「ソング＆ダンス」 アンコール 　 四季劇場 -秋−

第１幕（アメリカ・四季オリジナルミュージカル構成）

生きているって素晴らしい 【ユタと不思議な仲間達】	野村玲子・秋本みな子・鈴木京子
アプローズ 【アプローズ】	女性ヴォーカル／全員
語り	野村玲子
ようこそ劇場へ【アプローズ】	石丸幹二（男性ヴォーカル）
Ｉ Hope Ｉ Get Ｉｔ 【コーラスライン】	ダンサー
Nothing 【コーラスライン】	鈴木京子
リチーのナンバー（モンタージュ） 【コーラスライン】	佐野正幸
One 【コーラスライン】	全員
語り	野村玲子
和太鼓演奏『鼓群』【西川啓光 作】	加藤敬二／他
黒桑組ダンスナンバー 【九郎衛門】	ダンス
ソウル・ギダユウ 【ユタと不思議な仲間たち】	村俊英／男性ヴォーカル
オープニング 【雪ん子】	ダンス
鐘の音の輪にのって 【ユタと不思議な仲間たち】
二人の世界 【夢から醒めた夢】	野村玲子／鈴木京子
あなたのために【夢から醒めた夢】	全員
Ｓｌａｐ that Bass 【クレイジー･フォー･ユー】	荒川務 ／全員
Someone ｔｏ Watch Over Me 【クレイジー･フォー･ユー】	秋本みな子
They Can'ｔ Take that Away from Me 【クレイジー･フォー･ユー】	加藤敬二
美女と野獣 【美女と野獣】	早水小夜子
Be Our Guest 【美女と野獣】	荒川務 ／全員

２幕 （ロイドウェバー ミュージカル）

パリの縁日 【アスペクツオブラブ】		佐野正幸 ・ 荒川務
Starlight Express 【スターライト・エキスプレス】		石丸幹二 ・ 村俊英
No Matter What 【ウィッスル・ダウン・ザ・ウィンド】		秋本みな子／女性ボーカル
ｌｅｔ's Have Lunch 【サンセット大通り】		ダンス
This Time Next Year 【サンセット大通り】		男性ボーカル
語り		野村玲子
As If We Never Said Good‐Bye 【サンセット大通り】		全員
ヴァリエーションズ（パガニーニ）【ソング＆ダンス】		加藤敬二／ダンサー
ラム・タム・タガー 【キャッツ】		荒川務
メモリー 【キャッツ】		早水小夜子／秋本みな子
オーバーチュア 【オペラ座の怪人】		ダンサー
All Ｉ Ask of You 【オペラ座の怪人】		石丸幹二 ／ 鈴木京子
The Music of the Night 【オペラ座の怪人】		村俊英
語り		野村玲子
金は出てゆく湯水のように 【エビータ】		佐野正幸
今宵は星空 【エビータ】		荒川務
ブエノスアイレス 【エビータ】		鈴木京子
語り		野村玲子
アルゼンチンよ泣かないで 【エビータ】		野村玲子／ほぼ全員
スーパースター 【ジーザスクライスト・スーパースター】		荒川務
When Children Rule the World 【ウィッスル・ダウン・ザ・ウィンド】		全員
アンコール…アプローズ

　８月24日（火）１階 ６列 ９番 18時30分開演

今年の初めに東京で初演し、各都市を回った後またまた東京に帰って来てくれました！相変わらずすごいすごいの連続でけっこう興奮しましたねえ。構成とかあまり変わってないのかなあ、と思いきや、かなり変更がありました。

大きく変わったのが第1幕。アメリカミュージカル一色だった初演に比べると、かなり四季オリジナルミュージカルのナンバーが増えてます。でも…けっこうウエストサイドのナンバーがお気に入りだった私はちょっとがっくり(^_^;) 四季のオリジナルミュージカルも素晴らしいんですけど、知らないナンバーが多いのが（苦笑）
それにしても、あの加藤敬二さんの和太鼓はすごかった！加藤さん、ダンスだけじゃなくてあんな大太鼓も叩けるんですねえ〜！突然舞台上にどど〜んと出てきたのにはビックリしましたが(^_^;)すごく迫力ありました。そのあとに続くソウルギダユウとか言うナンバー（全然知らない（爆））で村さんがまたドド〜〜〜ンという感じで歌い出したのがすごい臨場感あって（笑） たしかあの日、外はすごい雨が降ってて大きな雷とかが本当に落ちてたんですよ。そんな時に歌詞のなかで「大きな雷落っこちて〜♪」というシーンがありまして(^_^;)…まあなんと言いますか、実にタイムリーでございました（笑）
ウエストサイドが無くなってしまったのは残念でしたが、大好きな『夢から醒めた夢』のナンバーが追加されていたのは嬉しかったです！「二人の世界」とかすごい好きだったんですよ〜(^｡^) 野村玲子さんがちょっと辛そうだったのが気になりましたが、それでもとても感動的でよかったです。
そうそう、変わったといえば、語りの部分。今回語りを担当したのが野村玲子さんでした。それにしても野村さん…東京初演からずっとこれに出ずっぱり状態ですよねえ…。個人的に彼女の喉とかがとても心配です(^_^;) 彼女を語り部にしたことによっていくらか歌の負担は軽くなったのかもしれませんが…それでも時折苦しそうなのが気になりました。少し休ませてあげればいいのになあ〜なんて余計な心配をしてしまうのです。

２幕ではあまり変更点がなかったようですが、一つ笑えてしまったのが『オペラ座の怪人』のオープニングシーン。なんだかすごいアップテンポな音楽が流れてきたと思ったら、タキシードを着たダンサーたちがランプを持って右往左往してるんですよ（笑） 私は思わず「いったいこれからこのナンバーをどうしようというんだ〜」と混乱をきたしてしまいました(^_^;) が、その心配（？）もほんのわずかの間だけで(^_^;) すぐに静かなムードの「オールアイアスク〜」のナンバーに移行してました。それにしても、本当に笑えたなあ…あのオープニングは（笑） あれが怪人だったとしたら４〜５人はいたぞ(^_^;)
サンセット大通りのナンバーの前に以前も語りが入っていましたが、今回は志村幸美さんの親友だった野村玲子さんが語りに入っていたので、なんだかすごくしんみりしてしまいました。同じ役者仲間さんの言葉だとなんだか寂しさも一入って感じですね。志村さんが亡くなってもう１年…。それでも、サンセット大通りをいつか上演してほしいなと思う今日このごろです。

キャスト別感想
●荒川務さん、大活躍です！なんか「ラムタムタガー」なんて初演よりもアイドルしているし（笑）もうノリノリ！！特に印象深かったのがジーザスの「スーパースター」ですね。これずっと芝さんが歌ってきたんですけど、今回芝さんはジーザス本公演中。なので、スーパースターのナンバーが始まるときにシルエットで出てきた人物に私は本当に心の中で「だ〜れだ、あなたはだ〜れだ〜♪」と思わず歌ってしまいましたよ(^_^;) で、登場したのが荒川さんだったのですが、これがすごくはまってるんです！！すばらしい〜〜！ぜひ、荒川さんのユダも見てみたくなりました。

●村俊英さん、私は一言言いたい、「おつかれ様でした」と（笑） 歌声はもう絶品です！男性ボーカル陣のなかで一人だけオペラチックな声をしているので村さんの歌声はすぐ分かるんですよね。一番感動したのはやっぱりオペラ座の怪人のナンバー！いや〜懐かしかった〜(^_^) もう瞬き一つしないで見入ってしまいました！あの歌声に酔った人はかなり多いのではないでしょうか。もう一度観たかったなあ、村さんのファントム。と、歌の面では絶好調の村さんなのですが、ダンスとなると話はちょっと変わるようで（笑） かなりきつそうでした(^_^;) 顔にはもう眉間にしわが寄ってたし、カーテンコールでドドド〜っと出てくるのでさえも大変そうでした（笑） ホント、おつかれ様です、村さん(^_^;) でも、ベースを担当していたのはすごい！さすがは音楽の先生〜♪←ダンスの負担がこれで少しは減ったはずか（笑）

●佐野正幸さん、ついこの前まで子爵様だった彼が突然、「俺にボール回せ〜！ヒャ〜〜♪」と登場してきたときには申し訳ないのですが笑いが込み上げて来て仕方ありませんでした（笑） 芝さんのロック調ので耳慣れしてしまったため、どちらかというとクラシック系の佐野さんが「ヒャ〜！♪」とか叫ぶとなんだか笑えちゃうんですよねえ(^_^;) その後のシャウトとかもすごい気合いが入ってて（笑） 楽しませていただきました(^｡^) そういえば、エビータのナンバーでもけっこうシャウトしてたところを見ると、佐野さん、こういったナンバーをずっと歌いたかったのかもしれませんねえ。あ、エビータで佐野さんはチェにダブるキャストだったんだっけ…私は見損ねてしまった〜(^_^;)

●石丸幹二さん、彼のあんな楽しそうな表情を見たのは本当に久しぶりです。この舞台を一番楽しんでいたのはきっと石丸さんだったのではないでしょうか(^_^) もう見ているこっちまで嬉しくなってしまいました♪それに、髪型もすごい似合っててカッコイイ〜〜〜！一番印象的だったのがスターライトエキスプレスですねえ。冒頭の「スターライトエキスプレーーーーース！！！」のシャウトは最高に感動的でした〜(^｡^) それにしても石丸さん、あんなにパンチの聞いた歌声してたんですねえ。ちょっと意外。ダンスもすごい張り切ってるし、また次回も石丸さんで見たいです。

●野村玲子さん、上記にも書きましたが、語りに回ったとは言えやはり少々のどのお疲れが見え隠れして心配です。語りも結構疲れるんじゃないかなあ。でも、冒頭のオープニングナンバー…曲目はかわっても仁王立ち状態は変わらないんですね（笑） 最後に役者紹介するとき、なんだかすごいアニメチックな声でかわいかったです(^｡^)

●秋本みな子さん、オペラ座の怪人のメグメイクがすごい恐いという印象を持っていたので（苦笑） こんなに燐とした美しいお顔だと思いませんでした（爆） 歌もすごいパンチが効いてて巧いのでビックリしました。秋本さんのナンバーのシーンて何気にかなり多かったですね。

●早水小夜子さん、私はつい最近彼女が金井小夜子さんだった事実を知りました（爆）いつのまに改名を(^_^;) でもあの深みのある歌声は何度聞いてもいいですねえ〜。キャッツのメモリーなんか最高です！

●鈴木京子さん、相変わらず可愛いですねえ〜。私は特に彼女のNothingがすごい好きです！あのちょっと生意気っぽいところとか、それでいてキュートな部分もあったり(^｡^) ただ、私は当日下手側の席だったので歌詞の後半ずっと上手側で歌われていたのには参った(^_^;) 見えないんですもの〜〜〜。大好きなナンバーだっただけにちょっと残念でした。それにしても鈴木さん、強い喉してますねえ〜〜〜。ちっとも声質に衰えを感じさせませんっっ！友人と共に舌を巻いてしまいました(^_^;)

ダンサーで印象的なのはやっぱり加藤敬二さん！彼のダンスは本当に天才的です！！ずば抜けてます！！それに見ていて非常に気持ちがいい！！名古屋で足に怪我を負っていたことなど微塵も感じさせないダンス力はさすが！としか言いようがないですね。それから、猿岩石の有吉君にそっくり（？）な吉田潔さん。可愛い〜〜！この公演で私達はすっかり彼に注目するようになってしまいました(^｡^) あと、女性では坂田さんと滝沢さんがやっぱりすごい！ダイナミックでキレイな踊りをしますね。別の意味で注目してしまったのが朝比奈さんと西村さん。あのセクシーさはいったい…と、まるでオヤジの気分になって友人と共に注目してしまいました（爆）←いったい何を見てたんだ＞私達（爆）

やっぱり今回も素晴らしかった公演でした！もう一度いくので楽しみです！！