タッチタイプの指導

 キーを打つ指の運動を繰り返して、ある程度指が動くようになったら、
いよいよタッチタイプの練習です。
最初の練習はまず、キーの位置をしっかり覚えることから始めます。

1.美佳のタイプトレーナもぐらたたき編

 美佳のタイプトレーナのもぐらたたき編から練習を始めます。
もぐらたたき編は、名前の通り、もぐらたたきゲーム形式のタイプ練習です。
(もぐら叩き練習は、英文字しか、用意してありません。)
 メニューを表示した後、最初は、もぐら叩き初級をやってみましょう。
練習する段を選ぶと、キーボードの絵と、指の絵がでます。
打つキーと指が表示されるので、指示の通り打ちます。
簡単な練習なので、用意してある段ごとの練習はすぐに全部終わると思います。

 次にもぐら叩き中級の練習をします。
今度は、打つキーの位置と、どの指を使うかの表示はすぐには出ません。
しかし、キーボードの絵があって、そこにはキーごとに全部刻印が書いてあります。
絵をみながら、キーの位置を探せば簡単に打つことができます。
どうしても、みつからないときは、すこし打つのを待ちます。
すると2秒後には、初級のときと同じようにキーの表示と、指の表示がでます。
ですから、初級のときと同じように簡単に打つことができます。
なれてくれば、すぐに打つキーの位置がわかるので、簡単に練習できるでしょう。

 最後にもぐら叩きの上級です。
今度の練習画面に表示されるキーボードは真っ白のままののっぺらぼうです。
キーの位置をしっかりと覚えていないと、打つことはできません
実際にやってみると、かなり難しくて、簡単には打つことができません。
それでも2秒待つと表示がでるので、打てないときは、2秒待ちましょう。
最初のうちは、もぐら叩き上級は、なかなかうまくできないと思います。
キーの位置をしっかり覚えるように、もう一度初級と、中級の
練習をしっかりやってから、もう一度上級にトライしてください。
何度か繰り返すうちに何とかキーの位置を覚えて、もぐら叩き上級を
すらすら練習できるようになると思います。

 もぐら叩き練習では、最初にホームポジションのキーの位置をしっかり
覚えるまで練習して、そのあとで順に上一段と下一段の練習に
進むといいと思います。

2.美佳のタイプトレーナ

 美佳のタイプトレーナもぐら叩き編でしっかりキーの位置を覚えたら、
今度は、いよいよ美佳のタイプトレーナで練習です。

(生徒が短大や、大学など高学年の場合はもぐらたたきは省略してもかまいません。
そのときは、美佳のタイプトレーナのポジション練習を最初に教えて下さい)

 美佳のタイプトレーナでは、練習メニューがたくさんあります。
最初にランダム練習のホームポジションを練習してみましょう。
ランダム練習では、ランダムに並んだ文字の入力を練習します。
この練習では、もうキーボードの絵は表示されません。
もぐら叩き練習で、しっかりキーの位置を覚えていないと、
なかなか速く打つことはできません。
とてもこれは打てないと思ったら、ポジション練習でもう一度キーの位置を
しっかり確認してください。
ポジション練習は、もぐら叩き練習を簡略化した練習です。
ポジション練習と、ランダム練習を交互に繰り返すことによって、
タイプ速度がだんだん速くなっていきます。
ランダム練習では、タイプ速度が記録されているので、
自分がどのくらいの速さで打っているのが分かります。
打つのに慣れてくると、面白いように、タイプスピードが、向上します。
ホームポジションでのランダム練習に慣れてきたら、ほかの段の練習もしてください。
しかし、最上段の数字の練習はむずかしいので、初めの頃は手をつけないほうが
いいでしょう。

 ランダム練習を根気よくつづけると次第にタイプを打っている指の感触が
不思議なくらい、なめらかになって来るのが分かります。
キーの位置を思いだして、探さなくても自然に指が動くようになってくるのです。
英文字が一通り打てるようになったら、、英単語の練習をしてみましょう。
最初は、なかなか、指の動きがぎこちなくて、なかなか速く打てません。
それでも、練習をつづけると、だんだん指がなめらかに動くようになります。
あとは、プログラムの授業がある生徒は、プログラム言語の練習もしてみましょう。
それから、ワープロの授業がある場合はローマ字の練習にすすむといいでしょう。