バリ島旅行記
2013/12/27
  2013年10月26日から29日まで、バリ島へ出かけました。
九州の母も元気そうなので今年は南の島へ旅行しよう、という話になりました。いくつかの候補の中から遺跡や風俗の見どころが多い点でバリ島を選びました。
イスラム過激派のテロ、30度を超える気温など多少の不安はありましたが、今でも女性の旅行先人気ナンバーワンなのでそれほど心配はいらないだろう、と考えました。それは当たっていたのですが、ちょっと違う点で問題のあった旅行でした。
 
         
 
 
 
バリはそれほど大きな島ではありませんが、日程は三泊四日なのであまり奥地へは行けません。
南部中心市街地の一部スミニャック(上図矢印)のホテルとその周辺、それから郊外の史跡地ウブドゥへ行くことにしました。
 
 
 
 
飛行場から南北に走るスミニャック通りを北上し、左に入ると宿泊先「フェイブホテル・スミニャック」があります。この通りをもっと進むと海があり、スミニャック通りを南下すると「プラ・デサ寺院」と「スミニャック王宮」があります。さらにその先にスーパーや郵便局があります。
 
         
 
 

以下青字はツイッター:明後日からバリだけど、なーんも準備してないよ。だって遊びに行くんだもんね。持っていくものといえば半袖・ハンズボンの服だけ。あと、残り物のドル札ね。300ドルくらいあった。アメリカン・ドルって世界中で使えるもんなあ。

午前二時ころの地震で起きてしまった。でもがんばって寝なおして現在6時。台風はかなり南を通っていて、飛行機は飛ぶらしい。早めに用意して成田に向かう予定。(左はインドネシア・ガルーダ空港カウンター・外は嵐)

 

 
         
 
成田空港、スカイクラブから通信中。ビジネスクラスだからねっ。
なんとマックだよ。操作わかんねえ。(並んでいるのは@MAC)
台風がそれてくれて飛行機は飛ぶらしい。
ばたばたしながらバリへ向かうよ。
(右は成田のスカイクラブ)
 
 
         
 
 

ガルーダ空港のドリンクサービス。かみさんはワインを、私はビールを頼む。インドネシアのビール「ビンタン」が出てきた。
つまみも豪華に出てくる。(左下)

眠くなるまで時間があるので私は専用ディスプレイで映画やビデオを見た。映画はジョニー・デップの最新作『ローンレンジャー』、ビデオはマイケル・ジャクソンのライブでした。(下)

 
         
 
 
 
         
 

ビジネスクラスにしたのはかみさんが腰痛持ちで長い時間座っていられないからだが、お互いに寄る年波で横になって眠れるのは嬉しい。

行きの座席は「ほぼフラット」で、右の位置からズルズルと平らになる仕掛け。帰りは新型ジェットでフルフラットだった。

 
 
         
 
 

「眠れないなあ」と思いつつ、うとうとしたと思ったらすぐアナウンスがあって起こされた。あわてて支度する。ディスプレイ表示はバリ島上空になっている。

窓の外を見ると雲の下に島影が見えた。

 
         
 
 
 
         
 
 

夕暮れ迫るングラ・ライ国際空港 に着陸。(左上)

むっとする暑さの中、バスでターミナルへ運ばれ、出口へ進むと大勢の旅行業者らしい男たちが群れを成していた。(上)
私が「バリ王の人は?」と尋ねるがみんな首を振る。やがて一人のおっさんがもう一人のおっさんを連れてやってきた。
「食事してたんだって」
ちょっと不安になる出だし。そのガイドは「ナンデスカー」を連発、お世辞にもうまい日本語ではない。それでも案内されてホテルへやってきた。(左)

 
         
 
 
         
 
 

上はツアーガイドのHPにあったホテルの写真。
新しいホテルだというわりにはパッとしない。増築を重ねて複雑になったような建物。表にレストランがあり、狭い入口を入るとロビーがある。

ウエルカムドリンクと花飾りを貰った。ロビーの片隅のテーブルで飲む。

 
         
 

部屋は二階の奥で、登って見るとどこまでも続いているような細長い廊下。どうもよくわからない建物だ。

とりあえず部屋に入り、順番にシャワーを浴びた。冷房が効いていない。夕暮れの散歩に出たが、そのあたりの写真がない。(主に私のスマホで写しているので、夜はダメなのです)部屋から通信しようとするがなかなか通じない。

バリ島のホテルなう。
回線細いよー。
7時間かけてくるだけでもう疲れた。
なんだか、九州を思い出す暑さだよ。

 
 
         
 
 
 
         
 

翌朝、現地時間7時に起きたはずが、時差を逆に計算していて本当は5時。かみさんに怒られる。
朝食まで時間があるので表を歩く。荒れた狭い道路、荒れた歩道、早朝から車が多い。(左上)

ホテルの真ん前にも荒れ果てた建物がある。その隣には商店が平然と営業している。これがバリ島だ。特徴的なのは野良犬がふらふら散歩していること。凶暴ではなく、町に溶け込んでいる。(右)

 
 
         
 
 
 
       
  道のあちこちに神像や祭壇がある。(上)なんだかよくわからない大きなディスプレイがある。(右)    
         
 
 
 
         
 
 

スミニャック王宮に来る。玄関には二頭の虎が飾られている。(左上)
しかし王宮の中はわりと雑然としていて、平屋のこともあって質素に見えた。

いったん海まで行ってホテルに戻り、バイキング形式の朝食をとる。二人とも朝食は食べない習慣なのだが、この日はコーヒーを飲み、トーストを食べた。

 
         
 
 
 
         
 
 

9時になるとガイドが迎えに来て一回目のオプショナル・ツアーに出発。ワンボックスカーでウブドゥへ。
首都デンパサールまでの道は大混雑。信号で停車するたびにバイクに囲まれる。それも一人乗りは少なく、ほとんどが二人・三人乗り。四人乗りも珍しくない。(上)

道路のほとんどにバイクが駐車しており、歩道の上にも。乗っているのは女の子が多い気がする。小柄な女性が大男を後ろに乗せて走っているのをよく見た。(左)

 
         
 
 
 
         
 
 

おは。バリもまだ暗いです。
今日はウブドに観光予定です。
街は日本よりゴミゴミしているので、
田舎に行きたいと思います。

デンパサールを抜けてハイウェイに入ると少し混雑はゆるむ。途中、寺院によった。(左上) 

ウブドゥはどこまでも観光土産の町で、ちょっと呆れた。そのはずれに棚田があり、観覧は有料。でもイメージとは違う小規模なものだった。(上)

そのあと、市場へ寄った。(左)

 
         
 
 
 
         
 

市場は雑然としていて、いろんなものが並んでいるが商品にホコリが被っているようなあまり商売っ気のない店もある。野菜売り場は活気があり、かみさんはマンゴーを一個買った。あとで聞いたら市価の倍だったらしい。(上)

地下にも売り場があり、ダンジョンみたいで面白い。(右上)
その写真を撮っていたらたまたま頭に荷物を載せた婆さんが写った。すると婆さんはモデル料をよこせ、とばかりに手を出してきたのだった。この時に「バリ島はもう観光ずれしていて、『神の島』というよりは『カネの島』だな、と感じたのでした。

 
 
         
 
 
 
         
 
 

ウブドゥから戻りました。
途中のハイウェイは空いてたけど、町に入るとまた車とバイクの洪水。
棚田と市場をみて戻りました。
日曜日はこうらしいです。世界中同じかな。

夕暮れの散歩と買い出しに出ます。するとプラ・デサ寺院のお祭りが始まっていました。(上・プラ・デサとは町営とか国営という意味らしいです) 道路を占拠して、まるで座り込みデモです。(左)

 
         
 
 
 
         
 

表通りがお祭りで封鎖されたので、回り道するためかホテルの裏の路地がバイクで埋まります。(上)

最終日、朝の食堂は外国人客で埋まっていました。(右)

朝の散歩で海まで歩きます。この日は大勢のサーファーがパイプラインを狙って海に繰り出していました。でもあまりうまい人はいなかったな。(下)私たちはパブやレストランでたくさんビンタンビールを飲みました。

 
 
         
 
 
 
         
 
 
 
         
 
 
 
         
 
 

午後、二回目のツアーへ出発。今回はインドネシア語で「美しい寺」という意味の寺院を見学。たしかにシックで美しい。(左・下)

寺の駐車場でヤシの実を売っていたので一つ購入して飲む。(下・二段目)私はグアムで飲んだ経験があるけど、かみさんは初めてなのでした。

 
         
 
 
 
         
 
 
 
         
 
 
 
         
 
 

飛行機の出発までまだ時間があったのでクタ・セラタンの港へ。フェリーの客たちがダンサーと記念撮影していました。(上)

空港へ入るとロビーのあちこちに客たちが座り込んでいます。椅子が足りないせいもあるんだろうけど、基本的に暑いバリでは道端に座り込むのが普通のスタイルのようです。(左)

帰りの便は最新型ボーイング787だったようで、座席もフルフラットになるものでした。これは快適でした。(左下)ファーストクラスはさらにボックス席になっていました。(下)

 
         
 
 
 
         
 

実は空港で夕食のあと、トイレに入ってパスポートや財布が入ったウェストポーチを忘れるという事件がありました。いつもはポケット付きベストを使うので、ウェストポーチが邪魔だという意識があったのが原因です。自分だけ帰れない結果を予測して真っ青になりました。係員や警察官を呼んで空港全域に捜索が始まるという大騒ぎに。結局、白人の大男が「ボクが見つけたよ」と言いながらインフォメーションに案内してくれて、無事に戻ってきたのでした。ホッとして体から力が抜けました。

いろいろあったバリですが、ウェストポーチが戻ってきたので安全・安心なのは確認できた次第です。

 
         
 
戻る/トップに戻る