9北川博敏(27)(7打数ノーヒット)
 打撃はいいんだが守備が悪いため、内野手として起用されることもしばしば。あまりにお人好しなんで、リードを読まれやすい。大卒捕手のため、ノムさんにますます嫌われている。「大卒や社会人出身は、妙な癖がついてしまっている」そうだ。 (カツノリの直近のライバルだったため、シーズン終了後、近鉄にトレード)

22中谷仁(20)(1軍出場なし)
 智弁和歌山の優勝捕手で、98年のドラフト一位指名。栄光に包まれた野球人生を、中込投手の投げた携帯電話が断ち切った。打撲による視力低下で一時は野球人生を断念。投手転向を勧告されたこともあった。しかし奇跡の復活で、なんとか捕手に踏みとどまる。大丈夫だぞ、阪神投手陣の球は遅いから捕りやすい。 (視力も復帰し、2軍では37試合に出場。岡田政権の正捕手を目指す)

27山田勝彦(30)(94打数30安打2本塁打 .319)
 かつて正捕手だったが、「困ったら外角スライダー」という癖を相手チームにもファンにも読まれてしまい、矢野に正捕手の座を奪われる。選手会長なんだが去年はほぼ二軍で過ごした。今年はカツノリにも抜かれてしまい、苦戦は必至。 (ちょっと意外なほど打ちまくり、代打として一軍に定着した。どっちにせよキャッチャーから外れて、ノムさんにんまり)

39矢野輝弘(31)(376打数101安打5本塁打 .269)
 中日から移籍して山田から正捕手の座を奪う。打撃もよく昨年は三割をマーク。野村監督お気に入りのひとり。ま、この選手ならどんな監督にも好かれるだろうが。 (一時はFAで読売移籍という噂も流れたが、残留でほっ。でも4年8億はがっちりせしめた)

44吉本亮(30)(一軍出場なし)
 広島を解雇され98年にテスト入団。二軍の主力選手。どうして生き残れたのかは謎。(どっちにしろクビですってば)

45定詰雅彦(33)(一軍出場なし)
 ロッテから97年に移籍。山田のライバルとして鎬を削ったが、野村政権になって山田もろとも二軍に落とされた。リードには定評があるが打撃はヘボい。山田と「十二球団最低打率のキャッチャー」を争ったほど。ロッテが捕手難に悩んでいるので、復帰トレードの噂もある。 (ついに今年、戦力外通告。ロッテも拾ってくれないようである)

46新井亮司(18)(一軍出場なし)
 ドラフト五位で入団。基礎体力は抜群でベンチプレス120キロを上げる。一日六食の大食漢。打撃もよく足も速いので内野手としても起用される。しかしそれじゃ、いつまでたっても打てる捕手が育たないと思うが。カツノリのライバル排除計画? (二軍では一発も盗塁もある内野手として活躍。しかし捕手難だしなあ、再転向しないか?)

50カツノリ(26)(49打数13安打2本塁打 .265)
 言わずと知れた野村監督の実子。ヤクルトで戦力外通告され阪神にトレード。開幕第三戦の先発マスクには一億二千万人がブーイング。しかし練習熱心なことは万人が認める。今年のキャンプ皆勤賞は坪井とこの人だけ。打撃はまあまあ。しかし甘やかされて育ったためか、リードは素直でお人好し。父親を見習ってもっと性格悪くならないと。 (代打としては意外に活躍したことは認めざるを得ない。でも先発マスクをかぶった試合は全敗)

63片山大樹(25)(1軍出場なし)
 高卒八年目で一軍経験は皆無。もはや正念場も通り抜けた感がある。(はい、やっぱりクビです。ブルペン捕手に転向するとか)


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