カール（いいとこのお坊ちゃん系美少年）とエミリオ（グレた野育ち系美少年）にコスプレさせるには、どういうフラグを立てればいいんでしょうかね。
筋肉教団のつぎは老人ホームを壊滅させ、としぞうはひたすら突き進みます。アフロヘアの鬼婆みたいなのと車椅子のボケ老人みたいなのが、老人極道団「悪達者苦羅武」のボスで賞金首らしいです。倒してしまうと、
「……家族にうとまれ捨てられた年寄りたちのために、戦う年寄りが必要だったのさ……」
などと呟きながら死んでいきます。きっと後悔を誘うセリフなんだろうが、こっちは賞金さえ手に入れば後悔しません。だってハンターなんだもん。けっきょくじじいにスられた財布はみつからなかったんですけどね。
それにしてもばあちゃん、「あれあれ、あんた、あたしの孫にそっくりだこと」と言っていきなり射撃してくるのはやめてください。あんたの家庭は、あばしり一家ですか？
ホーライの隣にあるビルに賞金首がたてこもっているらしいのですが、入り口が高いところにあって入れません。近くに飛行機の整備をしているじじいがいるので、ひょっとすると飛行機で屋上に着陸できるのかも。しかしじじいは、ハゲタカヤーボとＢ２マンタレイの空飛ぶ賞金首を倒さないと、あぶなくて飛行機を飛ばせないといいます。ハゲタカは倒したが、マンタレイっていったいどこにいるんだ。
ひょっとしたら古代文明の研究者、レオンさんなら知っているかも、というわけで訪問したのですが、いきなり黒服どもに襲われています。こいつらもマンタレイを探しているのか。
黒服を倒すと感謝はしてくれるのですが、父親といっしょに旅していたとか愚にもつかないことを話すのみで、マンタレイのことなんか教えてくれません。しょうがないから出ると、いきなり親爺からメールです。アレックスがレオンさんをさらってジグラだかマグラだかに逃げたとか。え、でも、さっき家にいましたよ。
またレオン家に戻ると、いきなり腕に鈍い衝撃。
「あちゃー、やっちゃった。黒服の仲間かと思って、つい、その……斬っちゃった。ご、ごめーん」
レッドフォックスの姐さんが、えらくかわいい謝り方で恐縮しています。とりあえず応急処置をしたが、早くちゃんと治さないと腕が腐り落ちてしまうそうです。イシャはどこだ。メメクラゲ。でもとしぞうのステータス「正常」なんですけど。
とりあえず隣の酒場に行くと、いつもは「よう、オレを仲間にしないか？」などと言ってくる男ハンターが、
「その右腕はどうした？ 早く処置しないと使い物にならなくなるぞ」
と心配してくれます。おお、反応が違うぞ。よぉし、治療なんかどうでもいいから、レッツゴーとしぞうのむごたらしい傷口を世界中のセクシーガールどもにムリヤリ見せて廻るぜツアー。
お母さんのニーナ。
「あら、おかえ……。ちょっと、どうしたのそれ！！ ひどい傷……。冗談じゃないわよ。どういうことなの？！」
怒られてもどうしようもないんですけど。
妹のエミリ。
「あ、お兄ちゃん、お帰りなさ……。……え？ ……（ふらっ）」
気絶してしまいました。個人的にはいちばん気に入ったリアクションです。でも心配してエミリの部屋に行ったら、「ちょっと一休みしてたの。ふふっ」とかほざいてやがるんですけど。
幼なじみのレイチェル。
「あ、としぞう……。……え？ な、何なのその腕、何があったの！ だから……だからハンターになんてならなきゃよかったのに！ どうなるの？ 治るのそれ？ ねえ、どうするのよ！」
ひとしきり狂乱したあと、いきなり優しくなって
「……わ、私に何かできることがあったら、いつでも言ってね！」
などとうれしいことを。とりあえずこのバニー服を（後略）
カエデ。
「としぞう様……ああ、何とむごたらしいお姿……」
視線の先が腕じゃないような気もするんですが。
ローズ。
「としぞう！ どうしたのそれは。ひどい……傷」
なんか傷じゃなく別な言葉を言おうとしていたような気もするんですが。
あいかわらずネバーランドのジュリは事態を認識できていないようです。そういえばピーターパンも、人の死に冷酷だったような。
この重症を治療できるのは、サイバー研究の第一人者、グレイ博士しかいないという噂を聞き、さっそく研究所へでかけました。
「ふん、こういうのも悪くないな。礼を言うぞ、としぞう」
先生、チャイナドレス着てコスプレしている場合じゃないんですけど。こっちはそれどころじゃないんですけど。お願いですそんなこといっている場合ではないのです。ぼくは死ぬかもしれないのですよ。先生！ シリツをして下さい！
きょうの称号。としぞう：エリートハンター→レンズ友達→鋼の腕。ミカ：神業修理屋。シャーリィ：最終兵器。ベルナール：謎の犬。