リチャード・ドイル
Richard Doyle
(1824 - 1883)

 「妖精の国の宮廷画家」という呼び名がふさわしいフェアリー・イラストの王様。
 父はやはり有名なアイルランドのイラストレーター、ジョン・ドイルで、「シャーロック・ホームズ」で有名なアーサー・コナン・ドイルはこの家系から出ている。
 「パンチ」などのイラストレーターとしても大きな成功を収めたが、妖精の本場アイルランドの人らしく本領はウィリアム・アリンガムの詩による「妖精の国にて」などの大型の絵本で発揮された。
 とにかく、これらの「妖精」たちの姿を生き生きと描いている作品に接して貰えば何も言いいそえることはない。水彩画も多いが大型の油絵も残している。
 

「妖精の国にて」多色刷木版 1875年

同上

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