9月10日 (水)
ミュージカル「T LOVE YOU -愛の果ては-」 アートスフィア

出演者: 川平慈英、戸井勝海、絵麻緒ゆう、堀内敬子 

あらすじ

4人の男女による、さまざまな愛の形の物語。

・プロローグ ・今夜は、ダメ ・かっこいい男とかわいい女 ・しゃべる男たちと聞いている振りをしている女たち ・涙を流すまぬけ ・ラザニア事件 ・今度は両親 ・満足度保障つき ・またすぐ電話するよ ・あまりの怖さに
・赤ちゃんの両親はどうなっちゃったの? ・セックスと既婚のカップル ・一緒にドライブしている家族 ・ウェイティング ・ローズ・リッツの初めてのお見合いビデオ ・お葬式はデートの場所 ・エピローグ

久しぶりのアートスフィア劇場でした〜!劇場でいえば3本の指に入るほど気に入っているところなので、行く前からけっこうウキウキ(笑)
今回の演目は内容も基礎知識もほとんど0のままでした(^-^; なにしろ、
久しぶりのジェイさんの芝居が見たいなぁってそれだけで購入してしまったもんで(笑) パンフレットを購入してはじめてどんなミュージカルなのか知ったのでした。オムニバス形式ということで…ひとつのストーリーが好きないつもの私であればちょっとガックシなところなのですが、この日はちょっと違うテンションに♪その理由は… 劇場入りする前、天王洲でお昼するところを探していたところ、偶然ジャージ姿でトイレに向かうジェイさんと遭遇しちゃったのです(笑) そのとき、ジェイさんはこっちみて人懐っこさそうな笑顔を見せてくれたんですよ〜!あまりにも突然の出来事で固まってしまった私(笑) ジェイさん本当にいい人だなぁと感動したのはそれからかなりたった後だったのですが(^-^; そんな出来事があったおかげで、開演前から妙にテンション高かった私なのでした(笑)
ちなみに、この日は先日『天翔ける風に』で熱演していたタータンこと香寿たつきさんが観劇にいらっしゃってました。目の前をす〜っと横切られたとき、あ゛!とまた固まってしまいました(笑)

さて、それぞれのお話ですが・・・想像していたよりもすごく面白かったです(^-^) 登場人物は4人だけなのですが皆さん演技力も歌唱力もあるので、それぞれの話が
マンガを読んでいるようで楽しめました。衣装も場面場面によって全部違うんですよねぇ!これは本当にびっくりでした!戸井さんは大汗かきながらの熱演(笑)、絵麻緒さんは可愛さの演技も魅力的堀内さんは今までの清楚なイメージを覆すような熱演振りと、いろんな顔が見れて面白かったのですが、やはり一番魅力的だったのがジェイさん。観劇前に目が合ったからというだけではなく(笑)、本当にどのキャラクターも楽しくて目が離せない!いや〜・・・さすがだなぁって思っちゃいましたねぇ。
特に印象的だったのが1幕のエピソード
『涙を流すまぬけ』。この話はある1組のカップルが映画館へ行くのですが、彼氏のほうは彼女の選んだ作品に不満で、見ている間も内心馬鹿にし続けているのですが…いつの間にか自分もその映画に感動してしまって最後には彼女以上に感情を爆発させて大泣きしてしまうという、なんとも本当に情けないもの。彼女は絵麻緒さん、彼氏をジェイさんが演じたのですが、このときのジェイさんがすっごく可愛かった!「泣くもんかっ・・・泣いてたまるかっ!」ってやせ我慢しつつもついに爆発してしまうという演技が最高でした!もうポップコーンを舞台いっぱいにばら撒いちゃって泣き崩れちゃってるんですよ〜(笑) 実際にあんな人がいたら絶対引いちゃうけどジェイさんなら可愛くて許せちゃうかも!?
可愛いだけかと思いきや、1幕ラストでは超凶暴な終身刑で服役中の囚人に(^-^; このときの顔が
めちゃ怖いんですよ(笑)←いや、笑っちゃうような怖い顔でね(^-^; 戸井さんや堀内さんを脅す姿も笑っちゃうほどの大迫力で(笑) 脅されてる二人は半ば本当に怖がってたりして…(^-^;; でもこの話、戸井さんと堀内さんがジェイさんの囚人に脅されるまま流されて結婚しちゃうんですよね(苦笑) 現実ではとてもありえない話なのですが、そのバカらしさがなぜか笑えてしまうのです。

この作品はオフブロードウェイ発ということで、それぞれのエピソードはかなり
アメリカ色が強かったように思いました。特に、エピソードのほとんどといっていいほどセックスネタが入ってました(爆) それがすごく顕著に出てたのが『満足度保障つき』『セックスと既婚のカップル』の2エピソード。前者はかなり生々しく(爆)それでいてアメリカンジョークで最後落とすというもの(^-^; 後者では絵麻緒さんが「すごい格好」で誘惑(爆) 彼女、退団して初めての舞台作品だつたんですよねぇ・・・ファンへの刺激が強かったのでは!?と思わず心配してしまったくらいです(笑) 
こういったネタを日本で公演するのはある意味勇気がいることだと思いますが、それを厭らしくなくジョークとしてちゃんと成り立っていたので流石だなぁと思いました。この作品の魅力ってこういうところにもあるのかもしれません。ただ、もしかして苦手な人は苦手だったかも・・・!?
エ?私? 
私は十分楽しんでました(爆) 色んなジェイさんが楽しめただけでも幸せ(^-^) 次に目が合ったときは固まらずに一声かけてみたいなぁ♪

ちなみに、舞台であんなハイテンションの演技を魅せてくれていたジェイさんが・・・その日の夜(たしかソワレもあったはず…)
某テレビ局のニュース番組サッカーコーナーに出演していたのには驚いた(笑) 舞台であんなにはじけていたのに、サッカーコーナーでもあそこまでテンションを持っていけるとは・・・本当にエンターテイメントなジェイさんに感動させられっぱなしなのでした〜