ルイス・F・マックリー Louis Fairfax Muckley (1862-1926 ) ウースターシャー州ストアブリッジで、ガラス細工師ジョシュア・マックリーの息子として生を受ける。マンチェスター美術学校に学び、バーミンガム工芸ギルドに参加する。 ラファエル前派最後尾であるバーミンガム・グループの一人と目される。 美術学校ではバーン=ジョーンズのステンドグラス作品などに影響され、1885年10月にバーン=ジョーンズが学校を訪れた時には会っている 可能性がある。彼はアーツ・アンド・クラフトの理想に忠実に、絵画だけでなくガラス・彫金・製本・イラスト作成に取り組んだ。 1887年グロスヴィナー・ギャラリーに出展、ロイヤル・アカデミーには1890年から1901年まで数回出展した。 しかし油絵は少数で、現在はほとんど残されていない。 しかし彼がイラストを入れた2冊の本、スペンサーの「妖精女王」(Faerie Queene)(1897)とR.D.ブラックモアの「Fringilla」(1896)は高く評価されている。 高名な草花画家ウィリアム・ジェイビズ・マックリーは縁戚の人かと思われる。
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