劇団四季ミュージカルCD



『壁抜け男−恋するモンマルトル−』(2000年)
石丸幹ニ・井料瑠美・光枝明彦・丹靖子・青山明・喜納兼徳
劇団四季には珍しく、福岡での初演をライブ録音した2枚組のCDです。しかも、現在ビデオまで発売されています!劇団四季がはじめて手がけたフランスミュージカル、しかも、日本初演ですからその気合いの入れ方も分かる気がします(笑) 私もフランスミュージカルははじめてだったのですが、とってもオシャレな印象を受けました。音楽は今まで聴いてきたのとは違う重厚なものではなくて軽やかでフワフワ浮く感じ。演奏者は3人だけなんですよ〜。それでもちゃんとミュージカルとして成り立っているのがすごいですね。楽しくてホノボノ…ラストは切ない『壁抜け男』。CDでもその雰囲気が存分に味わえます。石丸さんのさえないデュティユルや、キュートな井料さんのイザベル、でもなんと言っても一番の聴き所が部長と裁判長の光枝さんかなあ。舞台でもとっても楽しかったけど、CDでも楽しめますよ〜♪
『アスペクツ・オブ・ラブ−恋は劇薬-』
(1999年ハイライト版)

石丸幹ニ・保坂知寿・光枝明彦・井料瑠美・堀内敬子・古島肇
初めて観たときからその音楽の素晴らしさに大感動し、絶対にCD化してほしいと強く願った作品です。なので、あまりCD化をすぐに実現してくれない四季(苦笑)が本当に作成してくれたと知った時はものすご〜〜く嬉しかったです!ただ、欲を言うなら完全版にしてほしかったなあ〜〜。ロイドウェバーが自分の作品の中で一番素晴らしいと自画自賛しただけあります、アスペクツのナンバー!!話の内容は複雑でちょっと過激(笑)ですけどね(^-^;
主演の人たちはそれぞれにしっかり歌ってくれています。たしかな歌唱力はさすがは劇団四季ですねえ。特に保坂さんが素晴らしいです。志村さんの後を受けて見事にローズを演じて歌いこんでくださっているんですよ〜。
『美女と野獣』(1996年)
芥川英司・野村玲子・日下武史・今井清隆・志村幸美・下村尊則
劇団四季で一番好きな俳優さんだったのが芥川英司さん(現・鈴木綜馬さん)だったので、このCDは私にとってかなりお気に入りな一枚なんですよ。
芥川さんのビースト・・・超最高!!特に『愛せぬならば』のナンバーは胸にゾクゾク迫ってきます!実際に芥川ビースト観た時なんて、あまりの感動に涙が出たくらいですからね〜私。もう観られないかと思うと本当に残念…。もう観られないと言えば、ポット夫人の志村幸美さん…。私はついに一度も彼女の舞台を見ることが出来ませんでした(涙) CDで志村さんの夫人の歌声を聞くたびにもっと早く舞台を観に行くべきだったと思うのです…。
『ノートルダムの鐘』(1996年・映画サウンドトラック)
石丸幹ニ・村俊英・保坂知寿・光枝明彦・今井清隆・末次美紗緒
これは舞台ミュージカルではないのですが、劇団四季が日本語吹替えをした時のサウンドトラックなので迷わず購入しました。ディズニー映画なので歌も入っているので、ちょっとしたミュージカル気分を味わえます。
今は劇団四季を退団してしまった今井さん治田さんの歌声も聞けますよ〜♪でも、私が一番好きなナンバーが、カジモド演じる石丸さんの『僕の願い』スケールが大きく素晴らしいナンバーなので大好きです!村さんのフロローの歌声もドスが効いててグーなのですが、台詞版の日下さんあまりにも声質が違うのでその当たりがちょっと違和感感じるんですけどね(笑)それでも、なかなかイケてるサントラですよ!
『エビータ』(1997年)
野村玲子・芝清道・今井清隆・下村尊則・石橋ちさと
97年版から私は実際に観ていて、ぜひCD化してほしいと思っていたので、実現した時に早い段階で購入しました(笑) こちらは2枚組でナンバーに関してはほぼ完全版です。野村さんのたくましく透き通ったエビータがとても印象的ですね。チェの芝さん、CDでも素晴らしいですが舞台では更にハイテンションでなりきりロックしていて印象的でした。また再演してほしいなあ〜…ペロンの今井さんは退団してしまいましたがね(;_;)
ちなみに、マドンナのエビータも映画観に行きましたし、サントラも購入しました。マドンナもすごかったけど、バンデラスの色っぽいチェも大好きですね〜!
『エビータ』(1982年オリジナル東京キャスト)
久野綾希子・市村正親・光枝明彦・榎木孝明・山口祐一郎
82年版のエビータは音源など古いのですが、ナンバーはしっかりしています。特に久野さんのエビータは凛としていてけっこう好きです。でも、やっぱり一番印象深いのは市村さんのチェですねえ。世間を風刺している様がすごくよく伝わってきます。ジャケットの写真も若々しくてとてもステキなんですよ〜♪アンサンブルの中には榎木孝明さんのお名前もありますね!彼は一時期(数年間)劇団四季だったんですよ。意外って感じしますよね。ちなみに、祐一郎さんもアンサンブルです。歌声はぜんぜん分かりませんけど(^-^;;;;
『オペラ座の怪人』(1999年ロングラン10周年記念キャスト)
今井清隆・井料瑠美・柳瀬大輔・河合和代・秋本みな子・西島美子
10周年を記念に更に新しく今井さんバージョンのCDも発売。今はこちらの方が主流になり、祐一郎バージョンはおそらく今後あまり見なくなってしまうのではないでしょうか。
10周年記念が始まってからすぐに撮ったであろうCDなので、今井ファントムはまだちょっとこの中では未熟の感があります。というのも、実際の今井ファントムは赤坂公演後半の時に見違える様に素晴らしくなったからです。このときに録音していれば…と思っているのは私だけではないはずです(^-^;)たぶん…
『オペラ座の怪人』(1992年ロングランキャスト)
山口祐一郎・鈴木京子・石丸幹ニ・金井小夜子・秋本みな子
劇団四季の公演の中で一番好きな演目なのがこの『オペラ座の怪人』です。94年の日生劇場で初めて観て以来、すっかりトリコとなってしまいました。初期の感動を引きずって購入したのが祐一郎さんバージョンのCD。祐一郎さんが四季に在籍していたのを知りながら一度も観れなかった私にとってはかなり嬉しい2枚組です!やっぱり歌声が最高に素晴らしい〜!聴き応え抜群ですが、怪人の笑い声がちょっと気になる…んですよね(苦笑) ハーッハハハハっ文字にできちゃうような笑い声なんで(^-^;;;

ジャケ写真なし…
『オペラ座の怪人』(オリジナルキャスト)
市村正親・野村玲子・山口祐一郎・青山弥生・沢木順・北川潤
CDとしては既に廃盤となってしまった市村正親ファントムのCD(レコード)…。これは、私はCDとしては持っていないのですが、ある方のご好意で聞くことができました。新作のファントムCDもそれなりに素晴らしいのですが、なんといっても、市村さん鬼気迫る切ないファントムは群を抜いて絶品です!!録音としてあれだけ感動できるとは…なおさら市村ファントムを観なかったことが悔やまれます…くぅ〜〜!!
また、海外版もCDはないのですが、レンタルできまして聞きました。すごくファントムのキーが高いんですよ〜。そういった意味でも、市村さんが一番オリジナルに近いんだなあって実感。プリンスが市村さんを指名したのもすごく分かりますね〜。あ〜、本当にタイムマシンでもあったら観に行きたいっす〜
『李香蘭』(1992年)
野村玲子・芥川英司・保坂知寿・芝清道・志村幸美・佐川守正
今にして思えば、四季の会に入る決定的要因となった作品。初演盤のCDですが、現在もほぼ同じメンバーで上演していますね。このCDはほぼ完全版です。よって、大体全てのナンバーが入っている2枚組なので李香蘭のミュージカルを知るには素晴らしいCDだと思います。私も、観劇前にこのCDを買って予習しました(^-^)
なんといっても、芥川さんの杉本さんがすっごくお気に入りです〜!私にとって、永遠の杉本さんなんですよ〜(^-^) 芝さんは杉本よりも王林のほうがやっぱりいいんだよね〜…
『コーラスライン』(1990年)
飯野おさみ・菊池正・荒川務・加藤敬二・下村尊則・坂本里咲
ビールの宣伝で有名になった『ワン』のナンバーはこのミュージカルからきているんですよね♪CDで聞くこのナンバーは躍動感に溢れていてすごくいいですよ。
一番気に入っているのは加藤さんのリチーかなあ〜。ダンスと言えば加藤敬二!今は演出や振り付けで頑張っている加藤さんですが、コーラスラインでの加藤さんもすごく見てみたかったです。
『35steps−Singing&Dancing』(1988年)
市村正親・山口祐一郎・沢木順・芥川英司・保坂知寿・野村玲子
これは大変美味しい2枚組のCDでございます。今は劇団四季から退団した役者さんがテンコ盛り!だけではなく、幻のナンバーも数多く聞けます。市村さんのオペラ座の怪人が聞けないのだけが残念なんですけど…(^-^;) 祐一郎さんのジーザスは入ってますよ!しかも、『ゲッセマネ』が!私は祐一郎さんの好評版だったジーザスを観たことがなかったので、すごく嬉しかったです♪一番好きなナンバーは『アプローズ』保坂さんの圧倒的な歌唱力のこのナンバーは何度聞いても気持ちがいいです。再演してほしいなあ〜
『夢から覚めた夢』(1988年)
保坂知寿・伊東恵理・志村幸美・荒川務・光枝明彦・市村正親
ファミリーミュージカルですが、個人的に私はすごく好きな作品の一つです。特に、保坂さんのピコが最高に素晴らしい!ラストのナンバーはとても感動的です。市村さんは夢の配達人を演じているのですが、これがすごく温かい感じで…一度本当に生で観てみたかった〜。志村さんのお母さんもすごく感動的です。今も変わらないデビルの光枝さんはCDでもハイテンションですごく楽しいですよ。ただ、ナンバーのミュージックは現在バージョンの方が個人的には好きかなあ。アレンジ一つで雰囲気がけっこう違いますね。
『CATS』(1983年ロングランキャスト盤)
志村幸美・保坂知寿・服部良子・北川潤・加藤敬二・芥川英司
品川CATSを観た時に購入したCDです。このときのキャストが、このCDに数多く含まれていることに感動!服部さん加藤さんはずいぶん長い間キャッツに出演していたんですね〜。服部さんに至っては現在もCATS現役!また、クリスティーヌ登竜門と言われる(笑)シラバブには鈴木京子さんが入っています。京子さんもクリスティーヌになりましたし、私が観劇した時にシラバブだった村田恵理子さんもクリスティーヌになったんですよ〜。個人的には今は亡き志村さん現・鈴木綜馬さんである芥川さんのCATSも観てみたかったなあ〜。もうかなわないのが寂しい限りです。幻の豪華キャストな一枚だと思います♪
『ジーザスクライスト・スーパースター』
(1976年東京キャスト盤)

鹿賀丈史・寺田稔・久野秀子・市村正親・沢木順・滝田栄
この当時、私の年齢3歳…(笑)そう考えると、ものすごい歴史を感じるCDでございます。
私は3代目柳瀬ジーザスしか観たことがないのですが、初代鹿賀ジーザスさらにすごいパワーを感じます。マイクを持っていた時代だけあって、ロック感も相当です。観たかったなあ〜。
ただ、寺田さんのユダはかなり違和感を感じてしまいました…というか、初めて聞いたときはあまりの衝撃に笑いが…(^-^;; 音程よりもシャウトシャウト!ある意味、ものすごいです!市村さんの囁きヘロデなど、聞き所が多いお得な一枚ですね〜。でも、現在のバージョンのCDも作ってほしいと思うのは私だけでしょうか〜?