1月8日 (水)
ミュージカル「ジキル&ハイド」 日生劇場

出演者: 鹿賀丈史、マルシア、池田成志、知念里奈、浜畑賢吉、石川禅、林アキラほか

あらすじ

医師ジキルは、精神病に入院している父を救うため理事会で人間の善と悪を分離するという新薬を紹介。人体実験を提案するがジキルの話を聞くまでもなく理事たちは反対したためこの話は暗礁に乗り上げる。ある夜ジキルは、親友であるアターソンに誘われて娼婦小屋へ足を運ぶ。そこで妖艶なルーシーと出会い、実験に関するある啓示を受けた。一方ルーシーはこの晩のことが忘れられず、ジキルを慕うように。
 ジキルは、自ら新薬を服用した実験を始めるが、そのことで内面の悪の人格ハイドを目覚めさせてしまう。ジキルに恋するルーシーを痛めつけ、理事会の面々を次々に殺害するハイド。なんとかハイドの影を払いたいジキルであったが、そんなジキルに最大の不幸が訪れようとしていた・・・

初演で観た時、思った以上に感動したこのミュージカル。再演が決まったということで喜び勇んで観に行きました(笑) とにかくこのミュージカルは重厚なセットと楽曲が最高にいいんですよ!アンサンブルにも石川禅さんなど歌唱力のあるメンバーが揃っているので、大勢で歌うシーンなどは背中がゾクゾクするほど良かったです!!実際に歌うとなるとかなり難しそうな曲が揃っているのですが、不協和音を感じさせない皆さんの上手さは本当に感動ものでしたね〜。
鹿賀さんのジキルとハイドは初演以上に良くなっていたと思います。特にハイドになったときの鹿賀さんは前回よりも台詞が聞き取りやすくなり好感が持てました(^-^) ハイドとしての悪の迫力も失っていなかったし(ちょっとしたユーモアもあったし←新薬を飲むシーンや暗殺シーン 笑) 歌唱力も迫力があったしで私的にはかなり満足です♪
マルシアも前回以上に素晴らしい歌唱を披露してくれました!一人だけちょっと訛りのある日本語っていうのが今回もちょっと気になりましたが(苦笑)それでも、ジキルに対する恋愛感情の表現などは前回を上回るものでとても感動的でした。
今回の新キャストで一番期待したのが
池田成志さん!実は私、けっこうファンだったりするんですけど・・・いや〜めちゃめちゃカッコよかったです・・・池田さんのアターソン♪(←完全に私情入りまくってます 爆) 初演の段田さんのマネージャー的なアターソンも良かったけど、ジキルと対等な友達関係って雰囲気の池田さんの演技が絶妙で私的にはこっちの方がお気に入りですね〜。歌唱力は・・・ミュージカル初舞台だった割には・・・(笑)って感じでしたがそんなに気にならなかったです(^-^; やっぱり池田さんの演技力が良かったんだよね〜。そうそう、パンフのコメントに(他の人格はどんなのがいいかというものに対して)「ブッシュになって世界平和を実現させる」と語っていたのに私は妙に感動してしまった。実際、そうなったらいいのに・・・って本気で思ったりしたしね。
ちょっと残念だったのが
知念さんのエマかなぁ・・・。鹿賀さん演じるジキルの婚約者なんだけど・・・どう見ても親子にしか思えなかった(爆) 歌声的には初演の茂森さんよりも良かったんだけど雰囲気的にはやっぱりシットリしていた茂森さんの方が良かったなぁ。知念ちゃん、頑張ってたんだけど・・・どうも気の強い娘さんっていう風に映っちゃって(^-^;; エマってそう考えるとかなり難しい役柄なのかもしれないですけどね。

と、とにかく、ミュージカル「ジキル&ハイド」はとっても
ゾクゾクする素晴らしいミュージカルです!鹿賀さんもライフワークにしたいと仰っているようですし、またいつでもいいので再演してほしいと思います(^-^) ちなみに、日本語ハイライト版が帝国劇場で発売されているようです。もう少し貯金がたまったら・・・絶対買うぞ!まだ未体験の方もぜひ楽曲だけでもCDで聞いてみては如何でしょうか(^-^)