魔の13

「そんなわけで、題名からだいたい察しはついてるだろけど、阪神優勝逃したね」
「あの千葉県の業者のせいだぁぁぁっ!!!」
「そんな昔のこと、誰も覚えてねえよっ! 阪神優勝の商標登録騒動はもう5年前のことだろ!」
「13……いつだって俺は、13にとりつかれて生きてきた……13歳のとき自慰を覚え、童貞は十三で捨て……」
「その場しのぎの適当な嘘でとりつくろうなよ!」
「やってやるってぇぇんだよ!」
「何をやるってんだよ! もはや錯乱して訳もわかんねーよ!」
「13ゲーム差でも安心できないこんな世の中、やってらんねぇんだよ!」
「やるのかやんないのか、どっちなんだよ!」
「やってやるよ! この朽ち果てた雑文界隈、こまめに更新するのは大西科学だけ。あと、たまにトラコンとon cloud nineとターコイズとエレメンタルノートと半茶とサヨナラダケガ人生ダ。ごくたまに歳果てとかすみ荘」
「考えてみたら、けっこう朽ち果ててないじゃねえか」
「毎日毎日、はてなアンテナで懐かしの雑文サイトがトップに上がって喜んでクリックしたら『ファイルが存在しません』だぜ! シット! この朽ち果てた雑文界隈と阪神に叩きつけてやるよ! 13日連続更新をな!」
「お前、人の話聞いてるか? いきなりムチャクチャ言いだしたな。頭、大丈夫か? あんた、一番盛んなときでも12日連続更新がやっとだったろ? それも12球団のネタ決め雑文で」
「今回はネタ決めなしだ! 駄文小説なんでもありだ! シェゲナベイベ!」
「なんか、辛いのか楽なのか微妙な条件だな。あ、あれだろ、よくある連続更新で、書きためて準備してたってパターン」
「書きためなんか1本もねえんだよ! あったらさっさと更新してるぜ! マジモン毎日更新の自転車操業だぜ!」
「なんだその、時期的にも話題的にも微妙な企画。で、そんだけ豪快に宣言して、できなかったらどうするんだ?」
「岡田監督と一緒に、阪神ファンを引退してやるぜ!」
「岡田監督は監督を辞めるだけで、阪神ファンはやめてねえよ! つーかあの人、監督時代から監督やってなくて、ただの阪神ファンだったよ!」
「ついでに雑文界隈からも引退してやるぜ!」
「あんたの言ってること、さも重大発言っぽいけど、実は他人にとってはどーでもいい、小せぇこと言ってないか?」
「細けぇことはいいんだよ! 人間、やれることだけやって、死んでいくことしかできない存在なんだよ!」
「いきなり開き直ったな」
「それについてひとつ、条件がある」
「な、なんだよいきなり冷静に」
「これが13日連続更新の1本目だ」
「おまえ、意外とセコいな」


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