谷と大阪代表の大阪朝鮮の試合は、テレビ埼玉の録画中継で見た。大阪朝鮮は善戦していた。深谷の超重量フォワード陣(今大会参加校のダントツで、二位よりも平均体重が5キロ重い)を相手に、前半は逆転また逆転の接戦をみせていたのだから。これで初出場とは考えられない。やはり各種学校だからこれまで参加資格がなかったのだろうか。
 しかしなんだな、正智深谷は主力が四人のトンガ人留学生、大阪朝鮮は全員が在日朝鮮人とあって、まるでトンガ対北朝鮮の親善試合を見ているような錯覚におちいる。どちらの学校も、もし高校野球だったら参加できなかった学校だし。大阪朝鮮は各種学校だから全国高校野球に参加できないし、正智深谷も部員の窃盗事件と暴力事件のダブル不祥事では高校野球なら出場停止まちがいなしだし。


12月26日(金)
 日本全国ラーメンの旅、岡山篇。
 きょうは田舎から送られてきた新見いのししラーメンを食う。半月ほど前に来たものだ。新見というと千屋牛が有名なのはよく知っていた。いわゆる松坂牛は、新見で育てた千屋牛が松坂に送られて、ほんの一ヶ月ほど飼育してから松坂牛というブランドで売り出すものが多い。だから千屋牛は松坂牛と同じ味で、値段はずいぶん安い。お買い得だ。しかし猪までも育てていたか新見。

いのししラーメン パッケージ

 パッケージの裏を見ると、「全国初 電子投票のまち 新見市」と書いてある。去年だったかな、やりましたね。まあ熾烈な選挙戦もなく、いざとなったら手集計でやり直せるくらいの有権者しかいない町だからこそできたことではあるが。新見もいつまでも「八つ墓村」の舞台としてアピールしてもいられなくなったってことか。ところで元旦、やりますね古谷一行の八つ墓村全五話一挙放映。正月早々縁起でもないって感じですが。まあ新見といえば、中世の荘園関係の文書がよく残っているので室町時代の惣の研究などでは必ず出てくる土地なんですが。あと庶民の女性が残した日本史上初の手紙「たまがき書簡」なんてのもあるし。
 とりあえず作ってみましょう。大鍋で沸騰した湯に麺を放り込んで三分茹でる。いっぽう、ヤカンにお湯を沸かして付属のスープとラードを丼で溶かし、麺といのししチャーシューを放り込んでできあがり。

いのししラーメン 完成図

 麺は中太の平麺。カンスイをあまりつかっていない真っ直ぐな麺で、ちょっと冷や麦っぽい。スープはかなり黒っぽい。パッケージによると鶏、豚、野菜でだしをとったそうだが、どっちかというとカツオだしの味がする。チャーシューは大和煮のように濃い味で長時間煮込んだものを燻製にしたような感じ。ナマリブシのようにぱさぱさとほぐれる。赤身はちょっとぱさついているが、脂身の部分はちょうどよく脂が抜けていてうまい。麺、スープ、チャーシュー、すべてがちょっとあっさりめかな。
 ところで、てっきり一食分だと思って開けたら三食分あった。あと二食残っている。賞味期限は来年の一月五日だ。どうしよう。


12月25日(木)
 ほんじつのめし。クリームシチュースパゲティと松茸卵焼き。クリームシチュースパゲティ:キロ198円のホームサイズスパゲティを一食分茹で、一緒に暖めた、百円ショップで購入のレトルトクリームシチューをかけて食う。同じ値段でカレースパゲティも可能。食材原価約130円。松茸卵焼き:百円ショップで購入した松茸風味お吸い物(四袋入り)をぬるま湯で溶かし、特売で十個108円のとき購入した卵二個を割り入れてよくかきまぜ、フライパンで焼く。もっと節約したいときはだしの素をお湯で溶いてもいい。洋風にしたければカップスープのコンソメを使えばよい。ポタージュを使うとたぶん失敗する。食材原価約47円。しめて177円の夕食なり。

 そういえば先週見たボーボボボ、トサカの生えたニワトリが卵を産んでいたなあ。あれはギャグなんだろうか本当に間違えたんだろうか、とふと考えてみる。

 レンズマメはレンズに似ているからその名前になったのではなく、ガラス製のレンズが発明されたとき、「これってレンズマメに似ているなあ」ということでレンズと命名された。
 同じようにマグナム銃からワインのマグナムボトルが命名されたのではなく、大口径銃を発明したとき、「マグナムボトルみたいにでっかい奴」というわけでマグナムと名づけた。

 16世紀はじめ、バスコ・ダ・ガマがインドから持ち帰ったインドサイをポルトガルの某画家がスケッチし、それをデューラーはじめ多くの画家が模写した。そのサイは長い航海のため皮膚病にかかっており、ポルトガル画家がそれも正確にスケッチしたものだから、16世紀から18世紀にかけてヨーロッパの絵に描かれたサイは、みんな皮膚病にかかっている。
 同じころマダガスカルで発見されたドードーも、ベルギー人画家のスケッチをみんなが模写した。そのベルギー人画家が見えにくい奥のほうの左足を右足にあわせて適当に描き、それをみんなコピーしたものだから、ドードーの絵のほとんどは右足が二本あるように描かれている。ちなみに「不思議の国のアリス」にテニエル卿が描いたドードーもそうなっている。


12月24日(水)
 きょうは久しぶりにチューハイでなくちゃんとしたビールを買ってきて飲みました。それだけがクリスマスです。淋しくなんかないからなっ。

 昨日突如として怒ったのは、その前日にブラックジャックのアニメを見て、ピノコが萌えキャラにされているのを見て唖然として、萌えキャラ無しにアニメを作ることのできる人間が宮崎駿ひとりっていう現状はなんか間違っている、という怒りがふつふつと沸いてきたからです。ゲーム業界が不況だっていうのも、同じようなつまんないゲームばっかり売り出している会社に責任があるのでね。要するにヲタクの需要を頼りにしている業界はすべて腐り果てている、なにも新しいものを産み出すことはできない、ってことですよ。むろんヲタクの中に自分も入っていることは胃のひきつるような苦しみとともに認識しています。おれって何も作ってねえよなあ。

 G+のプロレスリングノア有明大会中継を見たのだが、メインの試合、というか試合中継がすばらしかった。
 日本テレビのノア中継で女子アナの西尾がプロレス中継に挑戦とか言っていたのだが、このメインの試合で登場。プロレス中継どうのこうのというより、アナウンサーとして未熟すぎ。選手の名前や技の名前が出てこないのはともかくとしても、放送事故なみに黙り込んだり、緊張のあまり解説の高山に話を振る余裕がまったくなかったり。
 ところが呆れていた高山が、やむなく勝手に口出しするようになってからがめっぽう面白い。「ほら、こういう時は、試合前の入念なボディチェックを行っておりますとか何とか言えよ」「さて今の技は何でしょう? さっき教えただろう、DDTって」「百田選手のチョップは父親の力道山譲りですって、こういう時には言うもんだよ」「井上、短い足をせいいっぱい伸ばしてロープに届きましたって言って、笑いを取りにいくところだよ今は」「おまえの中継、なんか力道山時代の実況みたいだな。抱え上げました、落としましたって。ちったぁ技の名前も言えよ」などと教育しまくり。なんだか昔の全日本プロレス中継で、福沢アナがゲストのアイドルに説明しているのを彷彿とさせる光景でした。いい人だな高山って。
 とにかく試合の途中から笑いっぱなしの爆笑中継でした。絶対おすすめ。たぶん今度の日曜深夜、日本テレビでやるはずだから、G+を見なかった人は見るべし。プロレスをちょっとでも知っている人だったら、絶対に大笑いできる。
 ただ、こういうのを後になって「プロレス素人の新人女子アナ、涙と笑いのプロレス中継挑戦物語」とかいって一時間ものの感動番組にしたてあげそうなのがイヤなんだが。
 きのうの不用意な発言とか考え込んで暗くなりまくった気持ちを見事に吹き飛ばしてくれたよ。ありがとうノア。ありがとう西尾アナ。ありがとう高山。


12月23日(火)
 19日のおまけ。
 鳴かぬなら娘差し出せ時鳥 宗麟
 鳴くためにわしと母とで時鳥 直家
 鳴かぬのはわが家法なり時鳥 景勝
 鳴かずとも蹴鞠は愉し時鳥 氏真

 ドリフの番組を見ていたらクレイジーキャッツも登場して、なんか凄く得した気分になった。しかし夕方からはG+のプロレスクラシックでドンレオジョナサンとかヒロマツダとか見てたし、昭和三十年代気分の一日だったな。

 徳川家康でなく豊臣秀吉の血筋が幕府をひらいていたらという架空戦記は清水義範「金鯱の夢」だが、織田信長が本能寺の変で死なずそのまま天下を取ったという架空戦記はあるのだろうか。
 問題は織田信長の寿命である。信長は典型的高血圧タイプで、父親も四十そこそこで早死にしている。おそらく明智光秀に殺されなくとも、長くて五十五くらいで死んだのではないだろうか。
 しかし信長の実際の寿命四十九、そこからの六年はとほうもなく大きい。信長の死の当時、中国の毛利と四国の長曽我部と越後の上杉は滅亡寸前だった。おそらくこの三家は、秀吉のように温存されず信長の手によって潰されていただろう。そして薩摩の島津、関東の北条の滅亡も二、三年で達成していたと思われる。
 こうして樹立した織田政権は、島津や毛利、上杉や伊達といった大大名をかかえた豊臣政権よりもはるかに強力なものになっただろう。いや、ひょっとすると尾張でやっていたように、大名に領国の実権を与えず織田政権官僚の代官がおさめる、中央集権制度が確立していたかもしれない。
 「金鯱の夢」では豊臣秀正という架空の初代将軍を作らなければ豊臣政権を説明できなかったわけだが、織田の場合は長男の信忠が生きているだけで大丈夫。若死にしたから実力は未知数だからね。息子の秀信のアレはちょっと不安材料だけど。いっそお市の方がゴスロリの扮装でフリルをヒラヒラさせながらケン玉で秀吉や家康をびゅびゅびゅびゅびゅと威嚇するのはどうか。それはどっかの馬鹿ゲームだって。しかもどっかの人が混じってるし。
 なにはともあれ覇権を確立した織田政権は、大名勢力を弱体化させ中央集権の官僚制度をとり、ついには天皇となって「朕は日本なり」と豪語し、朝鮮中国台湾はもちろん、マニラやゴアの南蛮人勢力も駆逐し、アジアの盟主として君臨し、やがてはヨーロッパにまで攻め上り「黄金国の血まみれのアッチラ」と怖れられるのであった。とっぴんぱらりのぷぅ。

 それにしても、ヲタクっていろんな局面で日本文化を破壊しているよなあ。ヲタク文化が海外に出てどうのこうのというプラス面以前に、日本文化を破壊したマイナス面の方が大きいと思う。やっぱダメだよ、ヲタクって。


12月22日(月)
 先週の土曜日は久しぶりに外に出て呑み、したたかに酔った。そしてどうやら、酔ってわけのわからないうちに来週の約束をしたらしい。これぞ飲み会永久運動。

 週末にカニ缶をあけて、カニサラダサンドイッチ、カニの納豆あえ、カニ玉、カニ雑炊など、名前だけ聞くと豪華なレシピを満喫したのだが、惜しむらくはどれもこれもカニの味がまったくしなかった。これはカニの量をケチったせいだろうか、それとも賞味期限を一年あまり過ぎていたせいだろうか、はたまた司馬遼太郎の呪いか?

 ところでいよいよ25日にはヤングサンデーでながいけん閣下の「神聖モテモテ王国」の連載復活だ。ファンロードには失望したが、これは逃すわけにはいかないぜセニョリータ。

 ミステリチャンネルの古谷一行金田一耕助シリーズを見ているが、正月特番「八つ墓村」の解説をやっていた栗本薫を見てびっくりした。三本指の男よりも津山三十人殺しよりもびっくりした。これが美女払底のSF界とはいえ、まがりなりにも昔は美女作家とか言われて中嶋梓バンドとかやってた人間のなれの果てか。作品が最近イッちゃってるとは聞いたが、姿形まで異形のものとなりはてたか。なんかオカマバーの老けたママというか、映画「ピンクフラミンゴ」に登場するディヴァインにそっくりだ。「八つ墓村に登場する双子のお婆さんが怖い」って、あんたがいちばん怖いよ。これでは新井素子もどうなったかわかったものではないな。


12月19日(金)
 鳴かぬなら殺してしまえ時鳥 信長
 鳴かぬなら鳴かせてみせよう時鳥 秀吉
 鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥 家康
 鳴かぬならひとりで泣くぞ時鳥 光秀
 鳴かぬなら裁きにかけよ時鳥 三成
 鳴かぬとも鳴いたことにせよ時鳥 順慶
 鳴かぬなら兼続を呼べ時鳥 景勝
 鳴かぬのは親でも殺せ時鳥 政宗
 鳴く姿他人には見せるな時鳥 忠興
 鳴かぬならそれもまた良し時鳥 如水
 鳴かぬむねよしなに伝えよ時鳥 高虎
 鳴いたのはあれが合図か時鳥 秀秋
 鳴いたのは烏か雀か時鳥 秀頼
 鳴かぬならをなご泣かそう時鳥 慶次郎


12月18日(木)
 こないだまで雑文世界は結婚ラッシュだと思っていたらいつの間にかブームは出産ラッシュへ。ジャッキー大西さんのところには二人目の和子が誕生。長女の理科ちゃんに倣って、保健くんと命名。勝手に。修身くんでも可。いやこれはダメだ。井上成美に「三等大将!」と罵られるから。ってこのネタ誰がわかるんだよ。
 そしてkasumi様はついさっき結婚したと思ったら早くもご懐妊。やはり萌える旦那は仕込みが早いってやつか。おん自らのページで、なんとあられもない無修正子宮写真を公開されています。いわゆる「私のアソコ、奥の奥まで覗いて見てぇぇぇっ!」というやつだな。それにしても分裂後五週間の胎児にすでに手足が生えているように見えたり七週間目の胎児にプラスマイナスが書かれているのは、やまり神の子だからでしょうか。若神様のサイトではついにkasumi様の乳の推移も公表されておりますが、アンダーバストばかりがもりもりと増加しつつあるさまは、まるで小林まことの「柔道部物語」で「おなかの赤ちゃんが欲しがるのよー」といいつつもりもりと十キロくらいの食物を平らげる奥様を彷彿とさせるものがあります。

 紅白のトリは誰?
 この写真の人は、横浜のメリーさんですか?

 やべっち写真集
 お前ってやつは、昔から仕事を選ばない娘だと思っていたが……。
 でもそんなやべっちが、遠峰ありさより好き。


12月16日(火)
 文字化け、なんか電源引っこ抜いて再立ち上げでHDチェックしてsafeモードに入れてごちゃごちゃやっていたら治りました。強引なやり方だな。

 G+のプロレスリングノア中継をほけーと見ていたら、アナウンサーが、「KENTA、息からがらリングに戻った!」と叫んでいました。五秒ほど意味がわからなかったのですが、ははあ「命からがら」+「息たえだえ」だったのですね。「的を得る」みたいに多用されてなんとなくわかってきた誤用と違って、これは解読が辛いわ。
 ちなみにその試合、杉浦貴とKENTAの一戦は「カペジェラ・コントラ・キャバクラ」だったそうです。でも勝った杉浦選手は解説の高山に「残念だったな、日曜日はすすきののキャバクラ閉まってるよ」と一蹴されていました。本当かどうかは、つぼかわさんにでも聞いてみなければわかりません。

 復刊ファンロードを立ち読みしましたが買いませんでした。ながいけん閣下は確かに描いていましたが面白くなかったし。面白くなかろうが四ページだけだろうがアル中で手が震えていようが買う、というのは吾妻ひでお大公が最初で最後です。みちのくひとり旅。


クリスマス中止のお知らせ
 墓石の年代から考えて、去年のものを使い回していると考えられる。今年だったら兵士をアルカイダにしたいところですね。


12月15日(月)
 なんだか字化けです。ウインドウズのバーの右上の「○」「−」「×」であるべきところが「0」「1」「r」などと表示されます。IEを開くとツールバーの「戻る」「進む」「メール」の横になぜか「6」が表示されます。あわせて666です。ああ、これは天罰でしょうか。なにかまがまがしいことが起こるのでしょうか。やたらにけとばして脇腹が凹んだコンピュータ様がお怒りになられたのでしょうか。やれやれ。


12月14日(日)
 忠臣蔵バンザイというわけで「珍説忠臣蔵」を見る。期待はずれ。もっとアチャラカかと思っていたら原作に忠実だし、ロッパもシミキンもキドシンもぜんぜん面白いことしないし、見せ場はエンタツアチャコの漫才とバンジュンの悪役っぷりだけ。

 歳を取ったなと思うことしきりの昨今だが、ふと思い返してみると、「今の若い人はこれ知らないよな」というような体験が自分にもいっぱいあることを思い出して、なんか自分が焼け跡闇市の世代と変わらないんじゃないかと思ってしまう。そういう体験。
・酒を飲み始めたとき、まだ特級酒、一級酒、二級酒の種別があった。むろん当時も純米酒とか吟醸酒という種別もあって、先輩から「高いだけでうまくもない特級酒を買うのはバカ」と教えられていたのだが。
・父親や叔父がジョニ赤やジョニ黒を天下の珍宝のようにありがたがっていた。今ではジョニ赤なんか高校生も飲まない安酒だもんな。ブランデーならナポレオンだが、こちらの価値はまだ下落していないようだ。
・小学生のとき、はじめてキウイフルーツを食べ、「なんと珍奇な果物だ」と感激した。当時はデパートでしか売っておらず、メロンなみの扱いだった。
・ファミコンが出るずっと前、ファミコンもどきのゲーム機を買ったことがある。やはりカセット方式だが、ブロック崩しとテニスゲーム(選手は棒で表され、それをコントローラーで上下させて来る球を打ち返すだけ)とレーシングゲーム(車は長方形で表され、それを左右に操作して他の車=長方形をよけるだけ)しかなく、「そのうちもっといっぱいゲームカセットが出ますよ」と言われたが、結局それ以上なにも発売されなかった。
・セブンイレブンが文字通り十一時に閉店していた。
・オープンリールテープのつなぎかたを知っている。
・「アンデスの声」の放送局に手紙を送ってステッカーをもらった。


12月13日(土)
 せっかく起きていたのに、実写版セーラームーン、十分も見ないうちに切ってしまった。見ている方が恥ずかしいという感覚を久々に味わったよ。四十づらか三十づらか二十づらか知らないが、成年男子でこれをずっと見ていられるのはとほうもない勇者だ。少なくとも私なんかよりは。もう寝ます。


12月12日(金)
 ぽいうさんの前の日記を読んで思ったのだが、こんな年賀状はどうだろう。

               /⌒ヽ                       ,、 __, -─‐-、
              | あ 〉                     _|」\     `ヽ、_
              ヽ っ |                    r┴ ` ̄        ヽ   / ̄ ̄ ̄\
        , ----- 、`ー '                      {    トr┬、      〈{介リ /    年  |
       /       \                       └1|ト」 l;!} {{/ル'´「}ト-!|   | 挨   明  |
      / う お け   ヽ         ク  ク           `-r'  ,ィ r┴┐  <   拶     け
      |  っ っ ま  あ !          チ  チ              `ク::::::::::::::ヽ    |  は   の   |
      j  あ め し っ  |          ュ   ュ    o  o   └;:::::/ ̄ ヽ   |  ?       |
     〈  っ  っ て あ  }            o o  _r'乂 〃      〃://∠ニ二〉  |      ?   |
      | あ  で っ っ /             || || 〈| 7--/L      l/::::;へ二二/   \__ _/
      | っ. っ あ あ \            、_r|L..|ト、_//二へ|::ヽ,  _r仆<:::::::::::::::/
        ヽ   と  っ  厂  r─‐ 、   フ::::::::::::::::::::ヽ{ 8  /:::::::`ヾ小l〉::::::::::::::/
         `┬=┬r一′   ノ あ 〈   |::::::::::::::::::::::::::ヽ┴‐{::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
       ┌┘あ `7   _{   っ > 」::ro┐::::::::::::::::rヘミ ``ヽ、::::::::::::::::::::/\
       (   っ   〉   」  `ヽ--'′  `、::::::::::::::::::::::::::::ミ< \   ハ`` ー‐'::::ヾミ\

 AA崩れている上に元ネタがマイナーすぎるか。だいいちたぶん、800*600くらいでほぼ最大化しないとまともに見えない。


12月11日(木)
ブレイク前・ブレイク後
 これで見ると、いろいろあった顔が、芸能界入りしてみんな同じ目、同じ鼻になっているのがよくわかる。中澤、松浦、後藤、藤本、石川なんかは典型的。同じ先生にかかったね。一部の人は妙なブレイクをしているが許してつかぁさい。


12月9日(火)
 今日の豆知識。「司馬遼太郎と野村克也はお隣さんだった。野村がオールスターの賞品でもらったクーラーの騒音で、司馬はしばしば悩まされた」
 のちに雑談のさいに司馬が野村にそのことを言ったら、野村は不思議そうに、「司馬さんの時代、野球なんてありましたんか?」と言われたそうな。白髪だから自分より五十歳くらい上だと思ったらしい。

 もひとつトリビア。「三遊亭円生は、五代目、六代目と二代にわたって、弟子のさん生によって自宅の玄関にウンコされた」
 五代目の玄関にウンコしたさん生は破門されて司馬龍生、六代目の玄関にウンコしたさん生はやはり破門されて川柳川柳を名乗る。三遊亭に入門して「さん生」という名前をもらったら気をつけろ。
 なんか、「沈まないヒュー・ウイリアムス」みたいな話だ。

あ〜んを好きなアイドルで埋める。
 あ 我妻佳代(アグネスチャン)
 い 伊藤智恵理(井上麻美、伊藤つかさ)
 う 牛島中将
 え 遠藤久美子
 お 太田裕美(太田貴子、小川範子)
 か 河合奈保子(kasumi、柏原よしえ)
 き キューティ鈴木
 く 胡桃沢ひろ子
 け 袈裟姫
 こ 小山茉美
 さ 榊原郁恵
 し 宍戸留美
 す 推定少女
 せ 瀬戸朝香
 そ ソニン
 た 谷山浩子(武内由紀子)
 ち 茶川ちゃ娘
 つ つぼイノリオ「お万の方」
 て 寺尾由美
 と 遠峰ありさ
 な 中嶋美智代(中森明菜)
 に 虹野沙希(西野妙子、ニコル)
 ぬ ぬりかべ
 ね 猫
 の 野良犬
 は パイレーツ
 ひ 広田さくら
 ふ 藤崎奈々子(吹石一恵)
 へ PettyBooka(逸見えみり)
 ほ 堀川早苗(宝生舞)
 ま マユリ(ピンクサターン)(松本伊代)
 み 水野あおい
 む 村田蔵六
 め メメクラゲ
 も 森田童子
 や 矢部美穂
 ゆ 湯ヶ島キッド
 よ ヨーコ(ピンクサターン)(吉成圭子)
 ら らくだの馬さん
 り リンリンランラン
 る ルバング島の小野田さん
 れ れふじ
 ろ ロックアップ
 わ わらべ
 を をまえのせいで潰れた小ア
 ん ンテナの責任を取れ
 ……無理がありすぎたか。
 くそ、次は歴史上人物尽くしだ。って何を血迷っているんだ私よ。小アンテナ消滅の責任をこんなところで回避してもなんにもならんぞ。サイト畳むとかしたほうがマシだ。


12月7日(日)
 はじめてヴァンフォーレ甲府の試合を見る。サッカーチームだ。かつてはJ2ながら果てしのない連敗地獄でひそかに好事家を喜ばせていたが、いまでは原因不明で強くなってしまい、J2で5位と狂い咲きを見せている。
 そのチームのユニフォームが変だ。胸に大きく「ばくばく」と書いてある。なんのこっちゃと確認したら、正しくは「はくばく」だった。でもやっぱり意味不明なことには変わらない。「はくぼく」とか「たくぼく」とか「はぐはぐ」とか「ばくはつ」だったら意味もわかるのだが。
 おまけに背中には「プリンセステンコー」と書いている。おまえらは手妻つかいか。イリュージョンか。トリックで勝ってきたのか。北の指導者様のお気に入りか。
 まあサッカーも最近は不況が厳しいらしく、どこもスポンサーを捜すのに四苦八苦しているらしいが。それにしてもサッカーファンは、こういうユニフォームのレプリカを着て楽しいのだろうか。謎である。

 今晩はアナゴ丼を作った。とはいっても冷凍アナゴを焼いただけだが。
 ところがうっかりしている間に魚焼き器の中のアナゴが黒コゲ。他に食う物もないので、しかたなく食う。うまいとかまずいとかの問題じゃない。ひたすら苦い。結局、タレの染みた飯だけ食った。


12月6日(土)
 はじめて実写版セーラームーン見ました。原作の脳天気さと大映テレビのような臭さと出来の悪い特撮のようなグダグダさと二流アイドルのプロモビデオのようなチープさに、俳優の台詞のたどたどしさと動きの悪さがマッチしてなかなかよいです。一国の王女が来日するのに出迎える報道陣が六人程度ってところで笑っちゃいました。たとえるなら、脚本がつまんなくなった「不思議少女ナイルなトトメス」ってところかな。某所で見た「コスプレAVのエロ抜き」って表現もツボに入りましたが。トトメスは変身後のアクションは男性スタントマンが演じていたから、変身するとやけに動きがよくなったのですが。その代わり色気もくそもないけど。でもやっぱり浦沢義雄はすばらしい。ボボボーボもすばらしい。錯乱気味。

風水財布の体験談は創作
 てゆーか、ああいうタキオンパワーとかトルマリンとかのグッズの宣伝の体験談とかどこやら博士の分析結果に、万が一本当のものがあったとしたら、そっちのほうがニュースに値すると思うのですが。

泥棒に入った家で妹のポルノ写真を発見した
 泥棒に入られたほうも入ったほうもその妹も、災難としかいいようがありませんな。

腕にペニスが生えた少年
 自分で貼っていて言うのはなんだけど、このサイトは信憑性が薄いと思う。

 今回の雑文祭でただひとつ自慢できることは、題名最長のタイ記録にドールさんと並べたことです。あの人に題名の長さで勝つのはなみたいていのことではない。

 年末に向けて「盛り上がらないカラオケ祭」をやってみたい。パセラを終夜借り切って。縛りは、(1)有名な曲禁止。(2)アップテンポな曲禁止。(3)テンションの高い曲禁止。(4)場が盛り上がったら、その時点で曲をストップ。(5)採点で60点以上取ったらペナルティ。


12月5日(金)
 毎度毎度のことですが昨日の記述、酔余の戯言のつもりでございましたがシャレにならない表現のため本気にとってしまった方がおられたようで申し訳ありませぬ。むろんサイトなどというものは個人の道楽以外のなにものでもありませぬ故、「書け」と命令したり他人の掲示板運営方法に疑義を呈するなどという行為は論外にしても「書いてください」とお願いすることもワタクシ的にはナシだと思っております。最大限「書かないかな」と生暖かい目で見守る程度でありましょうか。さはさりながらひらにひらにご容赦の程を。

 きょうは新聞に載っていた普茶料理(だったと思う)を作ってみた。大根を適当に切って味噌味で煮込み、半分はそのまま食べる。残りは冷めるまで待って、コロモをつけて天ぷらに。「肉みたいな味」と書いていたが、そこまではいかなかった。でもなんだか妙な味わいで、けっこういける。野菜の煮物が残ったら、天ぷらにしてみたらいかが?


12月4日(木)
 テレビを見ていていきなり気づいたのだが、ガイアジャパンの女子プロレスラー、広田さくらを好きなのは、故しゃあさんに似ているからでもあったのだな。遠目に見ればしゃあさんそのもの(特に黒いトレーナーを身につけていると)だし、言動や表情もときどき、ハイテンションだったころのしゃあさんに酷似している。
 などと書くと故人の知人から怒られるかもしれないが。
 ところで広田さくらの新技は「ボラギノール」と「ときめきメモリアル」だ。さあ萌えろ。

 きょう広島でやったWJの興行は入場無料、おまけに弁当とお茶とポスターが無料サービスらしい。行きたかったなあ。試合さえやらなければ。

 とりあえず、アンテナの更新で死人に負けてるふたりはなんとかしろ(命令形)。まあひとりは畳んだらしいからしょうがないか。残るはおまえだよおまえ小助。それから負けかけてるアイスもな(鬼の形相で)。

「などと言いながら、ひとは生きてゆくのですね」
「そんなひとにはなりたくねーよ」

 どうでもいいけど小助さんの「蒙古斑掲示板」にはまじめに悩む人の書き込みがあるわけですが、それをちゃんとフォローできるんでしょうか。などと自分の掲示板をフォローできない私が言う資格はないですが。


12月3日(水)
 最近見た中でもっとも意味のないコラージュ大賞

 ところでアボカドの果肉がスジだらけの奴とスジのない奴を外から見分ける方法があったら教えてください。なんだよこのスジガドは。


12月2日(火)
 二日酔いと風邪のダブルパンチは、なかなかにつらい。


12月1日(月)
ファンロード復刊へ
 奥様、「神聖モテモテ王国」の巨匠、ながいけん閣下が復帰ですってよ!

タトゥーまたまたドタキャンに日テレやらせの噂
 タトゥーはとりあえず日本ドタキャン新記録を目指せ。あんたらの姿とか歌声を見たいと思っている日本人はもうひとりもいないから。
 で、今日のコンサートはやったのですが、開演50分遅れでライブ時間は40分、まるでヤフーBBスタジアムのオリックス対ロッテ戦のような客の入りでした。わはははは。


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