2004年9月4日:秋葉原・Cos−Cha(スクール水着ナイト)

 コスプレ喫茶「Cos−Cha」の特別イベント「土曜日はお楽しみ一日体育授業!」の夜の部「スク水でディナー」に、未鏡さんと行ってきました。なんとなくこの話は、フォントいじりで書いた方が私の心情をうまく表現できるような気がするので、やってみました。

というわけで行ってまいりました。
秋葉原の魔窟と呼ばれている、恐怖のイサミヤ第8ビル。
どのくらい恐怖かというと、

2Fにコスプレ喫茶「Cos−Cha」
4Fに小悪魔パブ「Little BSD」
そしてビルの前には、小悪魔がさまざまなコスプレ姿で打ち、煩悩のためにボロボロになったあなたを「ローカル・ルール」によって身ぐるみ剥いでくれるボッタクリ雀荘「Little MSN」の看板<やや誇張あり

が揃っているというくらい恐怖なのだ。

さて問題の午後5時。きょうは完全入れ替え制ノーチップ1時間ポッキリなので、しばらく待たされたのち入場。迎えてくれました。
紺のスクール水着に身を包んだ妙齢のおにゃにょこ達が。
予約券を買わないと入れないという話でしたが、若干の余裕があったらしく、当日券も売っていました。いっそのこと当日立ち見席とかも売り出せばよかったかも。
まあ俺たちもある意味立ち見だけどな。

 そして運ばれてきました、「すくみずディナー」。

ハンバーグと付け合わせの野菜。
ミネストローネ風薄いスープ。
学校給食用備蓄米「び〜ちくん」
抹茶アイスクリーム。
みんなアルマイトの容器に入って、アルマイトのお盆に乗って登場。
ディナーじゃないよ給食のひるめしだよママン!
それとも、乏しい食事より、すくみずをオカズにしてネ(はぁと)ということですか?

スクール水着の店員さんがお盆を運んでくる。
スクール水着の店員さんがおひやを注ぎにくる。
スクール水着の店員さんが注文を取りにくる。

当然、すべての動作は、スクール水着に身を包んで行われる。
なんとなく気恥ずかしく、やや視線が伏せ気味になる。
だいたい、テーブルの端を見下ろすような目線になる。
するとですね。
目の前40センチ(掛け値なし)あたりに、ちょうどまのあたりに、スクール水着の紺の布地に包まれた、おにゃにょこの股間が!が!が!
そして隣の席では、目の前70センチ(掛け値なし)あたりに、ちょうどまのあたりに、スクール水着の紺の布地に包まれた、おにゃにょこのお尻が!が!が!
ちょっと照れくさいので凝視してしまいました。ま、さすがにギリシャのバレーボール選手みたく、はみだしたりくいこんだりはしてなかったが。
ついでに恥骨上縁部あたりにあるレッテルも確認。
「カネボウスクール水着」でした。
ビバ鐘紡。

私のところに注文を取りに来てくれた女の子。
スクール水着。
眼鏡。
つつましやかな胸。
三階級制覇。

ビールを運んでくれた女の子。
スクール水着。
ちび。
幼女体型。
こちらも三階級制覇。
ややむちむち気味なところが、なんともいい。

もうひとりの女の子も、なんというかスクール水着が、
「やめて、ボクはこんな人が着るようには作られていないんだよぅ! はりさけちゃう!」
と叫ぶんじゃないかと思うくらいの胸で、それはそれでアンバランスでいいものです。

ここで残念ながら、苦言を呈さねばならない。
北大路魯山人や千利休、海原雄山に見るように、通の道はきびしいのだ。
まず第一に、スクール水着に名札が縫いつけられていなかったこと。
スクール水着といえば名札。これを忘れるようでは斯道を極めることは難しいといえよう。
第二に、スクール水着なのに靴をはいていたこと。
これはたとえてみれば浴衣にハイヒール、カクテルドレスに運動靴というくらいのミスマッチである。
やはりスクール水着は、裸足でぺたぺた歩いてほしい。百歩譲ってもビーチサンダル。それ以外は認めない。すくみず道は厳しいのだ。

あと、画竜点睛を欠いている感がしたのは、スクール水着が濡れていなかったこと。
ここは三十分おきに塩素水シャワーを浴びて、濡れた髪と濡れた水着でぺたぺた歩き回り、店内に、女の子の体温によってスクール水着のポリエステル布地のなかで蒸らされた塩素水が汗とともに蒸発するえもいわれぬ匂いを充満させるくらいのことをやってのけてほしかった。
Cos−Chaならそれができる、そう期待しているからこその建設的な苦言だと受け取ってもらいたい。

われわれは1時間で退散しました。
コスプレのハシゴで小悪魔パブに行こうと覗いてみましたが、満員なので断念。
近くにあるコスプレショットアクセサリー喫茶も満員。
もうひとつあるはずのコスプレ喫茶が、今日はゆかたDayだというので探していたら、いきなり豪雨。
ものすごい豪雨。
秋葉原駅に着くまでに、ズボンはびちょびちょ、靴はじゅくじゅく。
チクショウ、俺もスクール水着で来ればよかった。


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