0吉田浩(28)(一軍出場なし)
 去年の契約交渉のとき石田編成部長に「便利屋だから給料は安い」と言われ激怒。「役立たず」と言われるよりはマシか。代打として時々登場する一軍半クラスだが、どちらかというとプレーより、「平塚にクリソツの梅さん顔」で有名になっている。 (ついに便利屋ですらなくなってしまった。今年の契約更改は何も言えんなあ)

4高波文一(24)(9打数1安打 .111)
 足のスペシャリスト。俊足好守で代走、守備固めの出番が多い。セーフティバントでもできるようになれば、レギュラーの可能性も出てくるのだが。 (上坂にすっかりお株を奪われてしまった。来期は新人で赤星、移籍で平下という俊足選手も来ることだし、このままではレギュラーどころか一軍も危ない)

5新庄剛志(28)(511打数142安打28本塁打 .278)
 自称虎のプリンス。自信喪失して退団発言したり、野村監督に「ミーティングが長すぎて言われたことを忘れちゃいます」と直訴して古田に「俺も言えなかったことをよくぞ言った」と呆れられたり、敬遠のボールをサヨナラヒットしたり、「明日も勝ちます!」と宣言したら翌日から連敗したり、とにかく言動が派手。「スタイルが悪くなるから」という理由でウエイトトレーニングをしなかったが、しぶしぶ昨年から開始した。「盗塁には興味がないので」とぜんぜん走らなかったが、しぶしぶ今年から走るようになった。毎年目標を立てて「達成したら結婚」と宣言するが、まったく達成できないので、大河内志保さんと結ばれるのはいつの日のことか。 最近公式ホームページを立ち上げたが、ヌード写真が表紙を飾るなど、あまりといえばあまりにナルシーなその内容のため、荒らしが続出したらしく、今ではパスワードがないと入れない会員限定版と化している。(やっと打席でも頼れる選手になったと思ったら、過去最高の成績をマークしてすっかり舞い上がってしまい、FA宣言で移籍がほぼ確実か。横浜が有力だそうだが、大丈夫かな森監督の下で)

8佐々木誠(34)(19打数3安打 .158)
 嘱望されて西武から移籍したが、まったくの期待はずれ。今では野村監督に「ああいう才能だけでやってきた選手は衰えが早い」「無理な打ち方だから長持ちしない」などと、坪井や新庄に間接的にイヤミを言うダシとして活用されている。 (もはやこれまで)

24桧山進次郎(30)(159打数35安打4本塁打 .220)
 かつては新庄、大豊と三振王を争ったが、今ではベンチを温めることが多い。飛距離も落ちてきたため、「フェンスの前でお辞儀クン」などと言われている。守備は並み。足も速くない。小技はできない。打撃は、「ランナーいると打たない、ここ一番で打たない、サインがあると打たない」の三拍子揃っている。「他に選手がいないので仕方がない」という理由で起用される、典型的な消去法レギュラー。とりあえず今岡と並んで、阪神ファンのフラストレーションのはけ口。 (当初は二軍暮らしだったが、バトル、タラスコ、フランクリン、的場、松田、今岡、田中、平尾ら外人若手の失速のため相対的に地位が向上、後半は一軍昇格。どういうわけか終盤はレギュラーにもなったが、これはトレードのための価値吊り上げ策ではないかと言われる)

32坪井智哉(26)(489打数133安打4本塁打 .272)
 
入団以来二年連続で三割をマーク。これはロッテの横田、読売の長嶋と高橋に並ぶ記録。ミスターと並んだためか、野村監督には「天才」呼ばわりされ、いつも苛められている。しかしながら練習熱心でもあり、今年のキャンプはカツノリと並んで皆勤賞。「他の若手はどうした? 練習してレギュラーになろうという気がないのか?」と後輩を叱るなど、チームを引っ張る意欲も見えてきた。三安打、四安打など固め打ちが多いが、三タコ、四タコも多い。第一打席でタイミングがつかめないと最後までつかめないタイプ。実は不器用なのかも。 新庄の影響か公式ホームページを立ち上げたが、新庄のページを作ったのと同じ業者と一目で分かる内容なのはいかがなものか。(キャンプ皆勤でパワーアップし、オールスターで本塁打するなど前半は素晴らしかったが、後半は足の怪我をかばいながら出場し打率も守備も急降下。守れないんだったら休めよ、広島の選手じゃあるまいし。おまけに「無気力プレー」「ちんたらプレー」とノムさんの槍玉にあげられ、レギュラー剥奪、ついに三年連続三割は夢と終わった。オフに手術するが来期は微妙)

33曽我部直樹(28)(6打数1安打 .167)
 二軍では本塁打を連発するが、一軍ではからっきしという典型的お山の大将。強肩では新庄とチーム一、二を争うが、あとがたいしたことない。昨年一時「捕手転向」などとノムさんに遊ばれたが、新庄ほど遊んでて面白くなかったためか、いつの間にか放擲されている。最下位のどさくさに紛れて一軍に昇格、プロ初安打も放ったが、牽制でタッチアウトというお粗末。今では二軍でなぜか三塁を守っている。 (また今年も二軍の本塁打王。でも一軍ではやっとプロ初安打をマークしたのみ。しかもその直後走塁ミスでタッチアウト。これで首脳陣の評判もアウト)

42トニー・タラスコ(29)(380打数91安打19本塁打 .239)
 三番ライト候補としてヤンキースから入団。守備は予想以上で度々の好守を見せるが、打撃は予想以下。去年のブロワーズとジョンソンが外角球を空振りし続けたため、外角を苦にしない外人として獲得したが、今度は内角球に凡打を重ねる。しまいには内角を気にするあまり外角も打てなくなってしまった。なんとかならんのか。 (もうちょっと柔軟な打撃ができると思っていたんだがなあ……同じ球で三振が穫れる選手。残留の可能性はかなり低い。よほど新外国人の獲得に失敗しないと)

43上坂太一郎(22)(72打数18安打 .250)
 ドラフト五位で入団。「阪神の隠し玉」と言われたが、なぜか全紙に名前が出ていた。そんな隠し玉ってあるかい。強肩好守の外野手として「新庄二世」の評価を受けるが、「曽我部二世」ではないかとも言われている。 (終盤に彗星の如くデビュー、その俊足で坪井を押しのけて一番に座る。来期は二塁手転向という話だが、新庄が退団してもそうなのかな?)

48橋上秀樹(34)(一軍出場なし)
 ヤクルト、日ハムを経て、今年テスト入団。解雇された城に代わって、二軍の外野の一角として活躍が期待されている。どうも、「元ヤクルトで野村監督の秘蔵っ子」ってのは阪神で成功したためしがないなあ。 (テスト入団、一年限りで解雇、まったく城の路線そのままでした)

67松田匡司(25)(26打数6安打 .231)
 ドラフト七位で入団。左のスラッガー。まだ荒削りだが身体能力は高く、鍛えれば大化けする可能性もある。しかしこういう素材って、阪神では大化けしたためしがないのよね。(一時期一軍昇格し、期待されたが、もうひとつこれというところがなかった。スイングスピードとライナー性の当たりは見るべきものがあるが、いかんせんミートが下手。守備ももうひとつ。足は普通。とにかく打撃を鍛えて出直すしかないよね)

99マイカ・フランクリン(28)(29打数5安打2本塁打 .172)
 昨年、日本ハムで三十本塁打を打ったが、オバンドーとウィルソンの前に一軍出場の見込みを断たれていたところを、運良く一発屋が払底していた(単に野村監督が丹念に一人ずつ潰していっただけだが)阪神に拾われる。打率は.238と低いが阪神のチーム打率よりはずっと高いぞ! ゆけゆけ贋ソーサ! 余談ですが、山本正之の「燃えよドラゴンズ二十一世紀」では、イチローやソーサがチームメイトとして参加しているそうです。中村や松井を勝手に阪神に入れる阪神ファンと、どっちが身勝手か。あまりにパワーに任せて大振りするためか、手首の炎症がもはや持病と化している。(確かに当たれば飛ぶパワーは素晴らしかったが、いかんせん手首の炎症が完治しなかった。今後も治癒の見込みがないということで、解雇)


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