82野村克也(64)
 監督。通称ノムさん。現役選手として戦後初の三冠王、通算657本塁打、通算2901安打など数々の栄冠を得たのみならず、監督としても南海ホークス、ヤクルトスワローズなどで通算五回の優勝を果たし、名将の名をほしいままにしている。しかしながらこれらの栄光も、阪神監督就任と沙智代夫人の行状であらかた帳消しになっている。義理の長男、団野村は野茂や伊良部など優秀な日本人選手をアメリカに売り込むのを仕事にしている。義理の次男、ケニー野村はバトルやハンセルなど無能な外国人選手を阪神に売り込むのを仕事にしている。実の三男、カツノリは自分の仕事をまだ見出せないでいる。 (サチヨバッシングは収まったが、野村監督バッシングが吹き荒れた。二年連続最下位で、いまだに内野陣が固まっていないようではやむを得ない。来年が正念場)

88松井優典(49)
 ヘッドコーチ。いつも野村監督の横でへらへらしている。ひとめ見たら忘れられない顔。とてもそうは見えないが、名参謀であるらしい。でも得意技は「吉本ギャグ100連発」(週刊ベースボール名鑑より) (この人も本当に有能なのかどうか、世間から疑われ始めた。ひょっとしたら単なる腰巾着かも)

87伊原春樹(51)
 守備走塁コーチ。1987年の日本シリーズ、巨人のクロマティ外野手が緩慢な返球をする隙をついて、西武の辻選手が二塁からいっきにホームインしたプレーで脚光を浴びる。この人が参加すると即座に阪神の盗塁数が倍増したことを見ると、どうやら野村監督よりも有能なようだ。三塁ベースコーチも勤める。 (あまりに有能すぎてノムさんと衝突、一年限りで退団。来期は西武復帰)

72八木沢荘六(55)
 投手コーチ。現役時代はロッテのエースとして活躍した。マニエルの顎にぶつけ骨折させたことで有名。就任以来阪神は死球数リーグトップに立ったところをみると、一応役目は果たしているのだろうか。ロッテ、横浜、読売と強豪チームの投手コーチを勤めるが、勤めている間に優勝したことがないというゲンの悪い人。 (あんまり役に立ってないよなあ。そのせいか、ダイエーの尾花コーチが就任するという噂が絶えない)

77柏原純一(47)
 打撃コーチ。南海時代は解任された野村監督とともに野村邸に籠城したことで有名。のち日本ハム、阪神で主軸打者として活躍。阪神には新庄のお守り役として就任。この人が解任されたら、やっぱり新庄は一緒に籠城するんだろうか。 (新庄がFAしたら、クビになることは間違いあるまい。どっちにしろ来年は和田兼任コーチがメインだし)

75黒田正宏(52)
 バッテリーコーチ。南海での現役時代は野村捕手の控えだったが、西武に移籍して正捕手として活躍。次代の伊東捕手を育成した。ダイエーでは吉永、岸川らを育成した。現在は矢野捕手を育成中。どっちかというと打力を鍛える方が得意かも。(カツノリ正捕手に失敗したためクビ。フロントへ転出)

71平田勝男(40)
 守備コーチ。通称ミッキー。現役時代は遊撃を守り、二塁岡田、三塁掛布と「笑える顔の内野陣」を結成した。現在は今岡、星野、平尾、田中、塩谷らを指導し、「笑える守備の内野陣」に悩む。一時は三塁ベースコーチを勤めたが、ゴーストップの判断ができないため解任された。 (再来年の岡田監督を待って、来年はじっと我慢の年)

74福間納(48)
 投手コーチ補佐。通称フクママ。オカマの真似と歌は上手だが、指導力はさほどない。シーズン77試合登板のセリーグ記録を持つだけに、中継ぎはみんな自分と同じくタフだと思いこんでいるのかもしれない。 (投手陣崩壊の責任をとって二軍コーチへ降格。八木沢の責任はどうなんだ)

73長嶋清幸(38)
 打撃コーチ補佐。広島から移籍したが、いつの間にか生え抜きになりすましている。どうも阪神は、顔や性格や名前が面白い選手が居着きやすい傾向があるようだ。ほら、ヒゲ辻とか真弓とか南牟礼とか。平塚も顔の面白さでは資格十分だったんだけど。 (打撃不振の責任をとって、二軍コーチに降格。柏原の責任はどうなんだ)

70木戸克彦(39)
 ブルペンコーチ。野村監督が連れてきた黒田コーチによってブルペンへ追い出された。かつて隆盛を誇った阪神法政閥の筆頭。今は岡田派の筆頭。 (再来年の岡田監督を待って、来年はじっと我慢の年)

79続木敏之(41)
 かつて阪神の控え捕手。レギュラーになったこともないのになぜか阪神に長く棲息している。何の仕事をしているのか知らない。たぶん負傷した選手にスプレーをかける仕事なんでしょう。 (なぜか残留。ロッテの立花コンディショニングコーチがクビになったことと、この人がクビにならなかったことは、球界七不思議のひとつに数えられている)

80岡田彰布(42)
 二軍監督。阪神次期監督の筆頭候補。そのため野村監督から憎まれ、ことあるごとにイヤミを言われている。二軍監督の仕事は勝つことだと誤解しているらしく、ちっとも若手を一軍に上げてくれない。 (今年は一軍が崩壊したため、めぼしい若手を全部吸い上げられ、優勝はならなかった。来年は野村退陣後を和田と争うため、自重の年か)

85古沢憲司(52)
 二軍投手コーチ。愛称はバーディ(ひとつ足りないという意味)。そのわりには阪神と広島と西武の投手コーチを交互に勤めるなど、世渡りは上手。 (福間コーチの降格のあおりを食ってクビ。まあ、この人に指導された投手はみんな球速が十キロ落ちるという評判だから、仕方ないか)

78山脇光治(37)
 二軍打撃コーチ補佐。現役時代は地味なユーティリティプレイヤー。現在は田中、塩谷、北川、濱中に「もっと地味にならないと使ってもらえないぞ」と言い聞かせている。 (若手の度重なるチョンボに「いったい何を教えてるんだ!」とノムさんから怒鳴られ、打撃指導に見切りをつけられた。しかし守備走塁コーチに転出。地味の徳としか言いようがない)

89中村典夫(43)
 二軍守備コーチ。1982年からずっと二軍でコーチを勤めている。一時フロントに転出したが、しつこく現場に復帰。あまりに目立たないので、つい解任するのを忘れられているのか。コーチというより牢名主なのかもしれない。それとも座敷童子か。 (またフロントへ出戻り。最初っからそうしてりゃいいんだよ)

76吉竹春樹(39)
 二軍守備走塁コーチ。自身の経験を活かし、「西武はいいぞぉ」と若手に吹聴している。 (クビになった井原コーチに代わり、一軍の守備走塁コーチに栄転。ノムさんの言いなりになることは間違いない)

97島田宗彦(38)
 二軍バッテリーコーチ。かつて島田兄弟のバッテリーで甲子園を沸かせた。阪神入団時には「俺はレギュラーになるため入団したんだからレギュラー待遇をしろ」「ドラフト一位と同等の契約金をよこせ」などと大口を叩いたが、今はひっそりと生きている。 (来期はスコアラーへ転出。代わりにフロントから笠間が就任。十年現場から離れていた人。球団は何考えてるんだ)

90石原伸司(36)
 二軍トレーニングコーチ。プロ経験なし。多分ただのトレーナー。 (来期は管理部コンディショニング担当という、さらに訳の分からない職場へ)

86吉田康夫(38)
 二軍育成コーチ。何を育成するのかよくわからない。自分の仕事だろうか。 (なぜか留任。どうでもいいからとしか考えられない)

84御子柴進(35)
 二軍育成コーチ。現役時代は小林、大町、川原と下手投げカルテットを結成した。サイドスローを育成しようとしたが成功例は遠山のみ。安達、清原、村上らは失敗してチームを去っていった。まあ、ダメモトだからひとり成功すりゃいいか。(来年は窪田を新たな生け贄に)


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