「雑文館」人名辞典

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

あ行

安室奈美恵
 第73話で新屋さんは、この人の「SWEET 19 BLUES」というCDを買いに行って恥をかいた。のちSAMというダンサーに孕まされて結婚、1年間休業して評判になる。こちらの事件ではkeithさんの雑文にも登場する。ネタに困ると事件を起こしてくれる、雑文界のヒロイン。

あやかちゃん
 新屋さんの甥、勘太郎の恋人。第107話で間接的に登場。のち中学生になった勘太郎に捨てられたらしい。→勘太郎

新井さん
 新屋さんの住む団地のD棟102号室に在住(新屋さんはB棟102号室)。新聞勧誘、宗教勧誘、金融勧誘など勝手にやってくる訪問客を激しく憎み、その旨を戸口に掲示する。でも牡だから、裏ビデオ宅配は好き。第30話登場。

あんちゃん(青年)
 ラーメンを食らいながら歌ったり(第113話)、だらしない格好のくせに信号を守ったり(第159話)、傘をさしかける親切を拒絶したり(第182話)、その奇妙な行動で、つねに新屋さんを惑乱させる存在。

池田満寿夫
 佐藤陽子さんと親交の深かった画家。第139回登場。→佐藤陽子

石田さん
 新屋さんは、とにかく石田という名字の人とはうまくやっていけないらしい。やはり異名が官兵衛であることが原因かも。黒田官兵衛如水と石田三成は、豊臣秀吉の奪い合いで三角関係になり、仲が悪かったから。(第118話)官兵衛

イノシシ
 新屋さんが少年時代に住んでいた日高町の隣町、藤野沢町を仕切るガキ大将の渾名。本名不詳。日高町の総帥幹男ちゃんと、ひまわり広場の覇権を巡って抗争を繰り返す。第20話登場。→幹男ちゃん

いふばあちゃん
 新屋さん宅の近所でドクダミ畑を営む。第117回登場。


 新屋さん、louさんなど、雑文人間の妹とは、つねに身も蓋もないリアリストであるようだ。第29話登場。

エスコバル
 コロンビアのサッカー選手。ワールドカップで自殺点をやらかし、怒ったファンに他殺される。第102話で登場。

圓城寺茂雄
 第143話で、新屋さんに電話で自分の姓名を伝えるのに苦労する。「南海対巨人の日本シリーズで、スタンカの投球をボールと誤審して怒らせた主審」ってのは、今の人知らないか。あ、圓じゃなくて円か。

叔父
 新屋さんに九谷焼の茶碗を押しつける。第32話登場。

おとうさん(おっちゃん)
 縁もゆかりもない新屋さんにマラソンの結果を尋ねたり(第55話)、運動会のうんちくを語ったり(第66話)、自転車の相乗りをしたり(第110話)、南海電車の到着ホームをしつこく訊ねたり(第163話)、新屋さんを惑乱させる存在。おそらくは年齢、風貌が近いため、新屋さんは訴えかけやすい存在なのでしょう。

おねーさん(おねーちゃん)
 酔っぱらって缶コーヒーを飲み干したり(第4話)、勘太郎の絵を誉めて新屋さんを逆上させたり(第149話)、傘カバーひとつで新屋さんを恋に落としたり(第192話)、ポケットティッシュを新屋さんに大量に渡したり(第194話)常に新屋さんの心の平静を乱す存在。第189話では、フランス人と化してまで新屋さんを悩乱させる。特にスーパーのレジのおねえさんは悪質で、1500円の枝豆を売りつけたり(第106話)、レジで値引きを冷酷に読み上げたり(第169話)、まったく油断がならない。

おばあちゃん
 はた迷惑な善意と過剰なまでの思いこみと羞恥心の欠如と果てしなき行動力を併せ持ち、ビーチで新屋さんを魚の給餌人としてこき使ったり(第10話)、新婚カップルをパニックに陥れたり(第82話)する恐怖の存在。

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か行

カウフマン・マーク・アンドリュウ
 神奈川県相模原市在住の米国人。おそらくドイツ系。25歳(当時)。学校教師。1996年、市民農園で大麻を栽培して逮捕される。第62話登場。

克己ちゃん
 新屋さん少年時代の日高町に住んでいた小学生。ガキ大将幹男ちゃんの参謀格で、冷静な軍師。第20話登場。→幹男ちゃん

勘太郎
 新屋さんの甥。泣き虫。内気。画才あり。新屋さんに宿題を押しつけることと、新屋さんをキャンプに連れていくことを得意とする。初登場時は小学生5年生だったが、そのうち中学生となり、父親の異動とともに大阪へ引っ越してしまった。時間が停止したような新屋界のなかでは唯一に近い、成長するキャラクター。実は竹田さんと新屋さんの間の子供ではあるまいかと、根も葉もない噂が流れている。
 第56話「あわれさんま先生」に初登場後、第61話第83話第88話第92話第107話第127話第149話と、順調に出場を増やす準レギュラーだったが、第195回「やっぱり泣いたか勘太郎」は訣別の辞ではないかと言われている。→竹田弘子

管ちゃん
 菅野美穂に非ず。管直人厚生大臣(第59話当時)、のちの民主党党首である。カイワレを食べたことから、カイワレ好事家である新屋さんの激しい嫉妬を買う。新屋さんの異名官兵衛に似ていることも、その原因かもしれない。→官兵衛

官兵衛
 新屋さんの異名。戦国時代の大名、筑前52万石の黒田家の祖にして豊臣秀吉の軍師、黒田官兵衛如水に由来。第29話に探偵として登場。

霧山信彦
 第210話に登場。小学生時代の新屋さんのクラスの図書係を務め、当時より自己管理の若干杜撰な新屋さんを杓子定規な規則で苦しめる。

ケイコちゃん
 幼き日の新屋さんを手玉に取った若き毒婦。第39話に登場。→孝次

小泉正幸
 第56話で新屋さんの甥、勘太郎と喧嘩し、示談書を作って和解。→勘太郎

コイちゃん
 病弱では他の追随を許さない、新屋さんの同僚。第54話登場。

孝次
 幼き日に、新屋さんとともにケイコちゃんに手玉に取られた男。第59話登場。ケイコちゃん、孝次と登場人物の名前がどちらもカ行なのは、ケヤキの木に触発されて蘇った思い出だからであろうか。→ケイコちゃん

香野くん
 新屋さんの会社の後輩。新屋さんからおちゃらけのOJTを受け、竹田さんに挑むが惨敗。第74話登場。→竹田弘子

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さ行

斎藤良太
 毎日新聞に勤務する暇ネタ担当記者。第137話に登場。

さとうあゆみ
 第190話でファンシー名刺作成機に打ち込まれていた謎の名前。

佐藤陽子
 池田満寿夫と親交の深かった声楽家。第139回に登場。→池田満寿夫

サヘケビッチ
 新屋さんの職場にユーゴスラビアから派遣された研修生。サッカーと酒が好き。第26話登場。98年ワールドカップにはどうしていたのだろうか。

女子高生
 新屋さんを不審の目で見るか、くすくす笑うか、常にそのどちらかしかしない存在。異星から派遣された新屋さん監視機構なのかもしれない。

杉田玄白
 江戸時代末の医師、オランダ語の医学書「ターヘル・アナトミア」を翻訳し日本に近代医学を導入するきっかけを作った人、とは何の関係もない。新屋さんの近辺に存在し、些細かつくだらない事柄について学究的かつ意固地に熱く語る。カレーの食べ方(第77話)、柿ピーの黄金比(第80話)、等々。最近登場しないが、その役柄は森崎某に引き継がれている。→森崎某

角さん
 ヤクルトの元投手コーチに似ている、という話なので、やはりカクさんでなくスミさんであろう。居眠り運転と乱暴な言動で新屋さんを苦しめる。第204話で登場。

セナ
 第174話「歩行者グランプリ」でプロストこと会社員風のおとーさんと歩道バトルを繰り広げた学生風おにいちゃん。→プロスト

園田君
 第183話に登場。たいへんに意固地で恐妻家であるらしい。あまり説得したくないなあ。

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た行

たかぎ
 第171話で、98年のダイナスティカップ第3戦でスタンドにいた少年がコールしていた謎の人。少年にとってのゴドーか。

竹田弘子
 新屋さんの会社の先輩女性社員で、既婚。中学生の子供がいるらしい。第12話に初登場以来、最も息の長いキャラクター。新屋さんの甥、勘太郎と人気を二分する。新屋さんの行動を常に監視し、失態を見つけると尾鰭を付けて社内に広報することを主たる業務とする。他にも夫婦別姓を実行したり(第86話)、自動販売機に罠をはって缶コーヒーのシールを強奪したり(第69話)、常に新屋さんの意表をつく存在である。第200話の男性は新屋さん、女性は竹田さんで、中学生の息子とは勘太郎のことだという噂が根強く流れている。他にも第74話第156話に登場。→勘太郎

田口
 ISDNを「いすどん」と読み、雑文館に不朽の名を残した(第84話)

タクミちゃん
 新屋さんの近所の幼稚園児。第71話で新屋さんを脅迫。

タヌキちゃん
 新屋さんの会社近辺の喫茶店のウェイトレス。文庫に熱中して電車を乗り越す。第162話登場。

土井孝雄
 宇宙開発事業団に所属し、日本人初の船外活動を行う宇宙飛行士となる。秋山さんに激しいライバル意識を燃やしているらしい。(第19話)

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な行

中島みゆき
 高名な歌手と同姓同名の毎日新聞記者。斎藤良太さんと違って、第1面トップ記事を執筆するたいへんな敏腕記者である。第188話に登場。→斎藤良太

西本俊介
 新屋さんの職場の同僚。第12話で、あんたのより石焼き芋の方がずっといいわと宣告されてしまった、可哀想な旦那。しかし第181話では、意外にも旧家の大地主の血を引く存在であったことが明らかにされる。

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は行

原官兵衛
 第154話で草野球中継の解説を勤める。新屋官兵衛さんとはどういった関係にあるのだろうか。

ヒデユキ
 第136話で初登場した幼稚園児。第184話にも登場する。新屋さんの友人の息子。勘太郎の有力な後継者と目されている。

ヒトシくん
 深夜の電車中でメグミちゃんといちゃつく悪質アベック。最後に新屋さんの天罰がくだり、大喧嘩となる。第116話登場。→メグミちゃん

ビビヒ
 ケニアのマラソンランナー。名前の面白さと脚力で第51話54話に登場。私はスキーのアホネンが好きだが。

弘美ちゃん
 新屋さんの職場の女子社員。可愛い顔立ちと舌足らずな喋りと潤んだ瞳と「おかして」という言葉遣いで社内を混乱に陥れる。第14話登場。

福井の女
 遠い昔、新屋さんをもてあそんで捨てたらしい。第114話登場。

二瀬ちゃん
 新屋さんの後輩の女性。日本語を逆読みで感覚する異常語感の持ち主。第213回に登場。

プロスト
 第174話「歩行者グランプリ」でセナこと学生風おにーちゃんと激走レースを演じた会社員風おとーさん。→セナ

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ま行

まるちゃん
 無線電話であられもない性生活秘話を曝露し、新屋さんをおおいに悩ませる明るい絶倫男。第36話登場。

幹男ちゃん
 小学生時代の新屋さんの町のガキ大将で、日高町地域を治める。ひまわり広場をめぐって藤野沢軍団と激戦を繰り広げ、その闘いは、当時幹男ちゃん配下だった新屋さんの手によって、第20話「ひまわり戦記」に記録され、日本の「イリアッド」と激賞される。ひまわり広場跡地を発掘しようとする計画は、まだない。

メグミちゃん
 第116話に登場。ヒトシくんとのいちゃつきで新屋さんを困惑させる。→ヒトシくん

森崎某
 第95話「ら」で初登場。熱い人。新屋さんが日常の些少事に対して理不尽な怒りを感じたり、暴言、妄言、放言を吐きたくなった時に登場し、新屋さんの代弁をしてくれる、新屋さんのアルターエゴなのかもしれない。第108話第153話第161話第187話第205話第211話に登場。

モリソンさん
 第43話で、新屋さんに突然電子メールを寄越し、マリコという女性の消息を訊ねる。日米開戦であろうか。「マリコはとっても元気だよ」と答えてあげれば、戦争は防げたかも。

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や行

八木さん
 新屋さんの会社の先輩。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の、根拠薄弱な法則をうち立てることに情熱を燃やしていた。退職後死亡。第31話登場。

ヤノさん
 時間ぴったりにカレンダーをめくることに情熱を傾けるおとーさん。第179話に登場。

山田幸代
 52歳、主婦。埼玉県与野市在住。→おばあちゃん

山本君
 第178話に登場。悪質ストーカー中年前田吟かと思われたが、実は実直な少年であった。

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ら行

ラモス瑠偉
 元サッカー選手。読売クラブからJリーグのヴェルディ川崎に所属し、のち首脳陣と対立して京都パープルサンガに移籍するも、ふたたびヴェルディに出戻る。第25話登場。

林仙東
 韓国の野球選手。ダイエーとの契約が日韓問題へと発展し、日本球界入りは成らず。ドタバタの挙げ句、小指骨折。中日の宣、李、サムソンらの捨て石。いま、どうしているのだろう。第28話登場。

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わ行

渡辺満理奈
 なぜか第6話でいきなり主役を張って以来、まったく登場しない謎の人。


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