2004利尻・礼文紀行礼文島編
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27日(金) | ||
三日目、7時に起床し、朝食の後出発しました。 利尻島の見納めは沓形から利尻山中腹まで登る見返台園地展望台です。緑の中を標高数百メートルまで登り、展望を楽しみました。 それからまた鴛泊(おしどまり)へ走ります。 |
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車窓を流れる景色が一番面白いかもしれません。この日は雲の多い天気ですが、海は輝き荒々しい島の風景を照らします。 | |
島のどこからでも利尻富士が見えます。この日は山頂がはっきり見えました。 |
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鴛泊港で香深行きのフェリーを待ちます。 この日は客の数もたいしたことなく、私たちものんびり構えます。 |
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香深は沓形からも鴛泊からも目の前に見えます。でも、いざフェリーで行くとなると40分もかかるのですから不思議です。 だんだん近付いてくる礼文島は、火山島である利尻と比べると平べったく見えます。 |
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香深港の桟橋。 フェリーは船体を急激に回転させて横付けします。 |
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香深の町は港に面した2本の道路に沿って続いています。でも奥ゆきはありません。小さな港町です。 |
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イカ釣り船らしい、電飾を張り詰めた船があります。 | |
港には普通の釣り船もたくさんもやっています。 昼食はこの船の向かいの炉辺(ろばた)焼きの店でとりました。炉辺は熱いので、焼肉定食でした。 |
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昼食前に予約しておいたレンタカーを取りに行くと、軽のミラだったものがヴィッツに変わっていました。 「軽の料金でいいですよ」と言われたのでラッキーです。ヴィッツ、よく出来た車でした。小型車の軽薄なブリキ感がありません。ガッチリしたボディで高級感さえあります。足回りもよくしっとりした乗り心地です。マーチやコルトなんて足元にも及びません。後出しでも負けている車たち、情けないぞ! |
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東海岸の35号線をひたすら北上します。速度はほとんど80キロを前後する速さで、1時間くらい、と言われた北端に半分の時間で到着してしまいました。 久種湖(くじゅこ)はキャンプ場のほかはなんにもないところです。 |
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海沿いの道をさらに走ると、西端の観光地「スコトン岬」に着きました。 | |
沖には飛び石のように島が続きます。崖下には建物があって、民宿になっています。今度の台風ではさぞかし怖い思いをしたことでしょう。 |
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見下ろすと溶岩性の岩の間に小船がもやっています。 | |
柵に停まっているカラスに昼間の焼肉の残りをあげようとします。 |
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二羽いたうちの片方が、みんな横取りしてしまいます。 | |
このあと、肉を加えた一羽は、向こうのほうへ飛んでいってみんな自分だけで食べたのでした。カラスってエゴイストですね。 |
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岬にあったトイレは「最北端のトイレ」という看板がかかっていました。そこまで自慢するか? | |
観光ドライブに見切りをつけ、香深に戻ります。そこからさらに下り、家々の軒が迫る狭い道を走りました。その礼文南端の地域は知床というのです。 |
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部屋はオーシャンヴュー?で、海と利尻山が見えます。道路の向こうだったらもっとよかったのですが、そちらには家族旅行の客がいたようです。 | |
ヴィッツを返しに私だけ香深に戻りました。そして土産物屋でサハリンビールを飲んだりフェリーターミナルをぶらぶらしていると、アナウンスで呼ばれました。「かあちゃん宿」のおかみさんです。「レンタカー屋で待っているっていったでしょ」と言われます。「まだ時間に早いもので・・・」と言い訳します。 おかみさんの車で宿に戻り、夕食前に夕日を見に行きました。カモメたちはもう浜に戻っています。 |
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利尻山の上には13夜くらいの月がかかり、なかなか絵になる風景です。カメラのレンズの汚れが気になります。(笑) | |
土手の上を猫が歩いています。最初のんびり歩いていたのですが、カメラを構えて近付くと走って逃げました。残念。 |
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漁師さんが浜に昆布を広げています。この浜には同じようにたくさんの昆布が干してあります。家族総出で作業している家もありました。 | |
夕食は、宿泊客がそろって和室で長く並べたお膳を挟んで、という形でした。みんな手作りの暖かい料理、心のこもったいい味です。「くつがた荘」とは食事もサービスも大違い。とても同じ料金とは思えません。この「かあちゃん宿」はお勧めです。 夕食の後、星を見に浜辺へ出てみました。満天の星。海の向こうにはかすかに鴛泊の光が見えます。 |
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28日(土) | ||
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四日目、最終日です。 9:55稚内行きのフェリーですのであまりのんびり出来ません。8:30にはおかみさんに港まで送ってもらいました。 最後のフェリーがゆっくりと入港してきます。 |
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約3時間の航行です。けっこう退屈なので甲板後方でカモメと遊ぶことにします。 |
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かみさんがカッパエビセンの小さな袋を買ってきました。そしてカモメを呼びます。 でも、彼女のやり方は数本を空中にばらまくだけ。「それじゃダメだよ」とやり方を教えます。私も昔、箱根の芦ノ湖フェリーで教えられたやり方です。 一本だけを指先に縦に構えて待つだけ。 |
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そうするとカモメが滑空してきてパクリとくわえます。こちらの指も噛みますが、あまり痛くはありません。それでもかみさんはおっかなびっくりです。 |
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私も見本のためにやってみせます。 | |
器用なカモメはエビセンを丸ごとくわえて持って行きますが、不器用なのは先っぽだけをかじります。やっぱり少し緊張します。小さなエビセンの袋ひとつで充分楽しめました。 |
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稚内に到着し、土産の購入と昼食のために去年のサハリン旅行の帰りにも寄った「夢広場・北市場」へ行きました。2階のレストランの一つに入り、ビールと北海定食を注文します。なんと、出てきた突き出しは大きなカニでした。 このあと豪華な料理がくるのですが、デジカメの電池が切れました。写真日記もここでおしまいです。 |
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