フランク・C・パペ
Frank Cheyne Pape
(1879? - ?)

荒俣宏さんが強力に推すイラストレーター。
その名を見るとフランス系の人らしい。1921年アメリカで発禁になった「ジャーゲン」という本を大判の絵本にして発表。大きな話題を提供しこれが出世作となる。その後、「ジャーゲン」の作者でアメリカの風刺作家ジェイムズ・B・キャベルとのコンビで多数の作品を世に出している。このコンビは息が合っていて傑作が多い。他にアナトール・フランスとのコンビも数点あり、こちらも傑作とされている。
エロチックで下品で猥雑な絵柄だが迫力がある。ユーモアというよりは悪ふざけだが他のイギリス作家にないラテン系の明るさがある。

A.フランス「舞姫タイス」口絵(1926)

C・J・ブランチ
「崇高な場所」
挿絵
1923

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