エドワード・バーン−ジョーンズ
Edward Burne-Jones
(1833-1898)

 後期ラファエル前派伝説の画家の一人。
 高校受験のとなりの席にいたモリスとともにロゼッティの門をたたく。
 1861年モリス=マーシャル=フォークナー商会に参加し、アーツ・アンド・クラフト運動に加わっていく。油絵、織物の下絵、ステンドグラスの下絵など多数を制作した。
 社会主義運動にのめりこんだモリスと、しばらく断絶した時期はあったがやがて「ケルムスコット・プレス」の創刊で交流を復活し、歴史に残る本を作った。
 絵柄は健康で素直、ロゼッティのようなメランコリーや謎めいたものは感じられず、深みにかける印象を受ける。しかし長生きで多作だった事もあり、その影響力は大きいものがあった。

黄金の階段
油絵
1880

「世界の終わりの井戸」挿絵
装飾はモリス
ケルムスコット・プレス
1896年