レ・ミゼラブルコンサート

 ゆにさんのレポート (松山&広島千穐楽 2004年12月)

地方在住であまり観劇できないのですが、昨年末は幸運にも近くで「レミコン」が見られるチャンスがあり行って参りました!しかも大好きなキャスト勢揃いで夢のような一時でした!今回見る前はそれほど期待していなかったのに、観劇後は大好きになった方もいて、観劇って面白いな〜と実感しました。これからも機会があれば続けていきたいですね!

山口バル…相変わらず、歌は良かったです!でも、ちょっと声がお疲れな感じもしましたが…
岡&今ジャベ…岡ジャベは、鋭い目つきで不気味なほど冷徹でしたね。歌はもう素晴らしいの一言!「自殺」のオクターブ上げは、ちょっと苦しそうだったかな…。今ジャベは、岡さんと比べると地味な印象があるのですが、深みのある演技と歌に魅了されました。細かい芝居が巧い!
マルシアファンテ…初見です。すごく良かったです!マルシアもまた小芝居が巧いですね。歌もシーンに合わせてしっとり歌ったり、激しく歌ったりしていて感動しました。
岡田&戸井マリ…岡田マリは、やっぱり歌がいいですね〜。包容力があってエポニーヌを優しく抱き寄せるシーンが良かったです。戸井マリは、表情が良かったです。歌い出しを間違えてしまったのですが、すぐ持ち直してホッ!
今&岡アンジョ…今アンジョは、熱かったです!アンジョのほうを先に見たのですが、今さんの芝居の巧さを実感した日でしたね。歌も素晴らしかったです!岡アンジョは、メイクのせいだと思うのですが、格好いいんだけど、なんか怪しげ?(笑)岡アンジョは、今アンジョと対照的にクールでした。
新妻エポ…前に見た時と比べて表現力が増しましたね。相変わらず歌の安定感は素晴らしく、目に涙を溜めて歌うシーンは感動的でした。
河野コゼ…歌はそれほど強くないけど、高音は綺麗で心地よい歌声でした。恋に目覚めたときの嬉しそうな表情が印象的でした。
駒田テナ…客席を走り回ったり、塩ちゃんの指揮棒を奪ったりとお疲れ様です!(笑)嘘泣きの演技に山口バルの目が笑っていたのが可笑しかったです。 2回見ましたが、それぞれ笑いどころが違って面白かったです。テナ仕様の濁声も好きです♪
瀬戸内テナ妻…会場を盛り上げるのが上手いですね!駒田テナとの掛け合いが可笑しくて…笑わせてくれましたよ!歌も迫力ありました。

 んのさんのレポート(梅コマ 2004年7月)

7月下旬、大阪で開催されたレミコンに行ってまいりました。観て聴いて歌って、思っていた以上に楽しかったです。レポートというにはおこがましいのですが、印象に残っているキャストを中心にご報告します♪
ステージにはキャストの皆さんが衣装をつけて椅子に座っていて、その後ろにオーケストラ、コーラス隊の方々といった並びでした。後方にスクリーンがあり静止した画像が映し出されたりカットされた部分が文章で語られたり、それぞれの独唱もリアルタイムに映っていました。スタンドマイクが7本くらいあり、出番がくると前に出て歌うという流れです。そういった構成だったので『プロローグ』からマリウスやコゼットが衣装を着てステージ上にいてコーラスもやっているという、コンサートならではの光景が広がっていました(笑)。
■7/25(日)マチネ・ソワレ■
石井一孝(バルジャン) 今拓哉(ジャベール) 本田美奈子(エポニーヌ) 岩崎宏美(ファンテーヌ)
泉見洋平(マリウス) 留守晃(アンジョルラス)
マチネ・・・剱持たまき(コゼット) 駒田一(テナルディエ) 瀬戸内美八(テナ妻)
ソワレ・・・河野由佳(コゼット) 三遊亭亜郎(テナルディエ) 峰さを理(テナ妻)
★石井バルジャン・・・石井さんはこの日だけのご出演。やっぱり熱かったです(笑)。『バルジャンの独白』ではド迫力な歌声で、圧倒されました。『彼を帰して』ではマイクに向かって歌っていますが、本公演みたいにマリウスが眠っているそばで歌っているように演じていたのが印象深いです。『エピローグ』は愛に満ちていて泣けました。。。

★今ジャベール・・・初見の今ジャベール。最初に思ったのは「きれいな顔だなぁ」でした(笑)。自殺シーンでの何ともいえない笑いが胸に響きました。石井バルとの対決は迫力ありました。 

★本田エポニーヌ・・・華奢な身体から放たれるパワフルな声量には圧倒されました。ソワレだったかな、『恵みの雨』の途中で声を出して笑ったんですよね。他のエポ役の方はやってなかったので、妙に印象に残っています。

★岩崎ファンテーヌ・・・やっぱり歌うまいですね〜。貫禄ありました。『夢やぶれて』ですでにウルウル状態でした。

★泉見マリウス・・・熱いマリウスでした(笑)。虹の空へ高〜く飛んで行ってましたね〜。ソワレの『カフェソング』での絶叫に近い声は感情が乗っていてよかったです。
 ■7/27(火)マチネ■
山口祐一郎(バルジャン) 今拓哉(ジャベール) 笹本玲奈(エポニーヌ) 井料瑠美(ファンテーヌ)
河野由佳(コゼット) 岡田浩暉(マリウス) 三遊亭亜郎(テナルディエ) 森公美子(テナ妻)
留守晃(アンジョルラス)
★山口バルジャン・・・とにかく聴いてみたかった山口バルジャン。さすがですね〜。最初は「淡々と歌ってるなぁ」という印象だったのですが、徐々に引き込まれていきました。『彼を帰して』では歌い終わった後の拍手が長かった(笑)。『エピローグ』では囁くというか神々しい素敵な声でウルウルしてしまいました。3階席で見ていたので分からなかったのですが、泣いていらっしゃったとか。全体を通して安定感のある歌声は圧巻でした。ちょっとしたお遊びもあり、テナ夫妻からコゼットを引き取る場面で、森テナ夫人の胸を触ろうと手を伸ばしていて(2回も!)、森さんにピシャッと手をはたかれてました。あれは絶対素に戻っていたと思います(笑)。

★森テナ妻・・・リトルコゼットが『あの雲の上に』を歌っている時、すぐ後ろに座っているのですが、ポケットからファンテーヌからの手紙を取り出し、亜郎テナとヒソヒソ話終えると、その手紙をクシャクシャにしてポケットにしまいます。そこからガラッとテナ妻モードに変わりました。座り方が横柄になり目もコゼットを睨んでいました。今までちょこんと座っていて(デーン!って感じではないんですよ 笑)コーラスもやっていて「森クミさん、かわいいな〜」なんて思っていたのに・・・。あのスイッチの入り方は「おっ!」と思いました。出てくるだけで客席がどよめいて存在感ありました!

★岡田マリウス・・・博多で観たときより、男度がアップしたマリウスに見えました。というのも、少し前に「恋するハニカミ」に出演していたのを見てめちゃめちゃ好感度アップしたので、かなり私情入りまくりで観ていたからかもしれません(爆)。声もよく伸びていて、ビブラートのかけ方も
私好みで「岡田くん、博多の時より歌うまくなってる!」と思いました(元々歌はお上手な方ですが・・・)。『プリュメ街』から『心は愛に溢れて』に移る時に、センターマイクで歌っていた岡田マリウスは一歩後ろに下がり黒いジャケットをピッと正してまた一歩前に戻り歌い始めます。多分泉見マリウスはやってなかったと思うので、これは岡田くんなりのマリウスを表現したのかなぁと感じました。それにしても、カッコいいマリウスになっていましたね〜(思いっきり贔屓目ですな 笑)。『カフェソング』で顔をくしゃくしゃにして歌っていたのがとても印象的でした。

★この日のカーテンコール・・・山口さんが楽ということで(?)回数多かったです。3回目か4回目の時だったか、最初に同じく楽の留守アンジョがセンターへ。次に上手の端にいた山口さんに「真ん中へどうぞ〜」と出演者の方々が手招いているのですが、行こうとしません。すると照れくさかったのか、隣にいたこの日が初日の岡田くんをセンターへ押しやってました。この時の岡田くん「えっ!僕ですか?!」みたいな仕草が笑えました。笑顔で客席から拍手をいただいておりました。結局なかなかセンターへ行かない山口さんを、亜郎さんと岡田くんが無理やり(?)引っ張りだし、その勢いに乗ってステージぎりぎりまで出てきてくれました。もう割れんばかりの拍手ですごかったですね〜。それにファンの方々も熱かった(^^♪
 ■7/27(火)ソワレ■
別所哲也(バルジャン) 今拓哉(ジャベール) 笹本玲奈(エポニーヌ) 井料瑠美(ファンテーヌ)
剱持たまき(コゼット) 岡田浩暉(マリウス) 駒田一(テナルディエ) 森公美子(テナ妻)
坂元健児(アンジョルラス)
★別所バルジャン・・・博多で最初に別所バルジャンを観た時に思ったことを、また思ってしまいました。「ほんとに別所さん?!」と。上手く言えませんが、少なくとも目の前のバルジャンから「別所哲也」は感じらませんでした。それだけバルジャンになりきっていたということなのかな?それとも私情入りまくり?(笑)。『囚人の歌』で上手の一番センター寄りに座っているのですが、自分の番が近づくと、ヨロヨロしながらセンターマイクに近寄っていきました。(石井バル、山口バルの時は、気が付いたらマイクの前にいたので(笑)どうだったか分からないんですけど)。この姿を見た途端、いい意味で寒気がしました。歌も思っていた以上に迫力ありましたし(音響の効果もあったのか?爆)、改心前も後も心優しい人間味溢れるバルジャンを感じました。演技派の別所さんが作り上げたバルジャン・・・大好きです(^o^)

★駒田テナルディエ&森テナ妻・・・2人が登場するだけで笑いが起こってしまうという(笑)、ほんとに存在感ありました。宿屋のシーンで駒田テナは歌い始める前にステージ手前まで出てきて「ようこそいらっしゃいませ」みたいな事を言い深々とお辞儀をしてました。それから客席を「まいど、まいど!」と言いながら走り回ったりしておおいに盛り上がりました。駒田テナのちょっとしゃがれた声が悪党っぷりを表現していてハマってるな〜と感じました。

★坂元アンジョルラス・・・迫力ある歌声は、ほんとに聴いていて気持ちよかったです。客席を向いての「撃てーー!!」は印象的でした。あえて言うとするなら、もう少し演技してもよかったかなぁと(^_^;)。コンサートだからいいんですけどね〜。マリウスとコゼットの結婚式では給仕として登場し、ノリノリでこざいました。森テナ妻とぶつかったはずみでバク転まで披露してくれて盛り上がりました!あの身のこなしはさすがですね〜。

★My楽の『ワン・デイ・モア』だったのに・・・
私の楽日だったこの回が、今まで観た中で一番スピーカーに近い席でした(といってもサブセンターでしたが)。結構大音響で迫力あって聴き応えありました。しかしそれがよかったのか悪かったのか・・・。この曲の中でバルジャンやジャベール他がそれぞれの台詞を歌っているところがありますよね。はっきり言って何を歌っているのか分からなかったのです、大音響すぎて(爆)。私にはただの雑音にしか聴こえなくて、「うるさい・・・」と思ってしまったほど。それぞれが明日に馳せるその時の思いを歌っていて、好きな場面の一つだっただけに「なんだかなぁ」という感じで、残念で仕方なかったです(T_T)。その後の♪明日にはわかる 神の御心が〜♪は、迫力あってよかったんですけどねぇ(^_^;)。


「コンサートなのにな・・・」と思いつつ4回も行ってしまったレミコンですが、物足りなさを感じながらも、これはこれで素晴らしかったです♪コンサートならではの演出(例えば学生達が死んでいく場面はアンジョから静かに後ろを向いたり、照明の使い方だったり)、お遊びもあり十分楽しめました。カーテンコールではスクリーンに『民衆の歌』の歌詞が出て、キャストの皆さんと一緒に大合唱〜♪♪もちろん手拍子しながら歌いましたよ!!あらためて「レミゼっていいなぁ、楽曲が素晴らしいなぁ」と思ったコンサートでした(^_^)v


リザベート (2004年3月〜12月)

 こじさんのトークショーレポート

■4/28(金)
行って来ましたよ〜!楽しかった!司会の方が・・三人で漫才のようですね(^^)と言われるぐらい面白かったです。私も舞い上がっていたので・・あまりきちんと覚えていないんです。ごめんなさい。
でも・・ところどころ報告しますね!5000人中の280人と聞いて・・びっくり!ひな壇に一路さんを挟んでおふたりのトート(^^) お三人とも・・きらきら光っているようにお綺麗でした。司会の方があまりミュージカルをあまりご存知ない方で・・内野さんにお歌のことで質問したら・・「皆さんもご存知のように・・最初は大変でした」と答えると・・場内爆笑(^^)・・祐一郎さんが小池先生の真似をして・・爆笑・・祐一郎さんがドクトル・・のところで衣裳を間違えて脱いでしまって・・一路さんがかなり焦ったこととか・・
帰りに私と友達は・・逆方向の電車に乗ってしまい・・帰宅がかなり遅くなってしまいました(;_;)

 ジリーさんのレポート

■4/22(木)
22日マチネ・山口トートのご報告させてください。
もう、今回は大感激して帰って参りました。本当によかった! \(^O^)/ いままで見た中で私的には一番好きな回になりました。
山口さんはとても丁寧に歌っていて、歌っている気持ちがびんびん伝わってくる感じでした。今回は詞の意味がとてもよくわかりました。どの曲のときにもじーんとしてしまいました。ダンスも頑張ってたし。私には”ダンス”と見えました(^^)v 一番すてき♪でした。(すみません、なんでも素敵にしか見えないので) もちろん、『最後のダンス』、迫力ものびもばっちり、でした。すっかりその世界に浸ってまいりました。
今回、特筆すべきは初の浦井さん。とてもよかったんです! 感情がこもっていて、繊細な皇太子、という感じでした。特に『ママは僕を見捨てるんだね』のせりふでは思わず涙をさそわれました。ダンスもきまってるし、ファンになりました。
トート閣下とルドルフのシーンも相手役によって随分、違うのですね。マイヤーリンクの祐トートは、パクさんのときよりもあっさりしてました。頭ぶんぶんっ、もなかったし。どちらかというと大事に扱ってる印象を受けたのは私だけでしょうか?綜馬さん皇帝とのシーンでも、ルドルフの記事をクシュクシュとまるめて捨てましたが、パクさんのときにはそのまま本の間に挟む、と 結構細かいところで違ってるんですね。
てんこさんがおっしゃってたように、私も今回、ストーリーがど〜んと胸に迫ってきました。同じ内容のものを見ているはずなのに、これが舞台の面白さなのでしょうか。前回の気がかりを完全に払拭してきました。帰りはこの感動に浸っていたくて、電車に直行。口も目もぎゅーっと閉じたまま家路についたのでした。

 てんこさんのレポート

5/7(金)
内野トートの「エリザベート」、見てきました。と〜〜てもセクシーなトートでちょっとドギマギ(^^;) 山口さんがどちらかというと無機質なトートを演じていらしたように思ったので、その対比で更に人間臭さを感じてしまいました。立ち姿や動きが随分山口さんと違うのですね。 山口さんの時には感じなかったあの衣装の身体への張り付き具合(笑)が際だっていらして、身体の細さに脱帽です。 表情も豊かでした。
どちらがいい、悪いではなくて、お二人の解釈というか、表現の仕方に個性が出ていて面白かったです。私は内野さんのエリザベートに対する執ような愛情表現、好きです。 特にルドルフの自殺のあと、投げやりなエリザベートが「連れて行って」と懇願したのに、トートへの愛故に出た言葉ではないことにプライドが許さず突き放してしまう心理が、内野さんのトートの演じ方で私にはとても理解できる成り行きとなりました。
楽曲をとても気に入っておりまして、CDを購入いたしました。どちらのバージョンにしようか迷ったのですが、初演時のCDだったようなので(ライブ録音)山口さんにいたしました(^o^) 初演時の内野さん、ご本人も「大変でした」と仰っていらっしゃるお歌だったようなので・・・。 今回のものが出たら絶対内野バージョン買います!
2回の観劇で浦井ルドルフとパクルドルフ、両方見ることが出来ましたが浦井さんはちょっと声が華奢だったような・・・。


4/21(水)
今日、ようやく『エリザベート』を見て参りました。前回の公演を見ていないのでまるっきりの『初・エリザ』でございました。
すごっく良かったです!!(*^_^*) 私的には『レ・ミゼ』よりも音楽が、ストーリーが、胸に迫ってきました。トートが魅力的! ルキーニのキャラが好み! 一路さん美しすぎる! ダンスがカッコイイ!山口さんの回だったのですが、能面のような表情のトートが時々見せる感情にドキドキしました。えりこさんの感想を読んでいったのですが、正直言って観劇前の私にはよく分かりませんでした(^^;)。 戻ってきてからもう一度拝見しました。 納得です。 笑いどころ(?)も「そういえば・・・なぁ〜」と思いました。 でも、ルドルフへの『死の接吻』はそんなに「グイッ」っていう感じではなかったですよ(笑)トートダンサーズは時々キョンシーに見えましたが・・・。
とても色っぽく感じた山口トートでしたが、えりこさん曰く「内野トートは『死』そのもの」 その内野さんの公演チケットをゲットしてきてしまいました。山口さんを見てしまうとどうしても内野さん見てみたくて・・・。そして何よりも「エリザベート」というミュージカルに魅せられてしまいましたわ〜〜。ミュージカル初心者の私ですので、感想といってもこの程度ですが、この感動をどうしても聞いていただきたくて・・・。鳥肌が立ちました。 

 ジュンさんのレポート

3/14(日)
昨日、『エリザベート』2回目の観劇をしてきました。前回の公演は、初演・再演あわせて3回しか観ていないのですが、そんな私でも判るほど、大幅に変わってますね。私は、禅さんフランツをメインというか、それが目的で通う予定です。先週禅さんの初日に観た時は、やはり緊張されているのか、硬い感じがしたのですが、昨日はとてもやさしい、エリザベートへの愛に溢れる陛下でとっても良かったです。『悪夢』のシーンでは、ちょっとうるうるしてしまいました。
と、言うわけで、禅さんフランツ、私もオススメです!3回しか観たことはなくても、CDも聴いているし、フランツは綜馬さんのイメージが強かったので、実はちょっぴ不安もあったのですが、禅さんの歌声が吹き飛ばしてくれました。多分、ただのひいき目ではないと思います(笑)。

 こじさんのレポート

3/12(金)
昨日のマチネに禅さんフランツを観てきました。
私的感想ですが・・すっごく良かったです。もうマザコン皇太子でした。歌がお上手なのは「砂の戦士たち」で知っていましたが・・う〜ん!お上手でした!お目目が・・頼りないフランツを演じていました。お背も高いし・・シシイに求婚するときに笑ったお顔が・・禅さんでした(^^)。
浦井ルドルフ・・良かったです(^^)かわいいルドルフでダンスもとてもお上手でした。

 寿美子さんのレポート

3/10(水)
かなり演出が変わり、前回と比べてみると全体的にスピードUPされているためか、重厚さにはかけますが、聞かせてくれますね!!山口トートと2人のルドルフをメインに今回調整しました。それぞれに必死で頑張っているなあと思いまいsたが、パク・トンハさんはこれから期待できそうですね。ソフトな声で声量もありそうなので・・・
山口トーとはあまりにも余裕で、辛口で言うなら新鮮ではないけど、あれだけの「最後のダンス」と「闇が広がる」は素晴らしいです。


ファウスト 北九州公演 (2004年3月)

 のんのさんのレポート

3/31(水) 
北九州芸術劇場でワルプルギスの音楽劇『ファウスト』を観劇してまいりました。石井一孝さん目当てで観に行ったのですが、石井さんはもちろんのこと舞台全体を通してとても素晴らしかったです!
ゲーテ原作の超〜長い話を3時間にまとめた舞台で「予習した方がいいかな」と思いましたがそんな時間もなく、とりあえずパンフレットを買って、ざっとあらすじに目を通しての観劇となりました。

とにかく悪魔メフィストフェレスを演じた石井さんがとっても素敵でした。石井さん、この役めちゃめちゃハマリ役ですよ!カッコよかった〜〜♪♪恐ろしい雰囲気かなと思いきや、時にはお茶目だったり時にはセクシーだったり、やっぱり悪魔だなと思う言動はありましたが、人間味溢れる素敵な悪魔を演じてました。ミュージカルではないので歌は少なめでしたが(3曲くらいかな)、美声を聴かせてくれました。ちなみに心配していたファウスト役の筒井道隆くんの歌う場面は少なくてちょっと安心(おい!)。
あとキャストでよかったのが、篠原ともえちゃん!第一幕でファウストに誘惑されたために悲劇に見舞われるマルガレーテという娘の役を、かわいらしく、また狂気なシーンもすごい迫力で演じてました。(バラエティでのくねくねしたイメージがあったのですが、見事に裏切ってくれました!)
残念だったのがファウスト役の筒井君かな・・・。最初は老人で出てくるのですが、格好は年とってても声が若いままだったのが惜しかったですね。最初から最後まで同じトーンだったのが残念。ただファウスト最期の時にバタッ!と倒れるのですが、この倒れっぷりはお見事でした(笑)。

セットもシンプルで、壁が下手奥から斜めに出てきたり天井が下がってきたり、床には地下に下りる階段が舞台の前方と奥に設けてあったり、うまく使ってました。映像も使っていて、すごく象徴的で。(でも、あまり観てなかったり・・・)今回1階下手側で観たので少し見えにくい所もあったんですよね。位置を変えて観たら、違う空間・雰囲気を楽しめるのではと思いました。

この日は千秋楽でしたが特に何もなく(笑)、演出の白井晃さんが引っ張り出されてました。最後はスタオベになり盛り上がりましたよ!またもう一度観たいな〜と思わせてくれた、とてもいい舞台でした♪



・ミゼラブル 博多公演 (2004年1月)

 のんのさんのレポート

■1/9(金)
別所バル・内野ジャべ・岡田マリウス。必然的にこの3人に注目して観てしまいましたね〜。
別所バルジャンは、年をとってからの方がすごく惹きつけられました。別所さんの演技・歌が素晴らしくて、優しさや温かさ・苦悩をとても丁寧に演じられていたと思います。想像をはるかに超えていた別所さんの歌に、見事にやられてしまいました(笑)。
内野ジャベール。舞台に出てきた時に「ぎゃぁぁ!出たぁ!」と心の中で叫んでしまいました(笑)。声もよくとおっていて、上手いと思いましたよ。よかった所を挙げればキリがないのですが(笑)、クールな雰囲気がだんだんと壊れていく様は、観ていてせつなくなりましたね。
岡田マリウス。唯一、観ていて安心できる存在だったような気がしました。ほわっとした温かい感じが、岡田くんの表情や歌声に表れていたように思いましたね。


■1/16(金)
石井バル・岡ジャベで、観たいキャストのひとつでした。はっきりいってこのお二人と坂元アンジョの3人は、マイクいらないですね。声量がすごすぎる!その分、よく聴き取れましたけど(笑)。
岡さんのジャベール、かっこよかったです。冷徹な感じがよく出ていて、動きに無駄がないなぁと思いながら観てました。ソロで歌い上げるところと自殺のシーンは圧巻でしたね。2階席でしたので、舞台全体が見渡せてよかったです。

この日は石井さんが楽日でした。カーテンコールでは、岡さんと肩組んで出てきたり、岡さんと駒田さんと3人で前に出て「命!」のポーズしたりと盛り上がりました。(舞台の奥で石井さんに「命」のポーズを伝授している2人には笑えました!石井さん一人にやらせたかったみたいですが・・・)
バリケードのセットや照明の使い方に感心しつつ楽しめました。私的にいろいろ収穫があって、博多まで行ったかいがあったというものです。


 ゆにさんのレポート

バルジャン
今井さん、山口さん共に安心して聴くことが出来ました。二人ともCDで歌を聞き込んでいたので全く不安はなかったです。前日体調不良で休んでいたとは思えないくらい今井さんの歌は安定していました。今井さんはイメージ通りのバルジャンでした。
山口さんは、常に歌が進化しているという印象を受けました。「彼を帰して・・・」は徹子の部屋で聴いたのとは違い、よりバルジャンらしさが出ていたように思いました。何度も行くことが出来れば歌い方の違いも体感できるのに、それが出来ないのが残念です。


ジャベール
岡さんのジャベールは最高でした!苦労して博多まで来た甲斐がありました!念願の「自殺」のオクターブ上げも堪能できて大満足です♪やっぱり目つきが良かったですね。まさにジャベールという感じです!今さんは・・・岡さんと比べるとインパクトに欠けますが、素晴らしい出来だったと思います。座席が遠かったので表情まではわかりにくかったので、近くで見ればもっと印象が変わったかもしれません。

マリウス
岡田マリウス、良かったです♪包容力があって暖かみのある、理想のマリウスでした!歌は終始安定していて心地よかったです。
泉見マリウス・・・歌は終盤マリウスらしさが出ていたように思いましたが、演技力不足でしょうか・・・物足りなさを感じました。


アンジョルラス
私の理想のアンジョルラス像は岡さんなので・・・歌は断然坂元さん!ルックスと演技力で吉野さんといった感じでしょうか。なにしろ理想が岡さんだと背が・・・(^^;)坂元さん、ごめんなさい。でも歌は素晴らしかったです!

テナルディエ
駒田テナルディエが素晴らしかったです。登場した時から観客を引きつける素晴らしい演技力でした。歌もテナルディエらしさが出ていてとても良かったです。
三遊亭テナ・・・すみません。残念ながら感じるものがなかったです。


マダムテナルディエ
森クミさん、瀬戸内さん、どちらも良かったですけど、森クミさんのほうが大きな体を使っての体当たり演技でインパクト強かったです。

エポニーヌ
新妻さん、島田歌穂さんと声質や歌い方が似ていると思いました。とにかく歌は上手でした。演技力はまだまだこれからという感じでしょうか。演技力という点ではANZAさんの方が良かったと思います。

ファンテーヌ・コゼット
4人とも歌はそれなりに上手だと思いましたが、残念ながらあまり印象に残らなかったです。